日本において美術品の評価は、任意団体による査定やオークション会社による落札価格等によって成されており、それが適正なものかどうかに不安を感じる一般消費者が多いと思われます。 そのことが流通市場の活性化を妨げ、ひいては次世代コレクターの成長を戸惑わせ、日本美術を国際舞台の冠たるものとすることを阻止しています。 当協会はこの様な状況に鑑み、美術品の公正・適正な価値を提示し、美術品の健全な市場を形成するための施策を総合的に考え、実行していくために設立されました。 多くの方々が安心して市場に参加できるよう、美術に対する正しい知識と情報を提供してゆきます。 また、日本美術の素晴らしさを国内外に周知していくことにより、国際市場における日本美術の地位を高めていく事業も進めていきたいと考えています。
現在は、派手な色彩の江戸美術に注目が集まり、室町水墨画壇の評価が下がってきています。当協会は、この室町美術を再評価し、さらに盛り上げる活動を行っています。雪舟を...