奈良県北葛城郡広陵町にある認知症高齢者グループホーム「グループホーム煌めき」を運営する「有限会社煌めき」です。 今年の4月からオーナーの事業承継があり、それを機に様々な取り組みを始めています。これまでコロナ対応等で閉ざされていた施設をオープンにし、施設内にいた利用者も職員付き添いで近所に散歩に出かけていただけるように整えました。また、転倒防止のために立ち歩きを制限されていた利用者も自由に歩いていただくように致しました。また、施設の前面道路が小学生の通学路になっているため、有志の入居者様が小学生の見送り活動に参加していただき地域との交流も持っています。 そのためには職員の体制も大切ですので、労働法を遵守した形での勤務スタイルに変更し、1分単位での残業代の支払いの実施や所定休日数の増加など労働環境の見直しを行うことでスタッフのワークライフバランスや心身の疲労解消にも資することができました。 これらの結果、車椅子に乗って入居された入居者様が自立歩行をすることができるようになったり、それまで塞ぎ込んでいた入居者様に笑顔と滑舌が戻るなど入居者様のADLの向上にも繋がりました。 これまでにない、自由闊達で入居者も職員も自分らしくいられる楽しい場を作るため、様々な取り組みも計画しております。職人を呼んでの寿司パーティや全員で公園へお出かけなど、取り組みたい事はたくさんあります。 しかし、残念ながら当施設には入居者が少ない状態から事業承継を受けたため、収支バランスが全く取れておりません。新しい入居者様も少しずつ入居されてはいるものの、空室が目立つ状態が続いております。 このままでは、入居者様ファーストで職員もやりがいを持って働ける新しい福祉の姿を完成させる前に資金ショートを起こしてしまいます。入居者様の楽しみと職員の働きがいの両立というゴールのない挑戦のため、皆様の厚いご支援をよろしくお願い申し上げます。
「スケジュールで『管理』される毎日を送りたくない」。そのような思いで、奈良・北葛城の地でグループホーム煌めきを運営しています。認知症の「なりたくないもの」「怖い...