地域の自然環境を守り、子供から豊齢者まで、明るく 楽しい交流を目指して開設した市民農園「四十万みんな の畑」は現在116区画(2021年9月現在)で約160家族、 2団体が利用するまでになりました。 かつて四十万地区には、日本最初のたけのこの缶詰め 工場がありました。今でもとてもおいしいタケノコが採 れるのですが、高齢化と後継者不足で、竹林の手入れが できず、荒れてしまい、十分に地域の資源として生かさ れていない状態です。 「みんなの畑の会」は、所有者の方だけでは難しくな った竹林を整備し、不要竹の資源化などの研究を通じて 、地域の新たな産業創出を目指しています。 また、イノシシや熊などによる被害を減らすため、山に 棲む動物と人間との棲み分けを目標に、緩衝帯作りとそ のシステム造りの研究も進めております。 担い手不足の地権者の代わりに、竹林のオーナー制度 やキノコのホダ木オーナー制度なども提唱し、20年後に は桜や紅葉などの樹木、鳥・昆虫など自然と親しみなが ら、安全安心に散策できる環境を子供たちに繋ぐことを 目標に活動していますが、この環境整備活動は、継続さ れなければ意味がありません。 そのためには、地権者と 行政と一般市民が三位一体とならなければなりません。 この活動が四十万地区に限らず、金沢、石川県、全国に 拡がる活動として次世代に託して参りたいと考えており ます。
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