大学入学後すぐに、父親が経営していたコンピューター部品のハードウエアベンチャー企業を手伝い始め、製品開発のノウハウを学びました。その後、25歳で独立しウェブシステムとハードウエアを開発する会社を起業し、そこで事業の難しさを勉強しました(その会社は5年後に清算)。 その後、製品製品開発についてもっと勉強したいと思い、多摩美術大学に入学し工業デザインにて1からデザインを勉強し直した後、大手医療機器メーカーに入社して、工業デザイナーとしてキャリアを積みました。 3.11があった年に青年海外協力隊に応募して合格、35歳からフィリピンの貿易産業省でデザインディレクターとして働き始めたのが、フィリピンと縁ができるキッカケでした。 青年海外協力隊では、フィリピン初のデジタルファブリケーションラボ(FabLab)の立上げプロジェクトと、大統領と貿易産業省の指示を受けた、このデジタルラボの国内拡大のお手伝いをさせていただきました。またアジア広域におけるデジタルラボの仕事もさせていただき、これらの活動はグッドデザイン賞もいただきました。 青年海外協力隊でのフィリピン滞在から帰国した後、慶應義塾大学大学院に進学すると同時に、3D義足の開発をはじめました。慶應義塾大学は2017年に修了し、この時に最優秀修士論文に送られる相磯賞を受賞しています。 その後、2018年にインスタリムを創業し、2019年にフィリピン事業所のオープンに漕ぎ着けました。今はフィリピンと日本を行ったりきたりしながら、3Dプリント義足事業の拡大に邁進する日々です。
世界で初めての、フル3Dプリントの超格安の義足(従来の1/10の4万円)を実現させ、これまで購入できなかった途上国(フィリピン)の障がい者さんに義足を提供してい...