▼佐藤亜都とは
こんにちは、ファッションウェブマガジン「ROBE」編集長の佐藤亜都(さとうあづ)と申します。なぜパリに行きたいのかを説明する前に、まずはわたしが何者か、簡単にご挨拶させてください。
「アジアの都のように美しく育って欲しい」そんな立派な思いが込められた亜都という名を持って生まれたのが今から24年前、1992年の冬でした。小さい頃から自分で着る服は自分で選ばないと気が済まなかった、根っからの服好きです。幼少期はナルミヤブランドまっしぐら、109から古着、赤文字系など様々なファッションスタイルを経て今はもっぱら日本の若手デザイナーさんの服が大好き。
現在はファッションウェブメディア「ROBE」の編集長をしています。企画立案、執筆、カメラマン、SNS運営などを担当。そうです、一人しかいないので必然的に編集長になるわけです。ジャンルに捉われずファッションを自由に楽しむ女性を応援するべく、「越境レディ」をコンセプトに活動しています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
ファッション好きではない人でも一度は耳にしたことがある「パリコレ」
身近じゃないけど馴染みのある「パリコレ」を題材にファッショントレンドが生まれる現場を伝えることで、ファッションに興味がない人でも「ファッションって面白い!」と感じてもらいたい。もっとたくさんの人とファッションを通して感じる高揚感やときめきを共有したい。そして服を買って欲しい!
▼プロジェクトをやろうと思った理由
始まりは2012年9月。フランス語なんて全くわからないまま身一つで飛び出したひとりの女子大生がファッション界最高峰の舞台と出会ったのは、今から4年前のこと。亜都という名前をいただいたのにもかかわらず憧れたのは西洋の花の都、パリでした。
フランスに住むなら留学しかないと決め込み語学留学のためまず向かったのはフランス・リヨン。ハイファッション、コレクションブランドに興味を持ち始めたのが留学直前で「パリコレは半年に一度行われるらしい」くらいしか知らなかったものの、せっかくその時期にフランスにいるなら会場だけでも見てみようと週末パリに上京したのが全ての始まりでした。
目の前で繰り広げられるストリートスナップ合戦、雑誌でしか見たことのなかったファッションアイコンやセレブ達の行列、そんな服日常で着るんですか!というファッションをした人々、それらが合わさって発するファッションのエネルギーに圧倒され魅了され、それ以来「パリコレ追っかけ」が趣味になってしまいました。
Photo by Kisshomaru Shimamura
実際にどんなことをやっているのかというと、会場前でスナップをとるのがメイン。学生の時はショーに入れてもらって勉強させてもらったり、バックステージのお手伝いをさせてもらったり、思いもよらない経験をさせていただきました。
▼パリコレ追っかけの歩み
留学中に2シーズン、帰国してからはバイトで渡航費を稼ぎ半年に一度渡仏。行くたび行くたびに写真の腕がアップしていくのがわかります。
2012年9月(留学初期)
デビュー戦。とりあえず会場まで行こうという軽い気持ちから始まったのに、どっぷりパリコレの世界にはまってしまった初回。KENZOのショーを見ることができて泣いた。
2013年3月(留学中盤)
パリコレの前にロンドン、ミラノコレクションも回ってみる。ロンドンでは宿に恵まれず誕生日なのに2日間床で寝ることに。ここでストリートスナップの師匠と出会う。
2014年3月(就活最終面接直前)
ネタになるんじゃない?という言い訳で就活からの逃避トリップ。「全身日本のブランドを着て勝手にPR隊になる」という自惚れた発想で総額30万円かけて9日間分のコーディネートを新作で揃える。イタリア版VOGUE、The Sartorialistなどにスナップされる。その時の思い出のmameの青いバッグの話はこちら。
↑これが佐藤です。耳につけているのはダイオウグソクムシではありません。
2014年9月(卒業式翌日)
そろそろ半年に一度行かないと気が済まない中毒に。人より半年多く通った都の西北を飛び立った翌日、4度目のパリコレへ。トランジットで死にかける。ここから一眼レフを手に入れ画質がぐんと上がる。
2015年3月(就職直前)
就職したらもう行けないから...との思いで渡仏。当時携わっていた団体READY TO FASHIONの宣伝にもなるのでは!と謎の自信を持つが、そこそこ痛い目にあう。つまり階段から落ちて一眼レフを故障&尾てい骨を骨折する。
2016年3月(ROBE自腹取材)
いろいろあって転職し、現職のROBE編集長に。ただ隅っこ部署なので取材費などおりるわけもなく、それでも多くの人に伝えられる環境を持てたのならばと自腹取材を決行。おばあちゃんマダムスナップがそこそこバズる。
そして2016年9月。服が好きすぎてパリコレに着ていく服を買っていたら、肝心の取材費を貯め忘れる...............本当に本当に反省しています。
▼写真の特徴
ご覧の通り、真正面でポーズを決めたスナップではなく、人の自然な表情、パリコレおもしろモーメント、トレンドの服や小物を狙い撃ちするのが得意です。ストリートスナップだとセレブや有名人など決められた人をとりがちですが、ファッションが大好きな女の子目線で切り取った「欲しい!」「これいけてる!」が詰まったファッションストリートスナップを撮る自信があります!
▼資金の使い道
ご支援いただいた分は
①渡航費 ②宿泊費
に使わせていただきます。トランジット大好き人間なので直航便なんて贅沢は言いません。以前ドーハで死にかけましたがトランジット大好きです。
もし余剰分ができれば、パリ近郊へ取材に行こうと考えているのでその交通費&リターンのお土産のボリュームアップに使わせていただきます!増えれば増えるほどお土産こんもり★
▼リターンについて
ファッション馬鹿、パリかぶれ、ライター、カメラ小僧としてできる全力のリターンがこちらです!全てに直筆メルシーレターをつけます!
¥3,000 \カメラマン佐藤/オリジナルポストカード3種
¥5,000 \佐藤セレクション/パリお土産セット(食べ物)
¥6,000 \佐藤セレクション/パリお土産セット(雑貨)
¥8,000 \カメラマン佐藤/オリジナルポストカード3種+\佐藤セレクション/パリお土産セット(食べ物or雑貨をお選び頂けます)
¥10,000 \マンツーマン佐藤/パリコレ報告お茶会
¥15,000 \マンツーマン佐藤/パリコレ報告お茶会(パリお土産セット付き)
¥18,000 \バイヤー佐藤/日本未上陸ブランドのトレンドアイテム1点(レディースのみ)
¥20,000 \ライター佐藤/ファッションの分野で記事1本執筆(グルメもいけます)
¥40,000 \カメラマン佐藤/パリ滞在で撮影した全データの提供
¥50,000 \カメラマン佐藤/パリ滞在で撮影した全データの提供+\マンツーマン佐藤/パリコレ報告お茶会
¥70,000 \カメラマン佐藤/パリ滞在で撮影した全データの提供+\ライター佐藤/ファッションの分野で記事1本執筆+\マンツーマン佐藤/パリコレ報告お茶会
¥100,000 \カメラマン佐藤/パリ滞在で撮影した全データの提供+\ライター佐藤/ファッションの分野で記事1本執筆+\マンツーマン佐藤/パリコレ報告お茶会+\佐藤セレクション/パリお土産セットMAX(食べ物&雑貨&レディーストレンドアイテム)
▼最後に
長々お読みいただきありがとうございました。お察しの通りパリへの熱、ファッションへの愛だけは胸を張って自信があると言えます。
服を身につける理由だとかブランドの哲学だとか、難しいことは言いません。わたしが生涯を通して伝えていきたいことは「ファッションって楽しいんだぜ!」ということ。日常に寄り添うものでもあるし、ラグジュアリーで手の届かない憧れの存在でもある。ファッションって、どちらの魅力も備えた究極の遊び道具なんです。
ROBEパリコレ取材記を通して、日常をほんの少し面白くするファッションとの向き合い方を発信していきますので、どうぞご支援よろしくお願いします!
佐藤亜都
最新の活動報告
もっと見る\\支援額分盗まれた//パリコレ最終日の悲劇
2017/08/15 22:01こんにちは。ROBE編集長のazuです。皆さんのご支援をいただきパリコレ取材に飛び立ってから間も無く1年。活動報告欄でしっかりとお伝えできずに申し訳ありませんでした。公式スケジュールの全9日間、総歩行距離100km越えの取材の成果は以下の記事、そしてタブロイド版ROBEとして形になっています!トレンド的には過ぎ去ったお話ですが、パリコレの会場外の臨場感を、ファッションが大好きな女子目線でお伝えしています。ぜひご一読下さいませm(_ _)mタブロイドについてはこちら→「ROBEタブロイドissue.0の話《水曜のケセラセラ》」 #ROBEパリコレ隊 の話《水曜のケセラセラ》http://robe.tokyo/2016/10/12/suiyou-pariscolle/ パリコレで目撃!今すぐ取り入れたい2016秋冬トレンドPart1.トレンドアイテム編http://robe.tokyo/2016/10/19/trend-paris-2016aw-1/ Part2.トレンドディテール編①http://robe.tokyo/2016/10/24/trend-paris-2016aw-2-1/ Part2.トレンドディテール編②http://robe.tokyo/2016/10/29/trend-paris-2016aw-2-2/ Part3.小物編http://robe.tokyo/2016/11/08/trend-paris-2016aw-3/ 【パリコレスナップ番外編】カメラ女子に釘付け!http://robe.tokyo/2016/11/04/paris-camera/ 「仁」が変えるパリの寿司。北海道からフランスへ、地産地消で挑む食文化の継承http://robe.tokyo/2016/11/18/jin-paris/ パリで行くべきランチ3選!変わり種系が熱い!http://robe.tokyo/2016/10/20/paris-lunch2/ パリスイーツ3選!エクレア、シュー、ショコラの変化球http://robe.tokyo/2016/10/04/paris-sweets2/ パリで行くべし!電源Wi-Fi完備のお仕事カフェ&隠れ家バーhttp://robe.tokyo/2016/10/07/paris-cafe/ 皆様のご支援・ご声援をいただき無事にパリコレ取材が終わりました!!! ( `・ω・´) ( `・ω・ ) ( ・ω・ ) ( ´・ω・`) ( ´;ω;`) と、言いたかったのですが。えぇ、なんせ物語は筋書き通りには行きません。生まれながらの悲劇のヒロイン体質。最後にそれは、起こったのです。 人は非凡を求める 誰も順風満帆の物語なんて面白いとは思ってくれないし、口では平凡が一番と言いながら、人間どこかで「狂った人生」を求めています。 狂った人生を送る当の本人も、途中でだんだん麻痺してくる。「私がこんなにうまくいくはずはない」「順調に終わっていいのか?」「面白い方向にいくべきでは?」という、内なる悪魔のささやき。 私はケータイ小説程度のちょっと数奇な人生を歩んできたので、悲劇のヒロイン側の道へ引っ張ってくる悪魔くんが胸の内に潜んでいます。今回のパリコレ取材も「何も起こるなよ」と「何かあるほうがおいしい」という感情がくるくる回っていました。精神的ダチョウ倶楽部現象と呼んでいます。 飛行機に乗り遅れることもなく、大雨に降られることもなく、階段で転んで尾てい骨を骨折することもなく、取材は順調に進んでいきました。 -------------- 最終日、フライトは22時。13日間頑張った自分へのご褒美ショッピングとリターン用ギフトの調達を終え、パッキングを済ませ綺麗にしてある5階の部屋へと戻る。大荷物を抱えながらゆっくり螺旋階段を登っていくと、廊下にはパラパラと木屑が落ちている。誰か引越しでもしたんだろうか。薄暗いアパルトマンの廊下に、注ぐはずのない光が上から少しだけ漏れている。おかしいな、今までこんなに明るいことはなかったのに。 「まさか」 安堵の涙は赤子ぶり その時一瞬で、何が起きたのかを理解した。踊り場に広がる木屑。バキバキに破られた扉。綺麗にしたはずの部屋は、赤ちゃんがおもちゃ箱をひっくり返したかのように私の荷物がそこらじゅうに散りばめられていた。 「空き巣だ」 まさかとは思った。パリにはもう何度も来ていて、一度も危ない目にあったことはない。もちろん戸締りはしていたし、部屋は中庭を抜けた奥の最上階に位置していたから、入ってくることはないだろうと安心しきっていた。 どうやら人間は危機的状況に陥ると逆に冷静になるようで、荒れ果てた部屋を見た私がまずしたことは「犯人が隠れていないかの確認」。これは元CAの叔母が出国前にたまたま教えてくれていたことで、クローゼットやベッドの下など、人が隠れていそうなところは開けてまず不審者がいないかを確認した。そのあと、現場写真を数枚おさえた。これがあるとないとじゃ、被害証明や保険の申請でいろいろ変わってきていたと思う。 ポケットというポケットを全てひっくり返され、衣服も化粧品も食料も全てがぐちゃぐちゃになっていた。それをとにかくスーツケースに押し込み、なぜか干してあった備え付けのタオルを丁寧にたたみ元の場所に戻し、すぐに部屋を出た。何が盗まれたのかすら確認できていないまま、空港までのバスで現地の知人に連絡を取り、フライトの時間が迫っていたので、被害届を出せないまま帰国。羽田空港で家族と会った瞬間、安心して号泣してしまった。安心の涙なんていつぶりだったんだろう。 結局、盗まれたのはMacBook Airとその付属品、一眼レフ、レンズ、プラチナ製の美顔器、買いたての香水。合わせてちょうど、クラウドファンディングの調達額くらいだろうか。 生まれて初めて「死ぬかもしれない」と感じた瞬間のことは、今でもフラッシュバックする。もし帰宅が数時間早かったら?もし犯人と出くわしていたら? ---------------- 破壊された扉の向こう側に 以上、急な小説タイムでした〜!どうした〜! 前回の投稿で、出国前の私はこう言っていました。 “さぁここからが私のお仕事。いかにポップに、ファニーに、真剣にファッションの楽しさを伝えられるか。13日間駆け回ってきます!” クソワロです。ポップでファニー?そりゃ空き巣にあって支援額全部吹っ飛んだら最強にファニーだわ。 ここで私がお伝えしなければならないのは、MacBook Airと一眼レフを盗まれるより、洋服5着盗まれたほうが被害額が大きかったということ。犯人ザマァwwwということです。MacBook Air 13inchはいつでも買えるけど、シーズンを逃したお洋服はもう買えないもんね!はーほんと服盗まれなくてよかった。 今回の件で学んだのは、保険には入っておこうねということです(入ってたのでセーフだった)。あと現場写真はおさえようねということ。あとデータは毎日クラウドにあげようねということ(これもセーフ)。ファッション的に感じたことはタブロイドに赤裸々に語っているので設置場所のどこかで見つけてくださいまし。 こうして悲劇のヒロインとして使命を全うしたわけですが、次の9月のパリコレも懲りずに行こうかなと悪巧み中。もしかしたらまたクラウドファンディングをするかもしれないし、新しく始まったCAMPFIREさんのフレンドファンディングなるサービス「polca」でやるかもしれないし、もっとファッション情報を濃ゆく厳選してお届けするためにROBEのファンクラブ作っちゃうおうかな、などと思っております(すべてCAMPFIREさんで完結!すごいね☆民主化)。 その際はまたご報告させてください。全てはファッション愛を貫くため! もっと見る
今日で最後!パッキング終わりません。
2016/09/24 11:34いつもご支援ありがとうございます!思い立ってから2日で始めたクラウドファンディング、とうとう残り数時間となりました。思いがけず多くの方からご支援いただき、最初は0円覚悟だったのですが、なんと20万円近くまで集まりました。思いもよらない結果に震えてます。さて、出発は明日の深夜。大好きなカタール航空(機体が綺麗、ご飯が美味しい)でトランジットかましてパリまで行ってまいります。今回は半年前に比べてROBEの媒体としての信頼度が上がったのか、幾つかのブランド様からショーのインビテーションをいただけそうで、学生時代の私にどうだ!っと自慢したいです。さぁここからが私のお仕事。いかにポップに、ファニーに、真剣にファッションの楽しさを伝えられるか。13日間駆け回ってきます!佐藤亜都 もっと見る
タブロイド版ROBE発行決定!リターンに追加しました⭐️
2016/09/21 17:33いつもご支援ありがとうございます!このたび、締切間近でリターンが追加になりました!!なんと!!!それは!!!!タブロイド版ROBE!!!!!!!! なんと今回、パリコレ取材の成果をタブロイドとして発行することになりました。ウェブメディアとしては紙媒体への試みはハードルが高いですが、いただいた機会を1000%活かせるよう、目からウロコ汗涙なタブロイドをお届けしたいと思います!リターンは以下です↓↓3000円*エディター佐藤*★パリコレ報告タブロイド 1部お届け11月開催予定のパリコレ座談会(仮)で配布予定のタブロイド版ROBEを一足お先にお届けいたします。6000円*エディター佐藤*★パリコレ報告タブロイド 1部お届け11月開催予定のパリコレ座談会(仮)で配布予定のタブロイド版ROBEを一足お先にお届けいたします。★パリのお土産セット渡航まであと4日!NYから始まったコレクションサーキットはLONDON、MILANと続きとうとうParisは目前です。やる気があふれて止まらない!!あ、そして11月にはパリコレ報告座談会も開催決定しましたので、また詳細ご報告させてください❤️誌面やウェブ記事には書けないあんなことやこんなこと、大人に怒られそうな小言まで、しゃべってしまうかもしれません。様々な年齢の登壇者をお呼びして、コレクションやストリートスナップ、ファッション業界のあれこれについておしゃべりできたらいいなと画策しております!それでは、引き続きよろしくお願いいたします!⭐️ もっと見る
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