「背負うたびに勝手に長さが変わるのが不満!」
「プラスチックのバックルが安っぽい!」
こういったストラップ部分のご不満も何度も目にしました。
店長的には、プラスチックでも金属でもどちらでも機能的には同じだよねと
考えていたのですが、実際にこのお声を目にしたときから、意識は変わりましたね。
そこで、勝手に長さが変わらないように、ストラップを厚めのものに変更。
長さの調整も楽に出来るよう、ストラップ先端を丸いループ状にして指を入れられるようにしました。
プラスチックのバックルも金属製に変えて、見た目と頑丈さをアップさせてみました。
この箇所は地味ですが、実はリュックを使う場合においてとても重要なのです。
背負うたびに長さが変わるとその都度、もとに戻す作業が必要になります。
何度も何度も繰り返していると、使いたい気持ちが消えていくんですね。
なので、コストアップになっても、厚みを増やして長さが変わりにくく改良してみました。
(背負う荷物の重さにもよりますが、通常の範囲なら問題なくご使用いただけます)
ストラップ先端がループ状になっているリュックは最近、よく見かけるようになりました。
店長と同じことをすでに考えて実行しているメーカーがいたんですね。
改良口金リュックの製造に取り組むようになって、リュックを観察する癖が身につきました。
店頭で飾られているリュックを触ってみて、細かな仕様を確かめたり、
街中で実際にリュックを使っている人がどんなモーションを取っているのかなど。
ひったくりかと怪しまれない程度にですけどね^^;
職業病ってヤツかもしれませんが、リュックをいろいろ観察するのは面白いですし刺激になりますね。
これからも観察を続けて、自分のプロダクトに反映させていこうと思います。