「マザーハウス」開所 患者家族の滞在施設
入院・通院中の子どもを支える人のため
病院に入院・通院する子どもを持つ患者家族らが宿泊・休憩できる滞在施設「マザーハウス」が24日、安曇野市豊科に開所する。
一般社団法人「笑顔の花」(代表理事・茅房栄美さん)が寄付やクラウドファンディングを活用し、民家を借り受けて開設。茅房さんは「友達の家に来る感じで来てほしい」と話している。
マザーハウスは木造平屋の一軒家。6畳と8畳の続き間とキッチン、浴室、ランドリ―スペースは共有スペース。4.5畳と5畳の2部屋を宿泊用に改装した。ほかの部屋には茅房さんが家族が暮らす。
長期滞在が必要な遠方の家族、産前産後の母親、休憩だけの利用も受け入れる。「お風呂で疲れを取り、部屋でしっかり横になって休んでもらいたい」と茅房さん。宿泊料は患者家族大人ひとり1500円(素泊まり)
茅房さんはかつて、先天性心疾患がある長女のため当時住んでいた豊丘村から県立こども病院(同市豊科)に長く通っていた。
付添ベットのつらさ、たまる疲労とストレスなど(母親の苦悩が分かるから)(茅房さん)と、同病院近くに宿泊施設を設ける準備をしていた。
「助け合いを求める人、関心のある人、サポートできる人、歩み寄ってくれる人!関わったみんなが元気になる『聖地』にしたいと言う。
開所に合わせて母親たち向け「フラワーソープ事業」をスタートさせる。せっけんで形作るアート「フラワーソープ」の技術習得、プロを養成する「日本フラワーソープ協会」(福岡市)とタイアップ。
在宅ワークで収入を得る方策を探っていく。24日に体験会。参加費2500円。午後の部に余裕がある。
問い合わせは茅房さん
080・4122・0817
信濃毎日新聞MGプレス 山田様
ありがとうございます。