2014/07/07 20:27
ちょんまげ隊・隊長のツンこと、ツノダヒロカズです!
ブラインドサッカーとアンセムプロジェクトに対する僕の想いを投稿させていただきます!

ちょっと長いですが、ぜひご覧下さい!!

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ブラジルサッカーとブラインドサッカー


今まで僕は障がいのある友人がおらず、駅で白い杖を持った人などがいても積極的に関わらないタイプでした。何も知らない者が生半可に手を出しては逆に迷惑だろうと勝手な解釈をしていました。ですが、東北が縁でブラインドサッカー日本代表キャプテン落合選手と知り合い、一緒に東北支援に行くようになり、色々な話をしたり、冗談を言い合ったりして、気づかされました。バリアフリーという言葉の「バリア」は彼らの側にあるのではない。僕ら側にあったんだと。

最近、少しではありますが障がい者サッカー普及のお手伝いもさせていただくようになり、その中で僕は、最高峰のテクニックを持つブラジルのブラインドサッカー選手を見る機会があり、プレーのすばらしさに感激しました。かすかな音だけで、パス交換し、トラップし、ドリブルし、シュートを決める。ブラインドサッカーを見る子どもたちの反応は素直です。「本当は見えてるんでしょ?」と。体験会でアイマスクをした子どもたちは、ドリブルはおろか、歩くこともままなりません。スポーツを通して垣根(バリア)を越える瞬間を僕は何度も見ています。

ブラインドサッカーは競技としても凄いです。特に代表戦は国と国の威信や世界大会への出場権がかかっているわけですから、試合は壮絶です。音のするボールにすばやく近づくので、人と人が無防備にぶつかります。インプレー中は応援の音も禁止なので、選手たちのぶつかり合う生々しい音が響き。飛ばされてしまう選手もいます。でも誰も文句一つ言わず、すくっと立ち上がって、プレーを続行します。ピッチに立つ選手全員が敵味方関係なく、勇者に見えます。僕には無理、お金をもらってもできません。

命がけでやってもアマチュアスポーツゆえ、給料は出ません。遠征費からユニフォームまで自己負担の部分が相当あります。日の丸を付けてるのに?と、かなりびっくりしたのを覚えています。

御存じのとおり、ブラインドサッカーは、目の見えない選手4人がフィールドプレイヤー。見える選手が2人、その1人はゴ-ルキーパー。もう1人はコーラーとして相手ゴールの裏で声を出し、シュートコースやタイミングを味方に指示します。障がいのある人とない人が一つのチームでプレーする、これも僕が大好きなところです。

どうですか?ガチな世界大会を見たくないですか?2016年にはリオデジャネイロでパラリンピックもあります。そこに出られるのか?日本の実力はどうなのか?

今年2014年11月アジアで初めての世界大会が東京で開催されます。もちろんセレソン(ブラジル代表)も来日して世界最高峰のテクニックが披露されることでしょう。ぜひ!お越しください。Road to Rio は始まっています!

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残り4日、アンセムプロジェクトへのご支援、引き続きよろしくお願いします!