今回は内装について。 当初、コンクリート打ちっぱなしの中に防音室が並んでるイメージで 質素にしようと思ってました。 本文にも書きましたが、より居心地のいいスタジオにするために内装にも力を入れていくことにしました。 ただ、費用的な問題で、そこまで予算を組んでいなかったので 業者に依頼せず自分で行う前提で進めていきました。 ほぼ材料費で済ませたので通常の半分ぐらいに抑えられたと思います。 写真多めになりますが簡単に紹介していきます。 まず最初に印象を大きく決定付ける壁と床! 素人なので貼り直しが出来るタイプの壁紙を購入し、何度か貼り直しながらやっていこうかと思ったのですが、助っ人に来てくれた友達が最高に上手かった(本当に助かりました) ぱっと見境目が見えないほどにキレイな仕上がり。 貼り終わった後の壁を見てやっぱ内装って大切だなと思い、色々な物を追加購入しました(笑) 左下に見えるのがタイルカーペット。これは敷き詰めるだけなので結構楽でした。隅にぴったりはまらない部分はカッターでカットするのですがこれは少し手間でした。 そして、お店のロゴもデザインしてもらい、入口の扉にロゴを入れます! 天井の照明も交換することにしました。 こればかりは資格が必要なので業者に依頼。 そして次は天井のペンキ塗り! これは地味に疲れました。。。 ずっと上を見ながら腕をあげるので首と腕が筋肉痛に。。。 部屋全体を養生したのでこの時が一番カオスな状態でした。 雰囲気に合ったソファも購入(待合室用) 途中の写真ですがパノラマでとりました。 照明も変っていい雰囲気!! 全体完成写真は防音室は入った後で!! それではまた!
報告が遅くなってしまいましたが、活動報告を更新していこうと思います。 やっと、ネットも繋がり、ほぼほぼ主要な工事も終えたので一安心。 少し時間を遡って書いていきたいと思います。 まずは物件探し。 川崎駅周辺での物件を探していたのですが、相場も何も知らないのでとにかく駅周辺を歩き回り土地勘を養いつつ、店舗募集の看板等を探し問い合わせをしていきました。ここで予想以上に店舗用の家賃って高いんだなぁと一気にプレッシャーが高まった覚えがあります(笑) 並行してネットでの検索でいくつか問い合わせをしてみたものの、ほとんどがすでに終了した物件でした。 不動産屋を訪ねたのはもう少経ってからでした。土地勘、相場を把握してからだけでなくあやふやな状態で相談しても話にならないのでモデルをある程度作ってからと考えていました。 というのも、徒歩何分?広さは?家賃は?それすらモデルが出来ていなかったので、相場に合わせた事業計画書を地道に作成していました。 始めは川崎駅から徒歩10分圏内での物件を探していました。(駅近2分等も含め) 10分近くになると大通りを越えたブロックになり駅近とは言い難い 周囲生活圏での集客も1つの方法かと思いますが、ターミナル駅の川崎駅を使わない手はないです。 電車を利用してスタジオを使用する方もかなり多くいらっしゃるというデータもあり、駅から徒歩圏内での立地を重視しました。 しかし、立地と家賃の関係は切っても切れません。 駅近くという条件で探せばそれなりに物件は出てきます。 スタジオ業は飲食店などとは違い利益率はあまり高くありません。 初期投資で設備をそろえればある程度ラーニングコストがかからないメリットはありますが。 家賃が一番のネックで、ある程度売り上げが無ければずっと赤字続きのリスクがあります。 それを言ったら他の業種もそうなんですが、音楽スタジオは認知されてから実際に足を運ぶまで時間がかかる傾向にあります。(飲食店だと、ちょっと入ってみようかなとその場で入店の可能性があります) 食材ロスのようなリスクはないので勿論一長一短かとは思いますが、とにかく固定費で一番かかるのが家賃であるため、駅前一等地!!!というわけにはいきませんでした。。。 そこで様々なスタジオの予約データを集め、平均的な稼働率を出し家賃にどこまでかけられるのかを算出しました。 そこで川崎駅付近での相場で徒歩4~7分圏内をメインに探すことにしました。 それでもまだ若干幅を持たせているのは広さと家賃の関係が残っているからです。 家賃が決まると今度は徒歩圏で広さが変ります(パズルみたいで楽しかったです) 駅が近くなれば狭く。遠くなれば広くと家賃を固定して考えているので当たり前といえば当たり前ですが、この広さは最大売り上げに大きく影響します。「場所貸し」なので広い方がより多くの部屋を作り貸せる為。 本来は事業計画の段階で、広さ(間取り)も完璧に決めたうえでそれに合った物件を探すと、他のスタジオオーナーさんにアドバイスを頂いたのですが、おおよそモデルが固まってきたので不動産屋に行って実際にこの条件でどれだけ絞られるか相談しに行くことにしました。 そして出来るだけ幅広く物件データを貰い、複数パターンの事業計画を作りました。(部屋の数や価格設定等) 不動産屋で結構な件数の物件があったので「条件もう少し絞ればすぐに決まりそうだな」と思っていたのですがここからが一番大変でした。 大家さんに音楽スタジオの許可がおりない これは想定外でした。ここまで詰めて決めにかかった物件がことごとくダメ。 重量物を建物に入れる事(建物が傷む)、音楽なので騒音問題のリスク等、そりゃあ大家さんもリスクとらないで他の業種が入るまで待ちますよーと不動産屋に言われてかなり絶望しました。 自分も条件が多いとは思ってました。が、ここまでとは。。。 (地味な条件で、複数エアコンの室外機を置けるってポイントもありました) それでも諦めず地域の全ての不動産を周り、店頭のテナント募集の張り紙チェックを欠かさず行い、前回の情報を元に、 ・マンション等に入れる前提で作られている防音室(荷重基準を考慮している) ・騒音問題は通常のバンドのようなスタジオではなくアコーステックで比較的音量は抑えられる事 等の物件相談シートを作成し、大家さんに詳細に伝わるよう改善。 様々な困難がありましたが、無事今の物件にたどり着きました。 快く許可を下さった大家さんに感謝です。