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ベトナムのスラムも日本の各地も、笑顔が増える! Anhさん来日プロジェクト

家も仕事も故郷も失った人々が寄せ合って暮らす、水上スラム。アンさんは日本のNGOと協力してエコたわしを編み始めた。10軒の女性が加わり、7年間で2,170個売れたが、暮らしは厳しい。夢の来日が実現してもっと売れれば、スラムに希望が広がり、日本人の暮らしももっとエコでヘルシーに。ご協力をお願いします!

現在の支援総額

310,000

103%

目標金額は300,000円

支援者数

23

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/09/15に募集を開始し、 23人の支援により 310,000円の資金を集め、 2016/10/16に募集を終了しました

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ベトナムのスラムも日本の各地も、笑顔が増える! Anhさん来日プロジェクト

現在の支援総額

310,000

103%達成

終了

目標金額300,000

支援者数23

このプロジェクトは、2016/09/15に募集を開始し、 23人の支援により 310,000円の資金を集め、 2016/10/16に募集を終了しました

家も仕事も故郷も失った人々が寄せ合って暮らす、水上スラム。アンさんは日本のNGOと協力してエコたわしを編み始めた。10軒の女性が加わり、7年間で2,170個売れたが、暮らしは厳しい。夢の来日が実現してもっと売れれば、スラムに希望が広がり、日本人の暮らしももっとエコでヘルシーに。ご協力をお願いします!

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*9/15に開始(公開)しました!
▼まずは今回の計画の概要です。

①実施期間:2016年10月19日(水)~11月1日(火)
②開催場所:大阪・京都・長野・東京・神奈川の5都府県
③主な活動:A) イベント、授業、チャリティーディナーで、講演とたわしの販売。B) 編み物の専門家・店・企業・財団等で、技術の習得や協力先の開拓。C) 国際ワークキャンプで、有機農業のボランティア活動と住民への活動紹介

④招待者:Nguyen Thi Anh(ベトナム人・31歳・女性。スラム地区「漁師村」の女性リーダー)。Tong Quang Nam(ベトナム人・28歳・男性。ベトナムのNGO、SJVの若手職員。通訳・補佐として同行)

⑤運営団体特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)SJV(Solidarity Jeunesse Vietnam) の共催

⑥予算:337,540円(主に2人の渡航費・滞在費。詳細は後述)。うち、30万円分のご支援を必要としております!

* NICEは1990年設立の国際ボランティアNGO。26年間に4,518回のワークキャンプ(環境・福祉・開発・教育等に取り組む、合宿型ボランティア活動)を行い、65,389人のボランティアと百万人超の住民が参加しました。

* 漁師村での活動の詳細は、以下もご参照下さい。

 ワークキャンプ紹介 紙芝居 

▼水上スラムとエコたわし

 ベトナムの首都ハノイ。そこには急速な経済発展ときらびやかな暮らしの影で、底辺にあえぐ人々がいます。

 親戚のDVから逃げ出した。一攫千金を狙って都市に出たが、失敗した。悪い人に騙され、お金と土地を無くした。そんな様々な事情で家も仕事も故郷も失った彼らが最後に行きつき、寄せ合って暮らすスラム「漁師村」が紅河のほとりにある(実際は漁はしないが、水上に住むのでそう呼ばれる)。夫が酒に溺れて働かなかったり、死別や失踪された女性も少なくない。女性達は近くの市場で捨てられた青果を拾って売り歩くが、1日1ドル位しか稼げないので、何とかその日食べていくのが精いっぱい。多くの子どもが学校に行けず、病気になっても医者にかかれない。

 現地のNGO・SJVは、2004年の発足からこの漁師村に日本・世界の国際ボランティアを集め、子ども達に無料で教育や昼食を提供したり、安全のために浄水器を作るなど、色々な形で彼らを応援してきました。

 2008年、私(開澤)は漁師村を訪ねた際、村長に手紙を渡されました。「Anhと申します。24歳です。私は6年前に息子を出産した時、病院にお金を払えなかったので、出生証明書をもらえませんでした。このままでは来年から小学校に通えません。どうか50ドルを下さい!」

 そこで、NICEが水環境保全のために世界中に広げていた「エコたわし」の編み方を彼女に教え、滞在中に25個を作ってもらって、1個2ドルで買い取りました。男の子は学校に通えることになり、その話を聞いた大学生の松岡さんが翌年、漁師村に通って多くの女性達に編み方を教え、「エコたわしアクション」が本格的に始まったのです。

 それから7年。NICEとSJVは22回のワークキャンプを行い、169人の日本人ボランティアがハノイの若者や漁師村の人達と屋根や床を直したり、畑や豚小屋を作ったりしながら、友情と連帯感を育んできました。子ども達も学校に通えるようになった。彼らが日本に持ち帰ったエコたわしは、2,170個も売れ、売上77万円の大部分が、女性達の生活資金とボートハウスの改修等に充てられ、自分で店を持つようになった女性もいます。

 が、生活はまだまだ厳しく、村長が医者にかかれず亡くなったり、質素な家で寒さに耐えられず火を焚いたため男の子とお婆ちゃんが焼け死ぬ等の痛ましい出来事も絶えません。現地ではもっと多くのたわしを作る生産力はあるが、日本での販売は祭りや職場で売る少人数の熱意・行動に頼るため不安定で数も限られ、数百個が在庫に残る。たわし販売は補助的な助けになってもそれだけで生活はできず、日常的な安定した仕事づくりが求められています。

 そんな漁師村での女性達の活動を束ねてきたAnhさんが熱望し続けてきたのが、日本への訪問なのです。

 

▼来日の目的と期待される成果

 今年3月、漁師村での聞き取り調査。「将来の夢」にAnhさんはこう答えました。「みんなが家を持つこと」「子どもが大学まで行けること」「日本へ行くこと」。

 自分だけでなく他の住民や子どものことを考え、そしてそれを実現させるために新しい力を生み出すであろう日本訪問への願い。それに加えて、今まで協力してくれた方々に会ってお礼を言いたい、そんな思いも年々強まってきました。

 来日が実現すると、以下の成果が期待できます!

① 漁師村の暮らしが、改善される新しい力を生み出す。

★ たわし販売の増加・安定化:年間平均110,000円(369個)を2年後から毎年22万円(733個)に倍増!

 各地で大勢の方々が彼女と直接会って話を聞き、交流・共感すれば、来日中に多くのたわしを売れるし、帰国後も周囲に勧める協力者・団体の裾野を広げられます。また、雑貨屋やエコショップ、イベント会社を訪ねて、安定して販売する場を5ヶ所つくります。更には、編み物の達人からより魅力的な編み方を習得し、帰国後他の女性に伝えてもらいます。

★ 漁師村の長期計画と協働を発展:2030年に目指す姿をまとめ、様々な協力プロジェクトを発案・肉付けする。

 主体は住民ですが、彼らだけでは出てこない発想や届かない資源もあります。そこで今回、Anhさんから住民の考えを聞いた上で、日本の協力者達からも意見・提案を出し、長期プランを一緒に創りあげます。それをAnhさんが帰国後に住民やSJVに伝え、修正・発展させながら協働していきます。

② 日本の社会・生活も、今よりもカラフルでヘルシーに。

 私達の漁師村での活動も、今回の来日計画も、「可哀想な貧しい人達を助ける」ものだと受け取られがちです。実際、彼女達の生活向上を応援することは事実ですし、そこに頂いた善意・協力はとても尊く貴重なものです。

 一方で私たちは決して綺麗事でなく、支援・被支援という立場だけに囚われず力を合わせて活動しております。他の国際協力、福祉、動植物等との活動でも共通しますが、同じ根っこから出た歪みが彼らの困難になり、自分達にも来るかもしれないし、彼らが持ち味を発揮できて住みやすい社会は自分達にとっても住みよい社会だからです。

 また日本側から彼女達に学ぶこと、彼女達との活動から得られるものは、以下のように沢山あります!

★ 環境保護:より多くの人達がエコたわしを使うことで、洗剤による水資源の汚濁を少しでも減らせます。

 ★ 国際理解:異なる文化や経済状況にいる人と交流することで、視野が広がり、自分達も見つめ直せます。

★ 市民参画:社会的なアクションに関わる人達が増えることで、「Active Citizenship」が一層広がります。

③ 日本とベトナム、世界の平和づくりにつながる。

 東日本大震災直後に、私はベトナムを訪問しました。イベントでは津波の映像を流しながら大勢の若者達が黙祷し、青少年組合では「7,000人の職員全員が、一日分の給料を被災地に寄付した」と話した初対面の部長が酔った勢いで肩を組み、「ベトナムと日本、俺とお前はずっと友達だ!」と感極まって絶叫しました。

 近年、異なる人達への不寛容な空気が日本にも世界にも広がりつつありますが、今回を通じて両国の人・団体同士がもっと盛んに交流・連携するようになれば、世界平和へ小さくても確実な一歩が生まれるでしょう。

▼来日のスケジュールと活動

* 各イベントの詳細は決まり次第、ここにアップします。

☆ ベトナムナイト:Anhさん手作りの軽食とコーヒーを味わいながら(料理教室も)、漁師村の状況やワークキャンプの紹介、質疑応答、長期プランの話し合い、たわし販売等。

☆ 国際ボランティア大賞:今年5年目になるコンテストで、10/22午後は京都で西日本予選、10/29夜は東京で東日本予選を行います。Anhさんは記念講演を行います。

☆ 秋合宿:国際ボランティア活動の経験者や興味のある人が集まり、ボランティアワークや体験談のシェア、交流会等を行います。今年はAnhさんのワークショップも行います。

☆ 国際ワークキャンプ:日本・世界中から集まったボランティアが里山整備や有機農業を行う10/17~30のプログラムに部分参加して汗を流し、講演も行います。詳細はこちら 

▼資金の使い道

 予算総額:337,540円(このうち30万円を皆様からのご支援、残りは講演会への参加費等で賄う予定です)。予算の内訳は、

a) 渡航費:194,180円(2名分の航空運賃、空港までの往復、パスポート取得、住民票取得の交通費、ビザ取得)
b) 国内交通費:63,760円(大阪→京都→長野→神奈川→東京。常に日本人1名が同行するため、3名分)
c) 食費:47,600円(朝300・昼夜各700×2名×14日間)
d) 宿泊・会場費:6,000円(合宿1,500円×2名×2泊。あとは受入家族とワークキャンプが無料で提供)
e) 通信・印刷費:26,000円(ビザ招待状等の郵送料3,000円×2名。各講演の資料印刷100円×10回×20名)

▼お金でのご支援に加えて、こんなご協力も頂ければ!
① 学校・店・企業への訪問受入や訪問先のご紹介

② ベトナムナイト、国際ボランティア大賞への参加

③ 新しい編み方を教えたり、アクリル毛糸を寄贈

④ メディアの方々による広報へのご協力や取材

⑤ 現地でのワークキャンプ(年4回。4-14日間)に参加

▼漁師村の現状をもう少し!

 今年3月に住民に行ったインタビューの結果抜粋です。

☆ 調査家庭:19軒(成人女性23名、成人男性20名、子ども22名の計65名。各軒1~8名で平均3.4名)

☆ 身分証明書(ID):18名(28%)が未だにない。

☆ 日収:村全員で70 USD(約7,700円)。成人1名あたり1.6 USD(179円)、世帯当たり3.9 USD(428円)

(エコたわしの売上を元手に開いた、Anhさんのお店)

 ☆仕事:①市場等でゴミ拾い(6名)。②ハウスクリーナー(3名)。③飲み物やコーン売り(2名)。バイク等で配達(2名)。飲食店で皿洗い等(2名)。鶏や鴨の世話(2名)。⑦庭師。バイクタクシー。額縁づくり。伝統的な玩具作り +無職で家にいる:病気で働けない(3名)。家族の世話で在宅(3名)。障害を持つため在宅(2名)。

☆将来の夢:①土地・家を持つ(6名)。②仕事を得る・稼ぐ(4名)。③子どもが進学できる(3名)。安定した生活(3名)。⑤みんなが家を持つ(2名)。健康長寿・癌が治る。(2名)。⑦日本に行く。家の床を高くしたい。食料が欲しい。お金がないから夢を持てない。医者になる。

☆たわし販売収入の用途:米(40~50kg分)。薬代。学費。食費(4軒)。生活費。無回答(2軒)

☆エコたわし活動への意見:可能ならもっと作りたい(6軒)。毎日・毎月の収入になれば(2軒)。毛糸の色への注文(2名)。日本側のアイデアを尊重したい(2名)

▼現地でのワークキャンプの一コマです

(浄水器の手入れ)

(床下の補修)

(サッカー大会)

▼日本でのたわしの販売と使い道

 

▼最後に

 60歳位の漁師村の村長さん。いつも美味しいお茶を出してくれました。彼は心臓を患っていましたが、病院に行くお金がありません。それでも「ワシのことはいい。それよりも、ここのみんな、特に子ども達の未来を…」。2年前に訪ねた時、彼は亡くなってもういませんでした。自分の無力さが悔しくて、でも彼の心を受け取って、自分達が少しでもできることをすることが唯一の供養になるのだと思ってます。

 Anhさんの来日で、全てが劇的に変わるわけではありません。でもこれまでの活動では得られなかった新しい力が生まれるはずです。皆さま、どうか、ご協力をお願いします!

最新の活動報告

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  •  Anhさん来日プロジェクト、素晴らしい成果を多くの人達と社会に残して完了しました☆ ベトナムナイト、エコたわしワークショップ、フリーマーケット、国際ボランティア大賞でのトーク、財団訪問などに大忙しの毎日。さよならパーティーには大勢が集まり、最後は「PPAP」でAnhさんも大盛り上がり。今後の長期計画も話し合い、漁師村の人達がハロン市に移住する案も一緒に育みました(まだまだ実現性は不透明ですが…)改めてご協力・ご参加頂いた全ての皆さまに厚くお礼を申し上げます!  もっと見る

  •  26日は東京の国士館大学で、私(開澤)の授業「ボランティアと社会」「国際ボランティア」で話してもらいました。生徒達もいつになく真剣に聞き、活発に質問も飛び交いました☆ 前日泊まった我が家では、うちのチビ達と遊んでくれたAnhさん。「ガオー」と大きな奇声を張り上げ、いつも大人しめだったのでびっくり。自分の子ども(14歳息子・10歳娘)が小さかった頃を思い出したのかな、とっても生き生きしてました。   もっと見る

  • Anhさん来日プロジェクトより。24-25日は信更(長野県)の国際ワークキャンプに参加しました。80歳の名人とそばを打ち、ワークショップで国際ボランティアにエコたわしの編み方を教え、北アルプスを眺められる歩道作りにいい汗流しました。朝は5度で震えてたけど、豊かな自然を満喫したようです☆ もっと見る

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