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サハラ砂漠に眠る先史美術の傑作、イヘーレン岩壁画を実物大の写真で再現!

現在の支援総額

208,000

138%

目標金額は150,000円

支援者数

43

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2014/07/22に募集を開始し、 43人の支援により 208,000円の資金を集め、 2014/08/28に募集を終了しました

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サハラ砂漠に眠る先史美術の傑作、イヘーレン岩壁画を実物大の写真で再現!

現在の支援総額

208,000

138%達成

終了

目標金額150,000

支援者数43

このプロジェクトは、2014/07/22に募集を開始し、 43人の支援により 208,000円の資金を集め、 2014/08/28に募集を終了しました

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このプロジェクトは、サハラ砂漠に眠る先史美術の傑作、イヘーレン岩壁画を実物大の写真で再現するものです。東京と京都で写真展を開催します。

▼はじめに

はじめまして。英隆行(はなふさ・たかゆき)です。
6年ほど前から、サハラ砂漠各地を訪れて写真を撮っています。

アフリカ大陸の三分の一を占めるサハラ砂漠は、現在では極度に乾燥した不毛の大地ですが、緑豊かな時代もあったことをご存知でしょうか。その証に、石器時代の人々が描いた岩壁画がサハラ各地に遺されています。中でも、サハラ中央部のタッシリ・ナジェール台地には、紀元前6000年頃から紀元ごろまでに住んでいた人々が描いた岩壁画が15000点以上も遺されていて、世界遺産にも登録されています。

イヘーレン岩壁画は、その中のひとつで、「サハラ砂漠で発見された壁画で最も優れた作品。新石器時代写実派の代表作」(フランスの考古学者アンリ・ロート)とも賞賛された先史美術の傑作です。紀元前3000年頃の作とする説が有力ですが、キリンやライオンなど草原の動物、牛とともに移動する人々、キャンプ地に着いてテントを設営する女性たち、集まって憩う人々など、新石器時代の遊牧民の生活が余すところなく、見事な筆遣いで描かれています。

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▲水場の牛

▼プロジェクトの概要

イヘーレン岩壁画は、幅9mほどの大きなものですが、実物大の写真で展示します。145枚の分割写真をパノラマ合成した写真で、実際の壁画を目の前にしたように鮮明にご覧いただけます。この壁画の部分的な写真は内外の写真集などでも発表されていますが、壁画全体の写真は世界で初めての試みです。

壁画は鮮明に残っている部分もありますが、かろうじて見える部分やほとんど見えなくなっている部分もあります。こうした部分を読み解く助けとして、フランスの調査隊が作成した模写があります。今回の展示会では、フランス国立自然史博物館―人類博物館の協力を得て、模写全点の写真を実物大で展示します。これにより、壁画全体を理解していただけます。これらの模写が公開されることは非常に稀で、日本では初めてです。

▼オシャレで文化的な新石器時代人

新石器時代の人々の生活がこれほど詳細に描かれたものは他に例がないのではないでしょうか。衣服や髪型などの多様なファッション、テントの前に集まって飲み物を飲みながら憩う人々など、興味は尽きません。

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▲テントの前に集う人々 © MNHN – J.-C. Domenech

▼サハラ遊牧絵巻
日本の絵巻や屏風絵のように物語になっている点にも驚かされます。遊牧民がキャンプをたたむ場面から始まり、次の土地への移動、移動途上の野生動物の群れ、新しいキャンプ地でのテントの設営、先着した人々の団欒、キャンプに侵入して羊を襲ったライオンを退治する人々など、遊牧民の生活場面を余すところなく、時間的な流れの中で描いている構成力には驚くばかりです。

3 - コピー
▲キャンプをたたんで移動の準備をする人々 © MNHN – J.-C. Domenech

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▲野生動物の群れ © MNHN – J.-C. Domenech

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▲子供を抱いて歩く男性と牛に乗って移動する女性 © MNHN – J.-C. Domenech

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▲テントを設営する女性たち © MNHN – J.-C. Domenech

▼なぜ写真展?

4年前にイヘーレンを初めて訪れた時、素晴らしい壁画に感動しました。しかし、見えなくなっている部分が多いことが残念で、全体がどのような壁画なのか知りたくなりました。欧米の文献を取り寄せて調べていくうちに、1970年にフランスの調査隊が摸写を作成していることを知りました。そして、壁画の全体像を初めて知り、実物を見たとき以上に驚きました。

これだけ優れた岩壁画が世に知られていません。日本では、ほとんど情報もありません。そこで、この壁画を写真展で紹介することは意味のあることではないかと考えました。しかし、部分的な写真や模写では、全体を理解することもできないし、この壁画のすばらしさも十分に伝わりません。実写、模写ともに実物大で展示してこそ価値があると考えました。

以来、このプロジェクトの実現に3年間かかりました。まず、模写を所蔵するフランス国立人類博物館との交渉が難航しました。というより相手にされずに苦労しました。ようやく人類博物館の協力を取り付けると、昨年1月にアルジェリアで日本人の犠牲者が出るテロ事件が起こりました。イヘーレンから350㎞ほどのところです。南部の砂漠地帯への入域制限が厳しくなる中でビザの発給が危ぶまれましたが、なんとかビザを入手でき、昨年12月に無事撮影することができました。

展示される実写パノラマ写真や模写の詳細は、こちらからご覧いただけます:
http://hanafusa.info/project/fresco-of-iheren/

また、写真展ではタッシリ・ナジェールの風景写真も合わせて展示します。遠い昔に思いを馳せながら、現在の風景を見ていただければと思います。

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▲ラクダとともに歩く

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▲奇岩の森

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▲月暈下の野営

▼写真展開催のご案内

『イヘーレン岩壁画写真展 ~5000年の時を超え、緑のサハラが甦る~』 

2014年9月17日(水)-21日(日)
タイムドーム明石 東京都中央区明石町12-1、中央区立郷土天文館6F 
TEL: 03-3546-5537
入場無料 開館時間10:00~19:00 土曜~17:00 最終日~16:00 

2014年10月9日(木)-13日(月)
京都文化博物館5F 京都市中京区高倉通三条上る 
TEL: 075-222-1771
入場無料 開館時間10:00~18:00 最終日~16:00

協力 フランス国立自然史博物館―人類博物館 模写写真提供
後援 アルジェリア大使館、日本アルジェリア協会

▼ご支援のお願い

今回の写真展では大型の写真が主体となりますので、プリント費用だけで30万円近くかかります。会場も大きなところが必要で、会場費、額装費などを加えると60万円程度の費用となり、個人で負担するには厳しいものがあります。そこで、CAMPFIREを通して資金援助をお願いすることとしました。CAMPFIREで調達できた資金は、プリント費用など写真展費用に使わせていただきます。みなさまのご支援をお願い致します。

▼リターンについて

ご支援いただいた方々には、次のようなお返しをさせていただきます。

◇ 500円ご支援いただくと
・お礼メールと写真展でのお名前掲載

◇ 1,000円ご支援いただくと
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・壁紙やA4印刷に最適な写真3点 (壁画、風景、2,000pxlのJPGデータ)

◇ 3,000円ご支援いただくと
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxl のJPG、用途は個人使用に限定)
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◇ 5,000円ご支援いただくと
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxlのJPG、用途は個人使用に限定) 
・写真展プレビューにご招待(東京9月15日午後3時、京都10月8日午後4時)
・A4サイズの壁画写真プリント(署名入り)2点
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◇ 10,000円ご支援いただくと
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxlのJPG、用途は個人使用に限定)
・写真展プレビューにご招待(東京9月15日午後3時、京都10月8日午後4時)
・写真展で個別に壁画解説(東京:9月17日-21日、京都:10月9日-13日)
・A3のびサイズの壁画写真プリント(署名入り)1点
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◇ 18,000円ご支援いただくと(10人限定)
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxlのJPG、用途は個人使用に限定)
・写真展プレビューにご招待(東京9月15日午後3時、京都10月8日午後4時)
・写真展で個別に壁画解説(東京:9月17日-21日、京都:10月9日-13日)
・展示写真 (A2、額入り、署名入り、要望が重複する場合は新規プリント)1点 
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◇ 25,000円ご支援いただくと(2人限定)
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxlのJPG、用途は個人使用に限定)
・写真展プレビューにご招待(東京9月15日午後3時、京都10月8日午後4時)
・写真展で個別に壁画解説(東京:9月17日-21日、京都:10月9日-13日)
・展示写真 (幅1.5m パノラマ風景写真、署名入り、吊り下げ用ホルダー付、要望が重複する場合は新規プリント)1点
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◇ 100,000円ご支援いただくと(1人限定)
・お礼メールと写真展でのお名前掲載
・写真展使用の写真全点を入れたDVD (壁画パノラマ写真はフル解像度、風景写真は2,000pxlのJPG、用途は個人使用に限定)
・写真展プレビューにご招待(東京9月15日午後3時、京都10月8日午後4時)
・写真展で個別に壁画解説(東京:9月17日-21日、京都:10月9日-13日)
・展示写真 (イヘーレン岩壁画、署名入り、幅8.16m/高さ2.5mを8枚に分割、吊り下げ用ホルダー付)1点
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▼最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。今回のプロジェクトは、私にとっては一生に一度の文化事業と考えて取り組んでいます。一人でも多くの方に写真展に来てほしいと思っています。みなさまに資金的なご支援をお願いするとともに、みなさまを通して多くの方にこの企画を告知していただくことをお願い致します。FacebookやTwitterのアカウントをお持ちの方は、このページのトップにある「いいね!」や「ツイート」をクリックして、情報の拡散をお願いします。

応援していただいた方々のご期待に応えられるよう全力で取り組みます。どうぞご支援のほどよろしくお願い致します。
英 隆行

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最新の活動報告

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  • ご支援者の皆さま 9月の東京開催に続いて、10月の京都開催も無事終了することができました。 東京では407人、京都では887人の来場者を迎えることができました。 日本では馴染みのないサハラの先史壁画の展覧会で、どれだけの人に来てもらえ るか不安がありましたが、皆さまの口コミとfacebookや、新聞・週刊誌でも取り 上げてもらうことができて、これほどの数の方に観ていただくことができました。 さて、Campfireを通してご支援いただいた方々、直接ご支援いただいた方々は92 名にものぼり、ご支援いただいた金額は総額で52万円となりました。望外の結果 で、これほどご支援をいただけるとは考えてもみませんでした。ご支援金はプリ ント代(約31万円)と会場費(約20万円)に当てさせていただきました。皆さま のご支援により写真展が実現できましたこと心より感謝申し上げます。 京都会場を360度パノラマで撮影しました: http://hanafusa.info/docs/Iheren/IherenBunpaku360.html 新聞・週刊誌記事をまとめました: http://hanafusa.info/docs/IherenNewsClip.pdf 11月には、タッシリ・ナジェールを一か月ほど再訪します。イヘーレンにも立ち 寄りますが、主目的は遊牧民ツアレグ族の祭の取材とジェラ河の彫刻、ティスー カイなどの岩壁画の探訪です。戻ってきましたらホームページなどで報告いたし ます。 今後ともよろしくお願い致します。 英 隆行 もっと見る

  • 東京のタイムドーム明石での写真展は、つつがなく終了致しました。内覧会+5日間で407人もの方にご来場いただきました。これだけ多くの方に来ていただけたのは、Campfireや読売、毎日、東京の各紙で告知できたことが幸いしたものと思います。 各紙の記事 http://hanafusa.info/docs/IherenFrescoNewspaperArticles.pdf 京都は10月9日-13日に開催されますが、京都文化博物館の会場は東京の2倍の150m2あり、ゆったりとご覧になっていただけます。皆様のご来場をお待ちしています。 もっと見る

  • 風景写真の額装

    2014/08/25 17:23

    風景写真の展示方法をどうするか迷いました。サイズはA2と決めていました。長年写真をやっている人だと全紙サイズを選ぶ人が多いのでしょうが、私の写真には全紙の縦横比がマッチしません。全紙の縦横比を考えて撮影したことがないので、フィルム/センサーサイズの35mmx24mmの比率に近いA列の方が馴染むようです。 次はフレームですが、12枚と数が多いのでレンタルフレームを検討しました。費用は1回1点で\2,000、東京・京都の2回で総額5万円近くとなり断念しました。そこで、壁画の巻物同様に上下をプラスチックのホルダーで挟んで吊るすことを検討しました。コストは1点\1,500と比較的安いのですが、見栄えがよくありません。 仕方なく手ごろなフレームを探すこととしました。全紙サイズだとフレームの選択肢はいくらでもありますが、A2では選択肢がほとんどありません。ようやく見つけた最安値の木製フレームは\2,300。価格は良いのですが、フレームがこげ茶色でマット(台紙)のサイズが小さいこともあって、写真に対するフレームの存在が強すぎて気になります。そこで、フレームを白ペンキで塗ることにしました。家具用ペンキで人気のあるバターミルクペイントというアメリカ製の自然素材を使ってみました。これが正解でした。実にいい風合いです。温かいで白で、塗りむらも好ましく感じてきます。素人の私でも塗りやすく、安価で良いフレームができました。 (写真は樹齢数千年の古代糸杉です。砂漠化が進む前に根を張った糸杉だけが生き延びています) もっと見る

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