私は先生を含めた教育に携わっていく人の意識や価値観が変われば教育が変わるのではないかと考えています。
そこで大学院に進学すると学部時代に専門に学んでいた特別支援教育の見方・考え方を普及するために、東京学芸大学の図書館と連携し、ワークショップを3回主催し、ワークショップで大学生の価値観を変えることできるのか検証みることにしました。
参加者の中で、障害をもっている子に対する認識が変化している様子がありました。参加者の中には「助けてあげよう・支援してあげようと思っている時点で、特別支援教育が必要な子に対して、上に立っているのではないか。大切なことは同じ立場で、対等な関係でいるということではないかと感じました。」というコメントをする方もいらっしゃいました。このような経験からワークショップ形式でイベントを行っていくことの可能性を感じました。
そこで次の段階として、「せんせいのたまご」という企画を行いました。
12月8日に東京学芸大学でグローバルな視点で教育に関わっていらっしゃる講師の方をお招きして、これから教育に携わっていく学生や現職の先生を対象にイベントを主催しました。講師と方との対話を通して、参加者の教育に対する捉え方が広がっていることを感じました。
今後この活動を通して、これから教育に関わっていく人達が持つ教育のイメージや可能性を広げられるという確証を得るとともに、これからの教育を新しい世代からより良いものにすることができるのではないかと感じています。
4月からは本格的にこの活動を展開していければと思います。