2016/12/10 21:53

 

著作権は万国条約によって強化されています!

   つまり、著作権法は国によって違いがあれば著作者の権利が守れない

   ということで世界中が万国条約に批准することで、著作物は

   世界中が同一の著作権法で守られています。

 

   その著作権法では、著作日と作者の名称が示された時点で著作物と

   世界中で認定され著作権法で守られると定めています。

 

   ですから、日記であっても作成日と著者が明示されていれば

   著作権法で保護されるわけです。

 

著作物の公開と非公開について

   普通、日記などは個人で書いて他人に見せないとか

   交換日記などのように著者が認めた特定少数者のみが

   閲覧できます。

   このような著作物を他人が無断で公開することを著作権法では

   禁止しています。

   ところが、出版物であったり、ブログなどネット上で一般公開している

   日記等について、第三者を対象に無断公開を禁止できるのでしょうか?

   著者自身が自分自身の意思で公開したものを第三者に後悔するな!

   という権利を認めると大きな矛盾が発生しますね・・・。

 

引用と盗用の法的な違いとは?

   一旦公開された著作物は、誰でも自由に利用できる?

   では、著作物についての著作権法での保護が及びません。

   それで著作物を引用する場合は、<引用しています>という

   意思表示と、<誰から引用しました>という明示が必須と

   定められています。

   つまり、<正式な引用の手続き>を踏む方法で著作物を

   自由に使用できるというルールができあがっています。

 

   人類の叡智は著作物によって進化し拡大されてきた

   歴史があります。それは著作物から学び、学んだ内容を

   引用という方法で示しながら自己の主張を展開するという

   方法で人類は叡智を無限大に広げてきました。

 

   盗用とか盗作というのは、引用の正式な手続きを踏まない

   無断使用を示します。著作権法で禁止している事項です!

 

二次的著作物について

   また、引用という正式な手続きを踏んだとしても

   原著者の許可なく著作物の全部あるいは一部を

   加工、修正、変形などを行うことは著作権法で

   禁止されています。

 

シェアとかキュレーションに問題なし

   シェアとかキュレーションというコンピュータ

   システムは自動的に引用の正式な手続きが

   自動的に踏襲できるようにプログラムされています。

   この点が重要でシェアとかキュレーションは

   完璧に合法で法的な問題は皆無なのです。

   

   問題なのは、これらの著作権法や引用の手続いを

   知らず味噌と糞の区別ができずキュレーション自体を

   違法だと騒ぐ無知蒙昧の輩です。

   もちろん、キュレーション・システムを悪用する

   引用の手続きを踏まない悪質キュレータとか

   著作物を無断で改変する違法者も問題ですが

   どちらも味噌も糞も区別がつかない輩です。

 

なぜ、キュレーション叩き始まったのか?

キュレーション叩きはマスコミ擁護論である・・・については

来週ご報告します。

 

 

 

PS : さらに、盗作事例のひとつをご紹介します。

    引用の手続きを踏んだとしても、ひとりの

    著作物をそのまま紹介したものは引用物と

    認められません。

 

    キュレーションというのは<編著>つまり

    編集と著作として著作権法に認められた

    ひとつの著作物です。

 

    複数の著作者から多数の著作の一部を引用する

    方法で、その引用物の編集手法により新たな

    主張を展開する手法です。