和紙の生地を編んでいる工場の写真は少しアップしてありますが今日は工場訪問のもう少し詳しいレポートを報告します!
天気は快晴、社長さんが工場に向かう車に同乗させていただきました。
社長自ら物作りが大好きで、糸のこと、編みのこと、とにかく溢れるバイタリティとエネルギーで語ってくれます。いいものを本当に嬉しそうに見せてくれるので、見ている方が楽しくなる
そんな会社です。
イースト東京にベースを置いているので、工場は車で1時間ちょっとで何かあったら飛んでいけるくらいの場所にあります。
こちらの会社は昨年なんと創業100周年を迎えたところ。
100年前のスタッフの皆さんはこんな感じでした!
社員旅行の写真だそうです。
下は本社の社屋です。
工場内部の様子。
当時は肌着に使われるメリヤス素材を主に作っていたそうです。今は海外へ生産流出が進みましたがこちらの会社は国内生産のみ。良いものづくりを追求した経営体制だからできることですね。
つきましたー。緑に囲まれた良い環境です。
和紙の生地を編んでいるのはこの機械。
針は近くで見るとこんな感じ。
針が順番に糸を編み込みながら回り続けます。
和紙の生地はゆっくり大切に編まれています。
和紙の糸を編む場合、編むスピードは通常よりも三倍ほどゆっくり。凹凸があり独特の風合いを持っているため、風合いを生かし糸が切れないようゆっくり編む必要があるそうです。
一つの機械で1日に編めるのは3反だけ。良いものを作ることを大切にしてるからできる技ですね。
メンテナンスも大切
その編み機のたくさんの針がスムーズに動き続けるにはパーツのメンテナンスが欠かせません。気の遠くなるような枚数のパーツを外して磨き、また機械にセットしていくのは今でも手作業で行われています。
編み上がってきました。
さてそうして編みあがってきた生地は機械の下に降りてきて反物に巻き上げられて行きます。
編んでいる最中も糸が切れたりしないよう目が離せません。
社長自ら反物を担いでます!
次は検反作業ですー。
編み上がった後もライトに照らして傷や糸切れなどがないかどうか真剣に検品作業が行われます。スタッフの目視による作業です。
工場を訪ねてみて、職人さん最新の気配りと技術によってできるものの有難さを実感しました!