1. はじめにご挨拶
2. このプロジェクトで実現したいこと
3. プロジェクトをやろうと思った理由
・Question.1 「なぜアフリカ大陸なのか?」
・Question.2 「なぜ現地の目線なのか?」
・Question.3 「なぜクラウドファンディングを使うのか?」
・Question.4 「なぜ5人でアフリカに行くのか?」
4. これまでの活動
5. 資金の使い道
6. 実施スケジュール
・第1ターム「 言葉と行動の背景を知る 」
・第2ターム「 現地目線を研究テーマに活かす 」
・第3ターム「 現地目線の精度を上げる 」
7. 最後に
はじめまして。 関西学院大学4年の田中雄登と申します。今回の「アフリカ縦断:現地の人の声を代弁する旅」を行う5人のメンバーを代表して挨拶させていただきます。僕たちは今回は個人ではなく5人のメンバーで一緒になって「アフリカで生活する人から見た世界」をアフリカの土地に探りに行きます。
でも実際に今までこの5人のメンバーで一緒に活動した事はありません。メンバー全員が元から知り合いだったり, 何か繋がりがあった訳でもないからです。実は5人は「周りの人の縁があって, 数ヶ月の間に出会ったばかり」なんです。
各々が別々のフィールドで, 自分の夢や興味に向かって活動してきたけど, 今の自分に出来る事には限界を感じつつも自分の中で何か違和感を抱えながらも言葉に出来ずに, 手探りで活動していました。
そんな時に, 本当にありがたい事に, お世話になっている大学の教授や, 共通の友達などを通じて僕たち5人は出会いました。言葉には出来ないモヤモヤを共有する中で「僕らから見たアフリカじゃなくて, 現地の人から見たアフリカが欠けている」に気づき, 僕たちを「アフリカに行きたい!アフリカを知りたい!」と言う気持ちに駆り立てました。
1人では出来なかった事でも, 僕たち5人でアフリカに行く事で, 僕たちの主観ではなく, 現地目線のアフリカを知ることが出来る。各々が別々のフィールドで活動してきたその経験を結集すれば「主観ではない現地目線のアフリカ」を知ることが出来ると思い, 5人で現地に行く事にしました!
そして, 現地の人が持っている, そういった「見えない文化」を発信することで, 僕たちと同じような問題意識を抱えている人が, 次に一歩踏み出せるキッカケになったら嬉しいし, 今度はアフリカの人も, これから新しく一歩を踏み出す人も一緒の目線で「次の目標に取り組めたら良いなぁ」と思い, クラウドファンディングに挑戦するに至りました!
僕たち5人の「過去」「現在」に基づいて, 何よりも「現地の人からアフリカは, 世界はどう見えているのか 」を知りたいです。また, それを「目標」に掲げ, 帰国後には「現地目線」のアフリカの見えない文化を発信 」することで, 僕たちと同じような問題意識を持っているけど, 何かモヤモヤしている人や, 実際にアフリカに行きたいけど行けない人の役に立てればなと思います。
1枚目(赤色)は僕たち5人が, 実際に訪れたことがある国 ( 44ヶ国 ) の一覧です。2枚目(緑色)は僕たち5人の友達や, これまでに出会った人の出身国の一覧 ( 63ヶ国 )です。
私達は「ネットや教科書の情報や私たちの視点ではなく, 現地の人目線の世界観を知りたい」との想いから, 60ヶ国以上の人々と交流をしてきました。でも世界地図のように ,僕たち5人の経験を結集しても ,アフリカ大陸の人々と交流する機会には恵まれませんでした。
そこで, アフリカへ行き彼 / 彼女らと交流する中で, 現地の人の目線になって物事を考えたい。現地の人は, どうアフリカや, 世界を見ているかを知りたいと思うように, 機会や経験がないなら現地に行こうという結論に至りました。
この写真を見て, 皆さんは何を感じますか?「子供が幸せそうに遊んでいる」「無邪気で楽しそうだな」などなど, 感じ方は人それぞれだと思います。でも, 一体それって「 誰の目線で見た感情 」でしょうか。実際は「 見る側のフィルターを通じた, あなた自身のイメージ 」ではないでしょうか。
その側面を否定する訳ではないですが, ただ「 旅行者から見るアフリカと現地の人から見るアフリカは必ずしも同じではない 」のではないか, と疑問は残ります。そういった写真やブログを読んでいると, 自分が感動したアフリカの部分や, 新鮮に思った部分だけを切り抜かれているなと, 違和感を感じました。特に今後もっとアフリカが発展して, 彼ら / 彼女たちとパートナーとして一緒に暮らし, 働き, 生活を共にするとなると, それだけでは不十分だと思いました。だから今後はもっと, 「 見える文化 」だけではなく, 「 見えない文化 」にもっとフォーカスする必要があるのではないでしょうか。
だから, そういった違和感を起点に, 私たちは私たちのフィルターを通じたリアルなアフリカの発信ではなく「 現地の目線から見たアフリカの情報 」を代弁していこう。出来る限り現地の人の思いに近い情報を日本の人に届けたい。そう考えるに至りました。
身近なアジア諸国やアメリカ, ヨーロッパと違いアフリカはまだ魅力が周知していません。実際に私たちの周りの人からも「アフリカは危険だ」「イスラム国がいる」「アフリカは観光じゃなくて援助の対象だ」という声が多く聞こえてきます。
さらには, アフリカに行くには航空券の他にも様々な費用もかかる分, 旅行などで行先を選ぶとなったときに、海外に興味がある皆さんはアフリカへ行くことを渋ると思います。また, 特に大学生の場合, 家族の理解を得られず渡航を断念してしまう人が何人もいます。
私たちはそんな皆さんに, 「 誰でも手軽な金額でアフリカという地での経験を限りなく実体験に近い形で皆さんにぜひ提供したい 」と皆で考えましたところ, クラウドファンディングが最もふさわしいという結論に至りました。
クラウドファンディングなら僕たちと同じ気持ちを持った人と, たとえ間接的にであっても一緒にプロジェクトを作っていける。そして何よりも, 今回のプロジェクトを通じて少しでもアフリカに興味を持ってくれる人が増えるのではないか。そう言った考えのもと, 私たちは今回, クラウドファンディングに挑戦します。
5人で行く一番の理由は「 現地目線の客観性を担保するため 」です。客観的に物事を見ようとしても, 人間どうしても主観が混じってしまいます。なので, 5人で同じ物をそれぞれの角度から見て, それを合わせるコトで, 出来る限り素のアフリカに近づけようと考えました。
また, 各々が別々に活動してきた中で同じ問題意識を現時点で抱えているのであれば, どうせなら一緒に行って, 現地での活動をもっと有意義にしよう。お互いが出来ることをやって, お互いの活動をサポートしつつ「 現地の人の目線 」を代弁するときに誤解ないように5人で協力しようと言う結論に至りました。
5人で一緒に活動したことはないので各々のこれまでの活動を紹介します!詳しくは別ページで紹介しているので,「 自己紹介 note 」か各自のFacebookページで是非ご覧ください!
①廣田 優希《 Yuki Hirota 》
・テーマ:文化人類学
・自己紹介 note
・Facebook
②三宅 悠生《 Yuki Miyake 》
・テーマ:国際連合
・自己紹介 note
・Facebook
③田中 雄登《 Yuto Tanaka 》
・テーマ:Collective Impact
・自己紹介 note
・Facebook
④橋口 絵里香《 Erika Hashiguchi 》
・テーマ:レゲエ音楽
・自己紹介 note
・Facebook
⑤東 陸《 Riku Higashi 》
・テーマ:国際交流×イラスト
・自己紹介 note
・Facebook
資金については「 現地での生命維持費や必要経費 」に使わせていただきます。用途は表の中にある4項目「衛生費・現地交通費・宿泊費・食費」です。用途別, 人別で詳細に記入させていただきました。
現地までの飛行機代などは大学の奨学金や, このプロジェクトに向けてバイトで貯めてきた貯金などで足りました。ですが, 実際に現地で 自分たちの身を守るための予防接種費用や, 海外保険料がどうしても足りません。
僕たちが心に余裕を持って, 安心安全な状態でアフリカ縦断調査を実施できるように, 支援していただけると幸いです。( さすがに予防接種等無しのアフリカ縦断は怖いです。笑 )
なお, クラウドファンディングに必要な手数料は個別の費用に含んで計算しています。また, 現地の人の声を代弁するためのコンテンツ作成費は, 出来る限り食費や宿泊費を節約したり, 為替変動で余った経費を使って作成させていただきます。
■ 第1ターム「 言葉と行動の背景を知る 」
最初は全員で主にビクトリア湖周辺地域の人の「見えない文化」を調べてきます!特にエジプトやケニアでは有名な某観光地が着目されたり, もしくはイスラム過激派のや病気で苦しむ人々のイメージから観光客が減っていますが, 「 僕らの見方と現地の人の見方は違うんだよ!! 」と言う側面を中心に現地の人の考えを調査してきます!
調査の方法は単純に現地の人の輪に入って一緒にご飯を食べたりしつつ, 5人で街中に出て現地の人の行動を観察する事で「現地の人の言葉や行動の背景」を探りつつ, 特に現地の人と一緒にお互いの夢について語り合う中で, 現地の人の感性を見つけてきます!
また, 現地では1人行動と, 複数人行動を繰り返しつつ, 夜に5人でディスカッションすることを通じて, より現地の目線を包括的・客観的に言語化して日本に届けます!
■ 第2ターム「 現地目線を研究テーマに活かす 」
第2タームは完全に単独調査です。第1タームで知った「 現地の人の行動と言葉の背景にある価値観 」を軸にして, 廣田と田中が各々の研究テーマに沿って活動予定です!残りの3人のメンバーはここで日本に帰国です。
田中は実際に, 現地の人はそう言った価値観をどうやってそのコミュニティや社会に反映しようとしているのか, 現地で生活する人や, 現地で活動する地元の複数個のNPO/NGOを訪問しながら現地の人と暮らし「 現地目線のアフリカ 」を色んな側面から調査します!
廣田はマサイ族の村に戻って, 引き続きマサイ族の人と生活しながら, 現地の人の目には見えない権力関係や文化について調査予定です!特に第1タームで調査した他の地域のパターンとマサイ族を比較しつつ, より深い文化を調査します!
■ 第3ターム「 現地目線の精度を上げる 」
そして最後は, 別々に調査していた廣田と田中が合流し南アフリカを目指します。そもそも, 「アフリカと言っても1ヶ国じゃないし, やっぱり彼らも人間だし, 一括りにできないんだよ!」と言うことをみなさんにお届けするために, 色んな国の, 色んな人の声や価値観を知りたいなと思います。
この40日間を通じて「1人行動 ⇆ 集団行動」を繰り返しつつ, 同時に「個人⇆団体」に着目する中で出来る限り僕たち自身の固定概念やフィルターに囚われず,「現地の人からみたアフリカ」や, その背景にあるアフリカの人の価値観を調べてきます!
別にアフリカが特別な訳でも, 僕たちが特別な訳でもありません。でも実際に日本では今も「アフリカはどこか遠くの国」という雰囲気で溢れています。危ない国・病気の国・貧しい国・インスタ映えする国…。もうそう言った雰囲気や考え方にはウンザリです!
でも, このまま何もしないまま, 日本で手に入る断片的な情報でアフリカを語るのはダサいし「 現地の人から見たアフリカ 」を知らずに, 僕たちがこのまま, 各々の活動を続ける事に違和感や, 活動の限界を感じています。
だから僕たちはアフリカに行きます!アフリカに行って, 正面からだけでは分からない, 「 現地の人の見えない文化 」を日本で代弁します!そして, 同じ問題意識を持った, 1人でも多くの人にとって, 次のステップに進む小さなキッカケになって欲しいです!
正直まだまだ, 若くて未熟な部分もたくさんあって, 日常生活を送っていても毎日のように未知な自分を恥ずかしく思うことが多々あります。けど, 若くて純粋で何も知らない僕たちだからこそ, また, これまでに国や人種に囚われず国境や年代を超えて色んな人と交流してきた僕たちだからこそ,「現地目線のアフリカ」を純粋に僕たちは知る事が出来ると思います。
こんな僕たちと一緒になって「現地目線のアフリカ」を知りたい!と思ってくれる人や, 同じ問題意識を持っているけど, まだ一歩踏み出せていない人など, 少しでも僕たちの問題意識や活動に共感してくださった方に支援していただけると嬉しいです。些細な事でもとても励みになります。なので, 本当に少しでも良いので, 僕たちの活動に協力してください!どうかよろしくお願いします!
アフリカ縦断「 見えない文化を知る旅 」
田中雄登 / 廣田 優希 / 橋口絵里香
三宅 悠生 / 東 陸
最新の活動報告
もっと見る【やっぱ事前準備が大切!】オンタリオ州知事選挙のその後と, アフリカ縦断に向けた肩慣らし
2019/02/11 04:27こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【 活動報告プチ紹介 】アフリカの子供にとってのサッカーって !?
2019/02/08 13:11こんにちは!アフリカ縦断メンバーの廣田優希です!実は僕は他のメンバーより一足先に2月3日に日本を去ってマサイ族の村に来ています!ところでみなさん!よく途上国に行き子供達とサッカーをしている光景を目にしませんか?先日私は実際に、小学校の授業で子供達とサッカーをしてきました。その際、ただサッカーを楽しんでいるだけかと思いきや、プレイ中の先生達(子供達の担任)の言動を見てサッカーをすることは単に楽しむわけではなく、それ以外に重要な意味合いを持っていると感じました。現在はその意味合いについて人類学の観点からフィールドワークを行っています。詳細はリターンに載っている最終レポートに掲載予定です!楽しみにしてて下さい! もっと見る
【船の上で異文化交流!?】三宅悠生がアフリカ縦断に先立ち、太平洋へ出航しました!!
2019/02/02 17:39■ 三宅悠生が航海に出ました。 今回のアフリカ縦断プロジェクトに先立ち、メンバーの一人である三宅悠生が世界青年の船に乗り込み航海に出ました!三宅の今後のキャリア、そして何より直近のアフリカ縦断調査につながるこの船に向けた彼の思いを綴ったので要チェックです!■ 船への意気込み 今回の世界青年の船は自分の今後のキャリアや自身の夢を追求するにあたって大きな一歩になると思います。このプログラムには世界10カ国、様々な地域から各政府に選抜された優秀な世界青年が参加しているからです。プログラムを通じ、世界中の様々な国の価値観や文化を理解し、多文化的空間の中でいかにして自分の強みを引き出すか。どのようなリーダーシップの取り方が国際的な空間で最も効果的なのかを学んできたいです。 ■ 青年の船からアフリカへ 世界青年の船の参加国として今年はタンザニアの参加者がいます。タンザニアで様々な活動に取り組んでいる参加者らとアフリカのリアルや開発問題、どのようにアフリカをより発展させるかを語りたいです。そしてアフリカに行く際、彼らから聞いた話と現地の人の話を擦り合わせていく事で、乗船後のアフリカでの活動で、より精度の高い異文化理解や交流、調査ができたらと思います。 もっと見る
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