2014/09/05 02:12
こんばんは。
NPO法人グッド・エイジング・エールズのランです。

「なら国際映画祭2014」でLGBT映画の上映イベントを開催したい!と
先週からはじめさせて頂いたプロジェクトですが、
いよいよプロジェクトの募集〆切が残り24時間をきりました。

イベント開催日が迫る中、急遽立ち上げたプロジェクトだったため
非常に短い募集期間となってしまい、
あまり多くの方に告知をすることができませんでしたが
こうして多くの方にご支援頂けたこと、大変感謝しております。

わたしは学生時代を京都で過ごしたので、奈良も何度か足を運んだことがあり、
お話を頂いた時は、うれしくてすぐにプロジェクトメンバーに入りました。


学生時代は、自分がLGBTの当事者であることを
誰にも打ち明けることができませんでした。
ばれたらきっと、変な目でみられるとか、
友達がいなくなってしまうんじゃないかとか
本気で思っていました。

自分が若かったせいもありますが、
映画アゲンスト8のテーマである、「同性婚」なんて夢のまた夢、
周りの目を気にして、カミングアウトすることすら、恐れていたのです。

日本ではまだまだセクシャルマイノリティへの偏見や差別が残っており、
LGBTの方が自分らしく活躍できる環境が少ないのが現状です。
それは、単に多くの人がLGBTのことを知らないからだと思います。

スポーツ選手や政治家、俳優などの著名人のカミングアウトや
世界では同性婚が認められはじめている、といったポジティブなニュースは
わたしたちLGBTにとっては、明るい未来への希望となり、
LGBTではない多くの人にとっては、
LGBTを理解する機会となるのではないかと思います。

アゲンスト8は、同性婚を認めてもらうために、
LGBTとそうでない人たちが手を取り合って、未来を切り開いていく物語です。
LGBTの方は勇気をもらえるし、
そうでない方にもきっと共感して頂ける作品です。

この映画を奈良や、関西の一人でも多くの方に観て頂くことで
LGBTへの理解が進み、奈良が、そして関西が
LGBTフレンドリーな街になっていくといいなと思っています。

わたし自身も、今回のプロジェクトに参加して、
心境にある大きな変化がありました。

それは、生まれて初めて自分が
”LGBTであること”をポジティブに
捉えられるようになったということです。

今までは「なんで普通に生まれてこなかったんだろう」とか、
「来世では普通に生まれたい」などと常に考えていて、
とにかく自分がLGBTであることが嫌で仕方がありませんでした。

ところが、今回のプロジェクトでは、
同じLGBTの仲間や、理解のあるストレートの方など、普段の人生では関われない
すばらしい方々と一緒にイベントを作り上げることができ、
また、多くの支援者の方々に支えて頂くという
最高の経験をさせて頂きました。
これは、自分がLGBTという境遇に生まれなかったら
絶対に体験できなかったと思います。

この活動報告を書きながら改めて
自分が”LGBTに生まれて良かったな”と感じています。

そんな思い入れたっぷりの”カラフルならプロジェクト”ですが、
あと22時間ほどで初期目標金額である62万円を達成できなければ
イベントを開催することができません!

関西にアゲンスト8を届けたい!より多くの人に映画を観てほしい!
そして、奈良から日本へ、LGBTの支援の輪を広げていきたい!
と本気でおもっています。

少しでもプロジェクトに共感頂けた方は、
小額でも結構ですのでご支援頂けますとうれしいです。

何卒なにとぞよろしくお願いいたします!!