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「ON」の時間を彩るネクタイ&ソックス|“普通”じゃない、を可能性に。

知的障害、その一括りの言葉の中にも、無数の個性がある。豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力。普通じゃないということ、それは同時に、可能性だと思う。福祉を起点に新たなライフスタイルを提案する「MUKU」が、ビジネスの時間を彩るネクタイ&ソックスをはじまりの美術館と共に届けます。

現在の支援総額

1,094,500

72%

目標金額は1,500,000円

支援者数

98

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/01/25に募集を開始し、 98人の支援により 1,094,500円の資金を集め、 2019/04/02に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,094,500

72%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数98

このプロジェクトは、2019/01/25に募集を開始し、 98人の支援により 1,094,500円の資金を集め、 2019/04/02に募集を終了しました

知的障害、その一括りの言葉の中にも、無数の個性がある。豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力。普通じゃないということ、それは同時に、可能性だと思う。福祉を起点に新たなライフスタイルを提案する「MUKU」が、ビジネスの時間を彩るネクタイ&ソックスをはじまりの美術館と共に届けます。

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クラウドファンディング、残り5日となりました!残り5日間、私たちだからこそ伝えられること、今回のクラウドファンディングに込めた想いなどを、丁寧に発信していきたいと思います。本日皆さまにお届けするのは、ヘラルボニー代表松田崇弥による記事です。自閉症アーティストの創作表現が"半端ない"のはなぜなのか、ぜひご一読ください。------「自閉症」×「アート」みなさん、どのようなイメージがあるでしょうか?24時間テレビ、チャリティー、募金、感動、純真、優しい、等々・・・知的障害のある方が描く創作活動の魅力が、福祉的な要素に未だ侵食されている事実、そして「ソーシャルグッド」という言葉一つでよしとされている雰囲気に対して、いつも悔しいなあと思っています。福祉施設から生まれる創作活動を愛する一人の人間として、福祉領域の拡張をテーマに、さまざまな事業を展開する株式会社ヘラルボニーの代表として、なぜ、自閉症(併発症を伴う自閉傾向の強いダウン症等も含む)のある方が描きだす創作表現の世界が半端じゃないのか?なぜ、そう思うのか?について、自分なりの考察を述べたいと思います。#福祉 #アート #モノづくり #PR #SDGs #CSR、などなど・・・少しでも興味の領域が近い方は、ぜひご一読いただけますと嬉しいです。よく聞くのだけど、そもそも「自閉症」って、なに?実は、私の4つ上の兄・翔太も「自閉症」という先天性の障害と共にこの世に生を受けました。岩手県出身、男3人兄弟(双子+兄)です。27年間もの間、兄との時間を過ごしていると、周囲から他愛もないたくさんの質問を受け、認識のズレを感じることが多々あります。喋らないの?笑わないの?聞いてないの?・・いやいや、喋っているし、笑っているし、もちろん聞いてもいるんです。しかしなぜ、こんなにも"ズレ"が生じてしまうのでしょう。自閉症とは一般的に先天性の疾患であると言われており、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴がある発達障害の一つです。「対人関係」そして「こだわり」の特性がきわめて強い状態だけでなく、これらの特性が少しでもあることによって生活に支障をきたし、福祉的・医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれます。大きなトラウマなどが原因で自分の殻に閉じこもってしまい、上手くコミュニケーションがとれなくなってしまう病気であると誤った認識をされている方も多いですが、後天性は一切無く、生後に発病する心の病気ではありません。自閉症は生まれつきの脳障害であり、特徴も、めちゃめちゃめちゃめちゃ、もうとんでもないほどにグラデーションです。※自閉症は生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられています。これまでの多くの研究から親の育て方やしつけ方などが原因ではないことがわかっています。それは、知的に遅れのある人から、遅れのない人、対人関係が苦手な人から、そこまで苦手ではない人(IQ指数の高い人は、高機能自閉症と呼ばれます)まで・・・ほんとうに多種多様ということです。つまり、自閉症とは、知的に遅れのあることを指す言葉ではなく、対人関係、そして、こだわりの特性等が極めて強い本人の「特徴」を指すことだと、私は解釈しています。空間を"構造化・見える化"することが、こだわりを生かした「ルーティーン」を生み出す自閉症の兄・翔太のスケジュール帳自閉スペクトラム症の特徴として、「いつから」「いつまで」「どこで」「なにを」「どのように」するのかの見通しが立たないと不安を感じます。構造化とは、「情報」を写真、イラスト、文字、色分けなどを使って「見える化」することで理解を助けて混乱を防ぎ、落ち着いて生活や仕事に取り組めるようにするための環境調整の一つです。我が家も、母の徹底的な空間を構造化する努力により、無数の張り紙や付箋が用意されています。結果、兄の生活は構造化され、彼ならではの「こだわり」が存分に詰まった毎日のルーティーンが生まれているのです。さて、どんな生活なのか。兄は20年間以上、日曜日の12時には「ラーメン(それも「花月」でなくてはいけないルール)」を食べる、日曜日の18時には「ちびまる子ちゃん」を観る、土曜日の夜に放送されていた「ブロードキャスター」という番組が打ち切りになった時は、家族会議を開くほどにブチ切れ、発狂していました。曜日ごとに自らを纏うドレスコードまで決まっているのです。つまり、自閉症の特徴である「強烈なこだわり」が兄のアイデンティティであり、その「強烈なこだわり」を構造化してあげることで、曜日毎のルーティーンが生み出されているのです。尋常ではないこだわりが生み出す“ルーティーン”がアート作品を支える大きな鍵となるこの、尋常ではない「強烈なこだわり」が生み出す“ルーティーン”が大きな鍵であるというのが私個人の見解です。繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し、そうです、「繰り返し=ルーティーン」が大きな特徴であると思っています。・同じ動きを繰り返す。・決まった手順でしか、やれない。・一つのことに注目すると、他のことに注目し直せなくなる。こだわりのスイッチが「ON」となると、なかなかそこから離れられなくなります。しかし、本特徴も実は一長一短。創作の上では、同じ作業を安定して続けられるという強みに変化しています。つまり、「こだわり」により生活に支障をきたし、福祉的・医療的サポートが必要な状態だとしても、「こだわり」により、彼等にしか描けない世界観を打ち出しているのです。ある一つの事柄がルール化(こだわり)することにより、他のことに気持ちが切り替えにくくなるという特徴が、アート作品を描く上での絵筆になっているのです。自閉症の傾向を理解すると、アート鑑賞が100倍たのしくなる。前述した通り、自閉症やダウン症などの障害の特徴でもある「こだわり」や「脅威的な集中力」が、アートの表現において発揮されるとき、作品の鮮やかな魅力を支える柱になるのだと心でストンと腹落ちしてからというもの・・・アート鑑賞が何倍もたのしくなりました。そして、心の底から、半端じゃないと、思ったのです。チャリティー要素は、皆無です。だからこそ私たちは、「知的障害」という言葉を、あえてそのまま使用しながら、彼等にしか描き出せない、彼等にしか創造できない、強烈なアイデンティティが投影されたアート作品を社会に向けてプレゼンテーションしようと決めたのです。人に披露してはじめて、才能は才能になる。株式会社ヘラルボニーでは、知的障害のあるアーティストの作品を、企業のオフィスのファブリック、掲示物として、SDGs、CSRの媒体として活用していただいたり、建設現場の仮囲いとして設置したりと、幅広い展開を行なっています。それは、才能というものは、人に披露してはじめて、才能になると信じているから。知的障害のある方々が作りだす創作表現は、アール・ブリュット、アウトサイダーアート、エイブルアート等々、様々なしがらみ、政治的活動もありながら、多くのカテゴライズが存在します。そして、彼等の創作活動を何と表現するべきなのか?福祉業界内でのみ、多くの議論が巻き起こっているのです。私は正直に申し上げますと、「呼称・枠組」に固執しない人間です。どのような観点から定義するべきか、アート作品のカテゴライズを議論することに時間を費やすより、リスペストすべき独創的な創作の数々が福祉の世界で眠っていることの方が、遥かに勿体ない。見せないと、そして、伝えないと。渡邉 行夫「記載無(通称|りんご)」× 「北松メリヤス」ソックスしかし、アート、福祉、には「私には関係ないかも」と思わせるボーダーがある。どうすれば、そんなボーダーを、厚かましくなく、軽やかに超えられるのだろう。表現方法を模索した結果、見つけたひとつの答えは、プロダクトブランド「MUKU」を発足することでした。ただプリントする、生産するのではありません、日本のさまざまな職人・ブランドとのコラボレーションにより、徹底的な高品質を実現するブランドです。発足から2年、満をじして、新商品のお披露目をかねたクラウドファンディングが始動しました!本記事を最後まで読んでくださったみなさま、ここからは長くは記載しません。知的障害のあるアーティストのルーティーンから生まれた尊敬する作品を、尊敬するブランドとともに、プロダクト(ネクタイ・Tシャツ・トートバック・ソックス)へ再編集しています。ぜひ「ON」「OFF」ともにご覧いただけますと幸いです。●「ON」の時間を彩るネクタイ&ソックス|ビジネス向け●「OFF」の時間を彩るTシャツ&ソックス|ホリデイ向けぜひヘラルボニー/MUKUを通じて、知的障害のある方の創作活動の魅力、そしてパワーを知っていただく機会になれば幸いです。またお逢いしましょう。ありがとうございました。松田崇弥


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クラウドファンディング、残すところあと6日になりました!今までに支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。残り6日、少しでも多くの方々に、私たちの想いを届けられるよう、最後まで全力で駆け抜けたいと思います!さっそく今日は、ヘラルボニー/MUKUで広報として大活躍している佐々木めばえの書いた記事を共有します。『型にはめないでほしいー違う世界の見方をしていると捉える視点を、一人ひとりの心に。』こんばんは、佐々木めばえです!ヘラルボニーでは広報を担当しています。今日は私が考えていることをお伝えさせてもらえたらなと思います。***「障害」という言葉。私にとっては、この言葉はものすごく身近なものです。障害という言葉を聞いたとき、どんなイメージが浮かぶでしょうか。欠陥、欠如。何かできないことがあるから、「劣っている」。そんなイメージが社会の中には一般的な考えとしてあることも、一つの事実だと思います。この一般的なイメージを、新しいものに昇華させていきたいと思っています。でも私ひとりでは、パワーがまだまだ足りないので、一緒にその思いを形にする仲間を集めたいんです。私が緑色をしたぐにゃぐにゃの形をしていて、黒色の四角が学校・社会のシステムを表しているとします。私は、ぐにゃぐにゃとした形をしているから、四角い枠には、はまりません。でも学校や社会のシステムの多くには、ぐにゃぐにゃした形を四角い枠にあてはめることでしか、その人を評価することができない現状があるなと思います。その人のそのまんまの形がどうであるかということよりも、「いかに四角い枠に当てはまることができているか」という視点ではかられる。一つの側面として、今の学校や社会にはそういう部分があるように思うのです。違う形をした私は、四角くなるために、自分の一部を切り落とすか、形を変えるかしかない。自分を四角い枠にあてはめようとすることが上手になりました。そうしなければ価値がないと、そう自分で思い込んでしまったとき、心から血が流れるように悲しかったのを覚えています。じゃあ、その四角には当てはまりそうもない、ぐにゃぐにゃした緑のかたちは、「良くないもの」なのでしょうか。この世界に生まれてくるとき、みんなそれぞれの形を持ってやってきます。わたしは、かたちに良い悪いはないと思っています。そして、黒色をした四角い形をしている人も、いないと思っています。四角いかそうじゃないか、その視点で二分化できるものではなく、人の生まれ持つ形はそれこそ本当に「多様」だと思うんです。だってその形を持って生まれたことは事実で、その人の存在はこの世界の中で本物です。人の存在と人の形に、偽物も、良いも悪いもありません。違うだけじゃ障害になり得ないはずなのに、じゃあなぜ、今の社会の中では、緑色のユニークな形は「障害」だと呼ばれるのか。その個人のユニークな形を、環境やシステムの四角い枠に当てはめようとするときに「生じるもの」。それが「障害」なんじゃないか。緑の形が「障害」なんじゃなく、「黒色をした四角い形」と「ぐにゃぐにゃとした緑の形」を無理に合わせようとすることで「障害が生じている」。私は自分の人生から、そう思うようになりました。***ニューロダイバーシティという言葉があります。発達障害は障害ではなく、脳の一つのタイプであると捉える概念です。自閉症、ADHD、知的障害、他にもいろんな「障害」だと呼ばれるものがありますが、そう呼ばれるすべてのものは脳の一つのタイプであり、そこには果てしないグラデショーンが広がっています。発達障害や知的障害だと今の社会の中で呼ばれている人たちは、「違う世界の見方をしている」。きっと、先ほど私がお話した「黒色の四角とぐにゃぐにゃとした緑色のお話」は、発達障害や知的障害と診断を受けていない人の心の中でも起きているのではないかと思うのです。四角い枠に当てはめることなく、持って生まれた形をそのまんまに受け入れてもらえる環境が子どもの頃からあったなら、その形が適切に評価される学校教育があったなら、その形を新しい価値を持ったものとして捉える視点が人の心にあったなら。心から血を流す人は少なくなっていくんじゃないかな。そして実際に、違う世界の見方をしている個人のエネルギーには、ものすごいものがあります。「発達障害の特性」と呼ばれるその「こだわり」が、世界に味を生む。「衝動性」が、「多動性」が、新しいものを生む可能性を持っている。違った世界の感じ方をしているから、独創的な世界を描くことができると信じています。***そこに「それ」があると存在を立ち現すためには、名前が必要です。社会の発展の一段階として、ユニークな形をしている人に対して「発達障害」や「知的障害」という名前が必要だったかもしれません。もちろん、薬や、政治的な制度を受けることができる等、社会で生きる上で名前があることにおける利点も沢山あります。ただ、弊害もありました。次の段階へと進んでいく過程の中で、一人一人の心の中にある「ユニークな形」に対するイメージを、「劣っている」から「違う世界の見方をしている」に昇華させていくことを、あらゆる表現を通してやっていきたいと思っています。そんな私が去年の夏から関わっている、大好きでたまらない会社があります。名前はヘラルボニー。代表の松田崇弥さん・副代表の松田文登さんが双子で立ち上げた、福祉実験ユニットです。崇弥さん、文登さんのお兄さんは、「自閉症」という脳のタイプです。ヘラルボニーは、お兄さんが7歳のときに自由帳に書いた謎の言葉。会社名には、「社会では価値があるとされていないものを、企画・編集して新しい価値を持ったものとして届けていく」という意味があります。既存のものを変えようとするのではなく、新しい提案として企画を打っていく。そこに押し付けもなければ、対立もない。ヘラルボニーのそんなスタンスが、大好きなんです。***ヘラルボニーが運営する、知的障害のあるアーティストのアート作品をプロダクトに落とし込むブランド、MUKU。福祉、チャリティーという視点ではなく、クオリティの高いアート作品を、ハイクオリティなブランドと共に、正当な対価で販売することをモットーにしています。今まで偏見を持たれることが多かった障害のある方へのイメージを払拭し、日常の中で”大切なもの”、”価値のあるもの”として皆さんに使ってもらえるように。昨年秋から新商品の開発をしていて、質の高さにこだわり、自信を持って「良いものです」と言い張れる魅力的なプロダクトが出来上がりました。そのプロダクトをクラウドファンディングで発表しています。正直に言うと、ここまでクラウドファンディングというプラットフォーム自体が広まっていて、プロジェクトの数も相当な数ある中で、なぜクラウドファンディングをするのか、迷ったこともありました。「人からお金を集めることに、そこまで意味があるんだろうか。」改めて考えてみた時に、クラウドファンディングという手段をつかうことで、私が人生の中で成し遂げたいことを少し形にすることができるんじゃないかと思いました。この記事で、最初に私は言いました。障害という言葉、そして障害者と呼ばれる人たちに対して抱かれる「何かできないことがあるから、劣っている」というイメージを、新しいものに昇華させていきたい、と。「違った世界の見方をしている」と捉える視点を、一人一人の心に。でも、パワーがまだまだ足りないので、一緒にその思いを形にする仲間を集めたい。ECサイトだけでは、プロダクトしか伝わらない。プロダクトというフィルターを通して、MUKUが本当に社会に対して伝えたいことを、伝えたい人に届けるために。同じ思いを感じている人たちと繋がり、その人たちと仲間になって、発展の段階を一つ、昇華させるために。波を起こしていくために。MUKUを通して、クラウドファンディングをしています。集まったお金の一部は、アーティストにバックされます。現状、「障害がある」と呼ばれている人たちに対して。四角い枠と自分の形を比較して心がつらくなっている人たちに対して。そして、私が今お話した文脈に関わったことのない人たちに対して、届けたい。違う視点から描かれた、魅力的なプロダクトを、一度見てみてもらえたらと思います。”普通じゃない”、を可能性に▼「ON」の時間を彩るネクタイ&ソックスhttps://camp-fire.jp/projects/view/122022▼「OFF」の時間を彩るTシャツ&トートバックhttps://camp-fire.jp/projects/view/122055拡散していただけるだけでも本当に嬉しいです。そして、少しでも何か感じてもらえることがあったなら、メッセージをください。一緒に、波を起こしていきましょう!!!!!型にはめないでほしい。違う世界の見方をしていると捉える視点を、一人ひとりの心に。佐々木めばえでした。