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タンザニアのストリートボーイに職をつくるため、パン屋をはじめたい!

【ネクストゴール400万円挑戦中!】タンザニアでストリート生活をしている青年に職をつくるため、現地の『5つ星ホテルに高級なクロワッサンを卸すビジネス』を始めます!そのための機材購入費をどうかご支援いただけないでしょうか!

現在の支援総額

2,410,388

241%

目標金額は1,000,000円

支援者数

222

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/01/26に募集を開始し、 222人の支援により 2,410,388円の資金を集め、 2019/02/21に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,410,388

241%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数222

このプロジェクトは、2019/01/26に募集を開始し、 222人の支援により 2,410,388円の資金を集め、 2019/02/21に募集を終了しました

【ネクストゴール400万円挑戦中!】タンザニアでストリート生活をしている青年に職をつくるため、現地の『5つ星ホテルに高級なクロワッサンを卸すビジネス』を始めます!そのための機材購入費をどうかご支援いただけないでしょうか!

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※目標金額の100万円を達成し、現在ネクストゴールの400万円に挑戦中です!引き続きご支援よろしくお願いいたします!


はじめまして、アフリカ大好き女、松浦由佳(27)と申します!

タンザニアで雇用創出のための事業をスタートさせるべく、昨年の10月より現地で活動している者です。

学歴もなく、ストリート生活を送っている青年に職をつくるために、パン屋を始めることにしました。今回、パン屋さんを始めるにあたり、皆さまのご支援を募りたくこちらのプロジェクトを立ち上げました。はじめに、私の自己紹介をさせてください。


色が白い方がわたしです。


「初めて訪れたアフリカで、貧しいのに目がキラキラした子どもに心奪われて・・」

と言いたいところですが、実はわたしそんな強烈な原体験があってアフリカに導かれたのではありません。

私の運命は、マイケルジャクソンが亡くなった日に既に決まっていたのです・・。

彼が亡くなった当時、大学受験を控えていた私はキング・オブ・ポップの死を悼みながら、「Man In the Mirror」を聴いている時に神のお告げを受けたのです。


「彼の思いを継承するのは君だ」と。


東アフリカの伝統的な布、カンガ。
マイケルジャクソンが亡くなった時、流行に乗じて作られたもの。

(「何を言ってるんだ、コイツは」と思われた方、正しいです。)

ショービジネスの世界で神と崇められたマイケルジャクソンは、実は、陰で世界の恵まれない子どもたちへの支援を続けていました。そんな姿に感銘を受けた私は、いつか自分も誰か他の人の役に立つことをしたいと願うようになっていました。

天啓を受けた後は、脇目も振らずに国際協力の道を志すと同時に、アフリカの魅力にどっぷりと浸かりました。

ちなみに、なぜアフリカ?と聞かれれば、それは「国際協力→アフリカだー!」という、乏しい知識からなる単純な連想ゲームの賜物であります。何はともあれ、私はマイケルジャクソンを通してアフリカに出会ってしまったのでした。


無駄にキリマンジャロに登ったりしました。死ぬかと思いました。

大学ではスワヒリ語を専門に勉強し、タンザニアで1年間留学をする機会を得ました。その留学中に、将来はここで現地の人のためになることをしようと決意しました。


大学時代は、NGOでの活動に精力的に携わっていました。そこでは、ケニアのHIVポジティブのシングルマザーたちを支援していました。

はじめての国際協力で、私は日本とケニアを繋ぐことに大きな喜びを感じていました。

しかし一方で、ボランティアの限界を感じることも多々ありました。


支援していたお母さんと、手作りのサイザルバスケット。

当時、私たちは、支援をしているママたちの手作りバッグを日本で販売する活動を行なっていました。現地のお母さんたちへの支援方法はというと、バッグの製作代としてお給料を送金するといったものでした。

つまり、日本での売れ行きに関わらず、現地のお母さんたちには一定の金額を送り続けていたのです。

当然、売れ行きの芳しくない月もあるため、そんな時には、泣く泣くマクドナルドのアルバイト代を充てていました。ボランティアのあり方としては最悪です。


得意のマクドナルドスマイルで。


次第に私は、現状の活動を継続させることだけで精一杯になっていってしまいました。

「現地のお母さんには何が本当に必要なのか?」

「現状を改善するためにできる施策は他にないのか?」

そんな当たり前のことを考える余裕すらなくなってしまっていたのです。


そんなことで悩んでいた時に出会ったのが「ソーシャルビジネス」でした。

ソーシャルビジネスとは、社会問題の解決を目的としたビジネスのことです。なるほど、事業収益をあげていくことができれば、継続的に支援が可能となります。

当時私たちがNGOで行っていた活動も、きちんとマネタイズし、プロダクトとして売れるものを追求していれば、ビジネスになり得ていたと思います。しかし、当時の私にはビジネスとして事業を回すスキルが圧倒的に不足していました。


フェスでバッグを売っている様子。


そんなわけで、大学を卒業した私は、ソーシャルビジネスを学ぶために株式会社ボーダレス・ジャパンにジョインさせていただきました。ここでは、ネット通販やライティング、店舗設計など、ありとあらゆる分野の業務に携わらせていただきました。本当に貴重な経験をさせていただいたと感謝しています。

そして、昨年10月より単身タンザニアに渡り、「タンザニアで雇用を創出するためのビジネスを始める」という、兼ねてからの目標に取り組んでいます。


さて、私が職をつくって雇用したい!と考えている青年たちですが、彼らは日本で言うところの、いわゆるホームレスです。


タンザニアの大都市ダルエスサラームのストリートボーイたち。
強面だけど、仲間思いのめっちゃ良い子です。

例えば、今年20歳になるKelvinくんは、生まれてすぐに両親をエイズで亡くし、おばあちゃんに育てられていました。しかし、6歳になった時にそのおばあちゃんも亡くしてしまい、それからはストリートで生活しています。

一度は学校に通っていた時期もあったそうですが、一人で生きていくには食い扶持も稼ぐ必要があります。昼間は、信号待ちしている車の窓拭きで小銭を稼ぐようになり、学校へ通うことは諦めざるを得ませんでした。

今は、同じような境遇の仲間で集まり、助け合いながらストリートでの生活を続けています。

Kelvinくん。行き交う車の間をぬって歩き、
ルームシューズを売って生計を立てている。
上の写真の子たちのお兄ちゃん的存在。


ストリート生活を送る少年・青年には十人十色の事情がありますが、彼らの多くは、Kelvinくんのように幼い頃に両親を亡くしたりして学校をドロップアウトし、学歴のないままに大人になってしまいます。

毎日がその日暮らしのため、それを打開するための十分なお金やそのための教養も身に着けることが難しいのです。


私がタンザニアのダルエスサラームで出会った青少年たちは、助け合いながら清く生きていましたが、何かのきっかけで彼らが窃盗集団に成り果てても誰も責めることはできません。実際、ダルエスサラームでは、夜間の青年による窃盗事件が多発しています。

上の写真の子たちが寝泊まりしているエリア。この辺りで雑魚寝している。

また、タンザニアでストリート生活を続けるのは、常に危険との隣り合わせでもあります。

寝ている間にスコールがくれば、避難場所を探すために夜中に雨の中を彷徨わなければなりません。また、マラリアを媒介する蚊に刺されれば、翌日から高熱と闘う羽目になり食い扶持を稼ぐことができなくなります。

最近も、2人の男の子がマラリアになってしまい寝込んでしまっていました。



神様って意地悪だな。

彼らと出会ってそう思いました。

生まれてきた時から、自分で何かを選択する前から、彼らのスタート地点は遥か後方にあるのです。

「なぜ、私は彼らの境遇で生まれなかったのだろう?」と、理由なんてないのに考えずにはおれませんでした。

私のようなちっぽけな人間がこんなことを言うなんて傲慢でおこがましいのですが、彼らにチャンスをあげたいのです。

運命のいたずらで、持てる者として生まれてきてしまった私ができることがあれば、その持っているものを出し切ってから死にたいのです。


年長者が年下の子の面倒をみてあげている。


もちろん、私がパン屋さんの事業をしたとして、雇用できる数は限られています。事業の成功によっては300人雇用できるかもしれませんし、もしかしたら5人だけしか雇用できないかもしれません。

それでも、この事業によって人生を変えられる可能性のある人がいることは確信しています。どうか、皆さまの力でできるところまで挑戦させてください。


さて、肝心な事業のお話です。

学歴のない彼らに職をつくるには、スキルが必要な手仕事をつくろう!と考えました。

手を使う仕事としていくつものビジネスプランを検討したのですが、中でもパン作りは、産業としての発展の余地があると感じました。

タンザニアにはパン食の文化がありますが、日本のものと比べると、まだまだ伸び代があると言えると思います。


タンザニアのスーパーマーケットで販売されている一般的なパン。


中でも、初めは「クロワッサンに特化したホテルへの卸し」事業を柱にスタートさせる予定です。

クロワッサンの製造には、適切な温度管理と相応の設備が必要になりますが、今のところタンザニアにそれを満たしたパン屋はありません。つくるのが難しいクロワッサンだからこそ、その特殊性を活かせば、ビジネスとしての勝機があると見込みました。

日本のパン製造の技術は、世界トップレベルだと思います。そのスキルを持ってすれば、タンザニアだけにとどまらずアフリカ一のパン屋を目指せると確信しています。


随分と偉そうなことをたくさん宣ってしまいましたが、実はわたし、お恥ずかしながらパン屋での経験は全くありません。ただ、やる気と熱意だけはあります!!!!!


毎日焼き続けて少しは上達したクロワッサン。
まだまだ上手に焼きたいです!


パンづくりの経験はなかった私ですが、タンザニアでは自宅のキッチンを使って、毎日手捏ねでクロワッサンを焼き続けました。(YOUTUBE先生には大変お世話になりました。文明の利器に感謝です)。

そのクロワッサンを持ってホテルに営業をかけまくり、結果、4ツ星、5ツ星ホテル5件から注文をいただきました!


しかし、当然ながら自宅キッチンでは、ホテルに卸すだけの大量製造はできません。

せっかくホテルからもらったオーダーをすべて受けたいです!そして、ストリートの青年に職をつくりたいのです!!


お店をつくろうとしている物件。


しかし、実はパン屋さんの開店には機材を揃えるだけで莫大な初期投資が必要になります。。


<初期投資額内訳>

コンベクションオーブン…約60万円
ドゥーコンディショナー…約60万円
ミキサー…約35万円
リバースシーター…約40万円
ラック…約10万円
シンク…約5万円
ワークテーブル…約10万円
冷蔵冷凍庫…約55万円
瞬間冷凍機…約65万円
その他調理器具…約6万円
内装費…約60万円

合計:約406万円

この初期投資の一部として、皆さまのお力を貸していただきたいと思っています。

※1月30日追記
当初設定していた目標金額100万円を達成したため、ネクストゴールとして400万円を設定いたしました。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


<実施予定スケジュール>

2019年2月21日 クラウドファンディング終了
3月1日     WEBサイト開設
3月10日     ホテルへの卸しスタート
4月1日     新店舗オープン
2019年12月  リターン発送


ぜひとも焼きたてのクロワッサンを日本へお届けしたい・・!のですが、それが難しいため、タンザニア自慢の特産品をリターンとして設定させていただきました。どれも、私が個人的にファンでもある企業さまの『エシカルな』プロダクトです。

(企業さまがエシカルだと謳っているわけではありませんが、その理念やプロダクト製造過程が「エシカルだ」と私が判断し、選ばせていただきました。)


【ドライフルーツ】

完熟マンゴーって、日本だと高いもので5,000円くらいします。そのマンゴーに匹敵、いやもっと美味しい本場のマンゴーが食べたくありませんか?

その願い、叶えます。

完熟マンゴーの旨味をぎゅっと凝縮した、Matoborwa(マトボルワ)社のドライフルーツをご用意いたしました。

真夏の陽射しをサンサンとうけて育った、自然の恵みを感じていただけること間違いなし☆の逸品でございます。


タンザニアの経済発展のため、日本人の方が始められた事業。他にも、干し芋や芋けんぴなどのスナック菓子を製造されています。


これを召し上がった後には、きっとドライフルーツの魅力に取り憑かれ、他のフルーツも食べたくなりますので、本場の味を確かめに、是非一度タンザニアへお越しいただければと思います。


【キリマンジャロコーヒー】

アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山!荘厳で美しいあのフォルムをみて、「いつかは登頂してみたい」と、誰もが思うのではないでしょうか?

「でも、日本からだとちょっとだけ遠いな〜・・」というあなたに朗報です。

キリマンジャロ山の麓で栽培されたコーヒー豆を、今回特別にお届けいたします!

「甘酸っぱい香りとキレの良い酸味が特徴」と評されるキリマンジャロコーヒー。ぜひ、山頂に到達した気分で味わってみてください。


生産者へのトレーニングだけでなく、女性の雇用にも力を入れている。(写真出典:https://www.msumbicoffees.com/


お送りするコーヒーは、Msumbi coffeeのもの。コーヒー通にも定評のあるブランドです。

一度飲んでしまったらキリマンジャロに登らずにはおれなくなるはずなので、是非とも一度タンザニアへお越しいただければと思います。


【チョコレート】

え、チョコレート?カカオと言ったらガーナでは・・?

と思いましたよね?いえいえ、タンザニアでも質の良いカカオがとれるんです!

タンザニアの土壌と気候はカカオ栽培に非常に適しており、いわば、第二のガーナです。(すみません、それは言い過ぎました。タンザニアのカカオ収穫量はアフリカ第10位です。)


トウモロコシの皮の繊維でつくられたパッケージもセンス抜群。(写真出典:https://www.facebook.com/ChocolateMamas/)


お送りするチョコレートは、Chocolate Mamasというブランドのプロダクト。材料はすべて、タンザニア産のオーガニックのものが使われています。

添加物を加えずに作られているため、素材そのものの美味しさを感じることができる、チョコレート好きをも唸らせる逸品です!

芳醇なカカオの香りにうっとりと目を閉じれば、タンザニアの風景がすぐそこに立ち現れ、たちまちタンザニアの大地を踏みしめたくなりますので、是非一度足を運ばれてみてください。


<リターンの発送日に関しまして>

皆さまからいただきました支援金は、少しでも多く事業投資にあてたいと思っています。そのため、現地からの発送代金をできる限り抑えるため、私の一時帰国予定に合わせて発送日を設定させていただきました。ご了承いただけますと幸いです。



今から10年前、マイケルジャクソンにもらった壮大で、実感の伴わないふわふわした夢は、少しだけ現実味を帯びてきたような気がします。

私にはプロフェッショナルなスキルもなければ、人を引っ張っていくリーダシップもきっと不足しています。おまけに経営の経験もありません。

でも、こんな私でも唯一胸を張って自慢できることは、周りの人に恵まれてきたことです。

タンザニアで事業をしたいと言いだしてから3ヶ月、本当にたくさんの人に助けてもらってきました。

現地でのビジネスのやり方をアドバイスしてくださった方、パンづくりのアドバイスをしてくださった方、パン屋の経験はないけど知り合いに繋ぐよと言ってくださった方、パン屋のロゴ作るよ!と言ってくださった方・・。

もはや、これは私一人でやっている事業ではありません。皆さまの力をお借りして、初めて前に進むことができました。

もう一歩、事業を前に進めるために、どうか皆さまのお力を貸してください!

どうぞよろしくお願いいたします!



最新の活動報告

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  • こんにちは!お久しぶりです。タンザニアでパン屋をしております、ジャクソンです。今日はまどろっこしいことは言わず、単刀直入に、崖っぷちです!(笑)コロナの影響をもろに受け、先日工房を無期限休業にいたしました。そんなときに限って、願ってもないことは続くものですね。。お手休めに小話にお付き合いくださいませ〜!-----------------------------------------------------------------------------------アンラッキーの幕の内弁当かよ!と思いました。なにゆえに一度に全部くる?前世で一体どんな悪事をしでかしたんだ私は?空に問うてみても何も出てきません。アフリカにもコロナがやってきた遡ること2〜3週間前。遅ればせながらも、ここタンザニアでもコロナの影響が出はじめました。日頃、外国人相手に商売をしていた我々は、彼らがお国に帰ってしまうと、真っ先に打撃を受けました。お客さまはほとんどいなくなってしまい、経費だけが嵩んでしまう。でも、社員のお給料分は捻出したい。でないと会社自体が潰れてしまう。元ストリートボーイズはここを出たら、また路頭に迷う。デリバリーをはじめてみるも鳴かず飛ばず。日本食のお弁当をはじめてみるも、こちらも全然ダメ。足掻いても足掻いても出口が見えない。毎日PCを睨みつけては、禿げそうな頭を抱えました(禿げない)。色々な選択肢を考えて天秤にかけては机に突っ伏して、マイケルジャクソンを聴いて踊ってはまたPCに向き合っては頭を・・(以下無限ループ)という日々を過ごしていました。(完全に気が振れた人ww)そんな時に、事件は起こりました。(キタキタキタキタ!)創業時から手塩にかけて可愛がってきた問題児ボーイのヨハナが、「弁護士を立てて労働局に突き出してやる」と言い始めたのです。片手には傘を握りしめ、この世の憎悪をすべて詰め込んだかのような目で私を睨みつけて。おいおい、穏やかじゃないねえ。とりあえずは傘を下に置こうか。「労働局に突き出してやる」まずは、ヨハナが労働局云々言い始めた経緯からお話しましょう。彼は昨年の8月に入社してからというもの、何度も遅刻を繰り返していました。パン屋の朝はとても早いので、寝坊してしまうことは誰にでもあります。それは責めません。でも、遅刻してしまう時は、それがわかった時点で、なるだけ早く連絡を入れて、ということを社員には言っていました。しか〜し。さすがタンザニア人というべきか、いや、元ストリートボーイというべきか。彼は、これまでに連絡なしで遅刻する回数が計14回にものぼっていました。タンザニアでは、多くの会社がこういったルールを3回破った時点で、「あと1回やらかしたらこちらは解雇する権利がありますからね」というWarning Letterなるものを社員に対して出します。もちろん、弊社でもそれを踏襲していたのですが、それでもこの有様です。そもそも、なぜ14回に至るまで解雇しなかったのか!という問題もありますが、まあその時その時で色々なドラマがありましたが、ここでは長くなるので割愛させていただきます。。。さて、ついぞジャクソンの堪忍袋の緒が切れ、「今日こそ本当に解雇だ」と彼に告げた日、つまり、彼が労働局云々言い始める数日前、彼はめでたく15回目の『無断遅刻』をしました。しかもその日、彼はあろうことにタバコの匂いをプンプン漂わせてやってきたのです。食品を扱う場所にタバコのflavorを漂わせるのは言語道断ですが、百歩譲ってそれはさておき、30分遅れて連絡もよこさずに、優雅にタバコをふかしてくるとはナニゴトよ?とジャクソンはぶち切れたのでありました。それでもって、晴れて彼を解雇することになりました。(もちろん彼を解雇するにあたって、身を千切られそうな思いをしました。でもチームを回していくのに彼だけを特別扱いし続けることもできませんでした。)しか〜し!単に解雇といえど、即日で済むことではありません。まず、彼はうちで用意した社宅に住んでいました。更に、彼は私からお金を借りていました(元ストリートボーイのため、人並みの生活を始めるためにはまとまったお金が必要だったのと、家族の医療費諸々・・あああ)。これらをどう処理したものか・・。とりあえず、社宅の方は半年分を先払いしていたため、あと2ヶ月間は住まうことができました。なので、その間になんとかしなさい、ということにしました。貸したお金については、彼がうちからお給料をもらわない限り返済が困難であることはわかっていたので、説明した上で返さなくていい、と言いました。タンザニアでは通常、社員を解雇するときには、会社側が1ヶ月先の分の給料も支払った上で辞めてもらいます。しかし、ヨハナの場合は、その1ヶ月分の給料を渡したとしても、まだ貸した金額の方が上回っていたため、相殺して(できないけど)説明した上で辞めてもらうことにしました。ところがどっこい、このヨハナくん、理解力に少しだけ難ありな子なのです。実は、彼が初めて工房にやってきた日、あまりにも話が通じないので、1日目で去ってもらおうかと本気で悩んだことがあったほどです。今やこれは笑い話なのですが、水と氷を準備していて、「この常温水を3度まで下げたいんだけど、さてどうしようか?」と言った時、彼は水を火にかけて沸かし始めたのです。。。(唖然)そんな子をなんで雇ったのか?!もはやそれは雇ったあなたのミス!と責められても仕方がないのですが、ただ、一つだけ言い訳が許されるのであれば、彼には人に愛される天賦の才能があるのです。(もはや親バカの域w)実際、彼が居なくなってしまった数日間は「あれ、いつもの彼は?」「彼のファンだったのになあ〜」と何人ものお客さまに言われました。。と、彼の愛されエピソードを挟みつつ、何が問題かといいますと、案の定(?)彼は解雇について私の言ったことをまったく理解してくれていなかったのです。そんな彼に誰が入れ知恵をしたのか、「労働契約書上で、雇用期間がまだ9ヶ月も残っているなら、不当な理由で解雇されたと会社側を訴えることができる」と言い始めたのです。私に借りたお金のことも、自分が無断で遅刻しまくっていることもすっかり忘れて。(笑)そして、冒頭の、血眼で傘を握りしめて私を睨むシーンへと至ったわけです。人間、窮地に立たされた時は義理も人情もありませんね。。あんなに可愛がっていた子を身を切る思いで解雇せざるをえなかったのに、こっちのそんな気も知らずに首を取るだなんて。本当に人生って面白いわ。「給料を2倍にあげろ」さて、ヨハナ事件と前後しまして、「給料を2倍にあげろ」と言い始めた別の社員がいました。いやはや、コロナで売上は激減し、唯一の創業メンバーを泣く泣く切ったばかりのジャクソンにトリプルパンチ!です。給料を上げろと言い始めたのは、キッチンを任せているアイシャというママさんでした。アイシャさん、歳は40近くで、ボーイズ達にとってもママさん的な存在でした。しか〜し、実は少し前から、私はアイシャに手を焼いていました。私の指示を素直に聞いてくれないのです。タンザニアは、日本にも増して年功序列制度が色濃く、よくいえば年上の人を敬う文化が根強いのですが、それはつまり、彼女がジャクソンみたいな小娘の言うことを聞いてくれない、ということでもありました。例えば、彼女が何かミスをして私がそれを指摘しても、ものすごくブスくれた態度で何も言わない。もしくは、逆に私を睨みつけてくる。みたいなことが度々ありました。初めは「生理か(笑)」と勝手に納得していたのですが、あまりに頻度が多くなったので、彼女を呼び出して態度を改めてほしい、と伝えました。それでも頑固な彼女の態度はなかなか変わりませんでした。そんな些細なことで悩んでいた頃、今から3週間ほど前、ついに弊社でもNSSFと呼ばれる社会保障を支払う手続きを始めるぞ!と重い腰をあげました。(この社会保障費を巡って血で血を洗う醜い争いが・・・)タンザニアでは、社会保障費は、会社側が社員のお給料の10%、社員が自分のお給料から10%を支払うことになっています。弊社もさっさと手続きして支払ってしまえばよかったのですが、その他の役所手続きやら日々の業務やらでてんやわんやしていたら、あっというまに半年が過ぎ、今になってようやく社会保障費の支払いに取りかかれる準備ができたのでした。さて、この社会保障費と彼女の給料2倍にしろ!発言がどう繋がってくるかと言いますと。。。要は、「お給料から10%分の社会保障費を引く(預ける)ことになるので、手取りの金額がこれから少しだけ減りますよ〜」と同意を取ろうとしたら「ふざけないで!そもそも私は今のお給料の2倍の額が欲しいの!上げてくれないなら弁護士立てるから!(ドヤ)」と言い始めたのです。彼女の場合も、私が話した翌日にこんなことをのたまい出したので、おそらくは誰かに入れ知恵されたのだろうと思います。が、もともと彼女の仕事っぷりに満足していなかった私としては、「2倍ですと???!」と、寝耳に水だったわけです。弁護士を立てる!という脅しは、弊社がNSSFを支払っていないこの数ヶ月のことを非難してのことです。いや、もうこれに関しては絶対的に私が悪いんですけどね。。ただ、家族が病気のときも、引越しでまとまったお金がいる時も、子どもの学費が必要なときも、いつも快くお金貸してきたのに。。。なんでそんなことするの。。。理解できない。。。。/(^o^)\ってなりました。(笑)それでもジャクソンの頭は禿げないざっと、以上のようなことがこのコロナ佳境下において、同じ週にどっときました。マジで禿げ散らかすかと思った。(禿げない)お金がないこともキツイけど、人間関係でこじれてしまうのが一番キツイ。。しかも自分が憎まれる立場になるなんて〜!さてさて、来世で目一杯徳積むからこれ以上今世でイジめないで神様、マジ頼む。というジャクソンの願いが天に届いたのか、二人とも話し合ったらなんとか落ち着いてくれました。(二週間くらい毎日数時間かけて話して精神的にボロ雑巾みたいに擦り切れた)二人とも今はケロっとしているので、本当にタンザニア人の水に流す精神は見習いたいと思います。とかなんとかやってるうちに、パン屋は無期限営業停止!という事態に陥りました。(まだ小さなお子さんがいる社員が2名おり、公共のバスを使って通勤してもらっていたため、彼らの安全を考えると休止した方が良いという結論に至りました)「週末何してた?」「カレーパン作ってた(ドヤ)」って一生に一度はやりたいですよね?そんなわけで、オンラインパン教室を始めます!(唐突)パン屋を営業停止したとはいえ、従業員のお給料は捻出し続けなければならない。。。と頭を抱えていたところ、優しい優しいジャクソンの友人たちがお金を稼ぐいろんなアイディアを持ち寄ってくれました。(本当にありがとう。。)そのうちの一つが「オンラインパン教室」でした!味気ない籠城生活を送る日本のみなさまに、タンザニアからジャクソンとボーイズが息吹を届けちゃいます!!!!!(?)!!!♡(テンションの振れ幅すごすぎワロタ)ちなみに問題児ヨハナも先生としてご指名可能です。(笑)手ごねのパン作りはその触感が気持ち良すぎて意外にもストレス解消になりますし、好きな子をZOOM飲みに誘うのはちょっとハードルが高すぎるし、趣味の欄に『パン作り』を入れる絶好のチャンスですし、「昨日何してたの?」「カレーパン作ってた(ドヤ)」とか人生で一回くらいやりたいじゃないですか?だから、やりましょう?ね?(圧力)というセールストークはさておき、本音を言うと、従業員のお給料を捻出するためにジャクソンは今必死こいています。なので、必死こいているジャクソンにどうか力を貸してください。よろしくお願いいたします。オンラインレッスンについての詳細、チケットのご購入はこちらからご覧いただけます。何卒っ!よろしくお願いいたしまああああああす!!!!!!(スライディング土下座!)m(__)mオンラインでパン作りのレッスンってどんなことするの〜?!という方、先日実際にやってみたところを動画にしてみたので、ぜひご覧ください^^レッスンにはボーイズも登場しますので、ボーイズと絡みたい!という方も、ジャクソンを独占したい!という方もどしどしどうぞ!P.S. ヨハナもアイシャも今は何事もなかったかのように仲良しこよししています。ジャクソンは相変わらずすこぶる元気です。 もっと見る

  • 明けましておめでとうございます。タンザニアよりジャクソンです。先日お送りしたお礼の品と一緒に同梱しておりましたお手紙に、動画のQRコードを貼り付けておりましたが、その動画のアップロードがやっと終わりました。リンク先に飛んでも「え、動画ないやんけ」ってなっていたと思います。お待たせしてしまい、申し訳ございませんでした・・・m(_ _)m!!もしお時間ございましたら、ご覧いただけると嬉しいです。ボーイズ共々とても喜びます! もっと見る

  • ご無沙汰しております。ジャクソンです。10ヶ月越しのことで、遠いアフリカの地で騒いでいる女のことなどもうお忘れだとは思いますが・・・(笑)大変お待たせしてしまい申し訳ございません。ご支援いただきました皆さまへのお礼の品々は、年明けに発送していく予定でございます!現在、我が家の総力(主に、というかほぼ母を召喚)を結集して準備させてもらっていますので、もうしばらくお待ちいただけたらと思います。我が家の総力、オカンさて、最後にここで記事を書かせていただいてから、随分と経ちました。この3ヶ月の間にも、全眉毛が抜け落ちてしまいそうなくらい嬉しいことや、頭がハゲ散らかってしまいそうなくらいストレスフルなことなど、それはもう数々のドラマがありました。(今、3ヶ月って書いていて、経った3ヶ月だったのかと驚いています。笑)機材のトラブルは相変わらず続いており、ミキサーは壊れかけ、発酵機はセンサーが死んで使い物にならない、オーブンのスチーム機能は機能しない・・!状態は変わっていません。(白目)が、なんとかパン作りをしております。しかし、何より一番大きな出来事だったのは、メンバーにお金を持って逃げられてしまったことでした。これにはさすがのジャクソンも毎日お腹を下しまくっ・・すみません嘘つきましたそんなに貧弱ではありません。(笑)が、参りました。しか〜し!ご安心を!!!嬉しいご報告もございます。まずは、2週間前にレジデンスパーミットがやっと取得できました!(長かった・・・)これで2年間、堂々とタンザニアに滞在できます。二つ目は、アントレアフリカから助成金をいただけることです!事業の成果によりますが、最大150万円が継続して3年間援助していただけることになります。捨てる神あれば拾う神ありですね・・これで、売り飛ばされた業務用冷蔵庫を買い直せます・・(涙)そして何より、いなくなってしまったメンバーに代わって、新しいメンバーがまた2人入ってきてくれました!残ってくれたメンバーと新しいメンバーとで、楽しい未来を描いて2020年もまた頑張っていきたいと思います!<今後の発信活動に関しまして>★動画→Youtube(工房の様子、タンザニアの生活の様子を載せていきます。週一更新を目標にします!)★SNS→Twitter(工房の様子をたくさん発信しています)→インスタ個人アカウント(日々の様子を更新)★ブログ→アントレアフリカ(週一で更新します)→note(事業をしながら考えたことをまとめてゆる〜く書いていきます。) もっと見る

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