【私たちの名誉委員長】
こんばんは!
とっておきの音楽祭inうつのみや実行委員長の沼野です。
実は、とっておきの音楽祭inうつのみやには「名誉委員長」なる人物がいるのです。
今日はその、我らが名誉委員長のことを紹介いたします。
それは、けんけん。
けんけんは、車いすでどこへでも出かけて、可愛い女の子を見つけてすぐに一緒に写真を撮る、とってもフットワークの軽い生意気だけど憎めないとっても面白くて良い人です。
とっておきの音楽祭inうつのみやは、けんけんとの出会いがきっかけとなって動き出しました。
私とけんけんとの出会いは、「うつのみや花火大会」でした。お互い実行委員メンバーで、2018うつのみや花火大会では、同じチームで活動していました。
そのけんけんが、「とっておきの音楽祭」に遊びに行ったことがあることを、ふとしたきっかけで知り、わたしは「これは!」と思って「宇都宮でとっておきの音楽祭をやりたいんだけど、けんけん一緒にやらない?」と話を持ちかけました。
すると、けんけんはいつもの爆速返信で「自分もやりたいと思っていたんです!やりましょう!」と言ってくれました。
これが、「とっておきの音楽祭inうつのみや」のスタートです。
2017年9月のことでした。
それから、2人でたくさんの話をしました。
仙台にも行き、とっておきの音楽祭SENDAIの実行委員長をはじめとする実行委員会の皆さんにお話しを伺いました。
とっておきの音楽祭を通じて宇都宮の街への夢を語り合いました。
(そのときに偶然お会いして写真を撮っていただいたのが、桶田さんと、ん太郎さん!)
そこから一年は、今の副実行委員長も加わって、準備委員会と称して、ユースチャレンジ応援事業に挑戦したり、各々のスキルアップを図ったりして、
ついに!
2018年8月25日に「とっておきの音楽祭inうつのみや 実行委員会」を組織し、動き始めました。
しかし、けんけんは、その次の日8月26日に急逝しました。
第1回目の実行委員会の日取りを決め、協力してほしい方々に連絡を取っている最中のことでした。
本当に、亡くなる直前まで多くの方に協力を呼びかけてくれていました。
今の実行委員の多くがけんけんの呼びかけで集まったメンバーです。
ほんとうにほんとうに急なことでした。
けんけんは、毎日全力でやりたいことをやっていたけれど、まだまだこれからやっていくべきことがたくさんあったのにと思うと、今でも悔しくてなりません。
わたしにとっても大打撃でした。
でも、だからこそ絶対に成功させるとの想いは固いです。
けんけんの想いはたくさん聞きました。
わたしが彼の代わりに伝えていかなければなりません。
彼がFacebookのプロフィール欄に載せていたことば「外に出れば世界が変わる」
とっておきの音楽祭inうつのみやを、多くの方が外に出るきっかけとします。
多くの方が外に出ることで、街も人の心もバリアフリーが進んでいきます。
けんけんが言っていた、「障がいがあるとかないとか関係なく、好きな音楽でみんな同じように盛り上がりたい」「それが当たりまえになってほしい」
そのけんけんの想いを胸に、まずは1回目のとっておきの音楽祭inうつのみやをとにかく開催させます。
そして、2回目、3回目とずっと続けていくことで、けんけんと一緒に思い描いたものが「当たり前」になっていくと信じています。
これから先も我らが名誉委員長とともに、作り上げていきます。
みなさんが、関わったことを誇りに思っていただけるような、音楽祭にしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。