休日の午後、工藝の館にろくろ挽き体験をされる二人連れの
お客さんがご来館されました。
最初に、見本のお椀の中から自分が作りたいと思う形のものを
選びます。
次に、若手の木地師より木地挽きのやり方を説明します。
鉋(かんな)をどのようにあてると木地を挽くことできるか
教えていきます。
そして、お客さんひとりにつき職人がつきっきりで、
お椀の外側の形状を挽いていきます。
鉋(かんな)をあてる角度を職人がその都度説明して、
思い描く形になるように丁寧に教えていきます。
刃物を扱っているので、お客さんも真剣な眼差しです。
だんだんと理想の形に近づいてきました。
外側の形が決まりましたら、あとは職人が外側の細かい部分や
内側の形状を整えていきます。
約30分くらいで完成しました!
お客さんはとても貴重な体験ができたと喜んでいらっしゃいました!
工房内にはこのようなお客さんからの木地挽き体験に対する
感謝のお手紙が展示されています。