アクティビティ 1日目のご報告をいたします! <アクティビティ1日目> 10月16日(木)15:00~18:00 1. 絵本の読み聞かせ 「かっぱ」 作: 杉山 亮 絵: 軽部武宏 出版社: ポプラ社 2. イラストから日本文化を知る 3. 折り紙 4. 紙ふうせん遊び 5. 日本のおやつ 6. 習字 1. 日本のすばらしい絵本の中から「かっぱ」を選んだ理由は、物語が今回のアクティビティのテーマに合っていたからです。また、かっぱは日本独特の妖怪であり、子供たちの想像力をかきたて、どんな反応が帰ってくるか楽しみでもありました。 かっぱについては様々な説がありますが、「かっぱの頭にはお皿があって、お水がなくなると死んでしまう」「好物はキュウリ」「いたずら好きで、ときどき悪いこともする」等と説明すると、エーッとかヒャーとか声を出す子供もいれば、初めて聞くかっぱの妖怪を想像して絶句する子供もいました。 読み聞かせの前は、かっぱ=悪い妖怪 のイメージでしたが、読み聞かせの後、かっぱに対する子供たちの考えは明らかに変わりました。子供たちそれぞれが物語から何かを掴みとり、各々が自分の意見や感想を次々に話してくれました。大きな目をキラキラさせて素直に耳を傾ける子供たちを見て、彼らの今を大切にしたいと感じました。 2. 日本文化に関するイラストを約60枚用意し、そのイラストがどのグループ(食べ物、スポーツ・音楽、伝説、習慣)に入るか、子供たちと仕分けしながら、イラストの説明をしました。 モンテレイは内陸部なので、魚介類はめったに食べません(スーパーで売っていますが新鮮ではありません)。ですから、タコとイカの違いを知りませんでしたし、モンテレイにある日本食レストランでは揚げた太巻きがお寿司として出てくるので、魚介類を生で食べるのが本当のお寿司だと説明すると、みんな目をまん丸くしていました。 日本では温泉や自宅のお風呂を楽しむこと、新幹線を始め電車がいっぱいあること(モンテレイの鉄道は2路線のみ)、天狗や招き猫の云われなどなど、子供たちは説明を聞いて想像している様子でした。 3. ハミングバードの家には、小さな千羽鶴があります。子供たちは千羽鶴が日本において平和のシンボルであることを知っていました。しかし、誰一人、折り紙の経験がないことがわかりました。そこで急遽、みんなで鶴を折ることにしました。小さい子供には少々難しく困った様子でしたが、最後に羽をひっぱり鶴の形が現れると、やわらかい笑顔で自分の鶴を眺めていました。 4. メキシコで盛んなスポーツといえば、サッカーとボクシングです。それらに比べ、日本の昔ながらの紙ふうせんは対照的な遊びです。そっとやさしく扱わないと、すぐに紙ふうせんは割れてしまいます。初めはつい足が出てしまった子供も、次第にゆらゆら揺れる紙ふうせんを楽しみました。 5. メキシコでポピュラーなおやつは、アイスクリームや甘いお菓子です。正直、日本のおせんべいはあまり受けが良くないので、甘い和菓子の代表 ようかん を用意しました。ようかんは色が黒いので「何で出来ているの?」「どんな味なの?甘いの??辛いの??」と質問攻めでした。恐る恐るひとくち食べてみると、みんな「Rico!(おいしい!)」と大喜びでした。 6. まず日本では漢字とひらがなとカタカナを使うことを知ってもらい、そして習字にチャレンジしました。月・火・水・木・金・土・日・友・心・空 のお手本を壁に貼り、漢字の意味を説明しました。そして、書いてみたい字にチャレンジしてもらいました。初めて使う筆の感触に少々とまどっている様子でしたが、書き順、字のバランス、筆に含ませる墨の加減などを説明し、あとは自由に習字を楽しんでもらいました。漢字を書くという新しい体験は、他文化にふれるだけでなく、もっと上手に書きたいとか、自分の名前を日本語で書いてみたいなど、子供たちの刺激になったようでした。 初日は盛りだくさんで、どのプログラムも子供たちは楽しかった!と言ってくれました。最初は不安だった私たちも大満足でした。Brendaは、久しぶりに本当に疲れたけど本当に良い疲れ!と思いっきりの笑顔でした。
10月16日と17日の二日間、図書館 ハミングバードの家で“日本を知ろう!”というアクティビティを行いました。 今回のねらいは、他の文化や習慣を知ることです。さらに、先入観で判断しない考え方も読み聞かせを通して間接的に伝えてきました。 二日間とも、定員20名の子供たちが参加しました(残念ながら参加できなかった子供たちには申し訳ないです)。 そのうち、ハミングバードの家に初めて来た子供は4名でした。 アクティビティの告知はFacebookの他に、利用者のお母さんが自主的にチラシ配りをしてくれました。 この効果もあって、すぐに定員20名が集まりました。 今回、日本から絵本を30冊ほど持参し、その中から2冊アクティビティで読み聞かせしました。 持参したすべての絵本は、ハミングバードの家へ寄贈しましたので、子供たちがいつでも自由に手に取ることができます。 日本で出版された絵本ですので、日本語をスペイン語に翻訳し、絵本に貼付しました。これについては、各出版社の許可を得ています。 モンテレイでは日本人はもちろんのこと、アジア系の人もほとんど見かけません。 日本から持参した本に興味を持ってくれるか、日本のことをどのくらい知っているか、楽しんでもらえるかどうか…いろいろ不安でしたが、始まってしまえば、あっという間に二日間が過ぎたのでした! とにかく、子供たちは新しい体験が大好きです。自分の好きなことに出会うためにも、いろいろな本を読んだり、人とふれあうことができる場の重要性を改めて感じました。 二日間のアクティビティについては、次回の報告でお届けいたします!
リターンのTシャツを現地で制作いたしました。5000円以上のパトロンのみなさまへお届けいたします! 気になるサイズですが、女性用にSサイズ、男性用にMサイズをご用意いたしました。 メキシコのサイズなので、日本のサイズよりも若干大きめのような気がします。日本のサイズで言えば、女性用はS-Mサイズ、男性用はM-Lサイズでしょうか。 Tシャツの色は、うすいパープルです。(写真の色はちょっと暗めです) FacebookのBiblioteca Casa del Colibrí のページで、Brendaが同じTシャツを着ている写真がありますので、活動の様子と合わせて、ぜひご覧くださいませ!
今回、ハミングバードの家へ日本から持参した本(30冊)を寄贈しました。 二日間のイベントでは、以下の本を紹介しました。 スペイン語の翻訳を付けましたが、下駄や着物の絵、漢字とひらがなとカタカナ、縦書きで右からページをめくる日本の本に、子供たちは驚きでいっぱい!の様子でした。 ・だるまちゃんとやまんめちゃん かこさとし/作/絵 出版社:福音館書店 ・かっぱ 杉山亮/作 軽部武宏/絵 出版社:ポプラ社 ・からすのパンやさん かこさとし/作/絵 出版社:偕成社 ・ねこのおすしやさん 鈴木まもる/作/絵 出版社:偕成社 ・ごんぎつね 新美南吉/作 かすや昌宏/絵 出版社:あすなろ書房 ・へいわってどんなこと? 浜田桂子/作 日中韓12人の絵本作家/絵 出版社:童心社 ・戦争のつくりかた りぼん・ぷろじぇくと作 井上ヤスミチ絵 出版社:マガジンハウス イベントでは、「かっぱ」「だるまちゃんとやまんめちゃん」の二冊をBrendaが読み聞かせしました。 その時の様子は次回の報告でお届け致します!
昨日と一昨日、ハミングバードの家で「日本文化を知ろう!」という趣旨のイベントを行いました。 イベントの報告は後ほど詳しくお届け致します。 両日とも放課後の15時スタートでしたが、昨日は14時に三人の男の子が来ました。(早く来るのは珍しい) ずいぶん早いね と聞くと、イベントには参加出来ないけど本を借りに来た ということでした。 クリスティアン君は、図書館カードを見せてくれました。 ハミングバードの家が出来て、本が好きになったそうです。 三人それぞれ2冊ずつ本を借りていきました。