11月3日~11月6日までの4日間の旅。
浪江町、飯舘村、富岡町、大熊町、川内村、田村市。
帰還困難区域のバリケードの前に立ち、坂下ダムの上から遥か福島第一原発を臨み、いまだ除染作業中の崩れかけた街並みに時間が止まったかのような感覚にとらわれ、除染で剝ぎ取られた表土が詰まったフレコンバッグ山積みの景色に圧倒され…。
言葉では語りつくせない、「今」がそこにはありました。
けれど、そこで生きている人々は、考え方には違いこそあれ、それぞれの信念や願いを心のど真ん中に据え、これからの福島を思い描き、人生を燃やし続ける方々でした。
足るを知ることで、日常の豊かさを味わっている方々でもありました。
日本全国から集まった参加者の皆さん。
怖れと共に福島入りされた方もいらっしゃいます。
町村を回り、そこに生きる方々と対話し、さらにその体験から、自らのあり方を問われ語る機会を通して、少しずつ自分の進む先を見出したり、これからを考え始めた旅が終わるとき、皆さんそれぞれの表情は初日とは明らかに違っていました。
ファシリテーターのボブ・スティルガー氏と共に作った4日間の旅。
旅を終えた今、その意味と大切さを改めて手応えとして実感しています。
運営資金ゼロ。
けれど、必ず大事な旅になると信じて企画し、運営して来ました。
福島県内の多くの皆様のご厚意に支えられ、甘えさせていただいた、ラーニング・ジャーニー。
必要経費を捻出するために、またこれを読んでくださった皆様ご自身が福島とつながっていただくためにも、ぜひ、引き続きご支援をお願いいたします。