2015/09/22 08:22
キャンプファイアのCD制作プロジェクトを応援していただいた皆様へ
 
長らくご無沙汰してしまい申し訳ありません。
お金をいただいておきながら大したニュースもなく不安だった方も多くいらっしゃることと思います。
ですので、この空白期間のCD関係の進捗、および私坂本龍右の日本での演奏活動について近況を何回かに分けてご報告申し上げます。
 
 
2015年5月
個人高額パトロンになっていただいたバーゼルでお世話になっているN様のお宅にてハウスコンサートを開催しました。
またN様のご厚意により、オープンな演奏会として多くの方に聞いていただくことができました。
更にそこで私を知ってくださった方も多く、さらにCD及び演奏活動について激励をいただきました。
感謝の気持ちとともに、襟をたださなくては!と気がひきしまりました。
皆様、いろいろな面から励ましていただきありがとうございます。
 
2015年7月
リュート奏者としては、『アノニマス礼讃~名前に守られなかった音楽たち~』という、所謂「作者不詳」の曲ばかりを集めたなんともマニアックな「ライブ」を東京・奈良・神戸で開催いたしました。
これは大真面目に、ルネサンス期イタリアで名を馳せた奏者を追った『MAESTRO DI LIUTO~ルネサンスの名匠~』と対をなす企画、と自分では位置づけております。つまりほぼ予習も復習も不可能、だけれど何かが面白そう、というこの企画。
どのくらいの方に聞いていただけるか不安ではありましたが、蓋を開けてみれば小さめの会場とはいえどこも満員御礼でした。
 
天候や交通も不都合だった会場もございましたが、それにも関わらず聴いていただけてとてもうれしく思います!
こちらの演奏会のプログラムは、インターネット上でダウンロードできます。
資料の出典、またそれにまつわる逸話、私と資料との偶然の出会い、「作者不詳」の作者予想、などなど思う存分書かせていただきました。
 
権利関係などで楽譜資料などの画像は掲載しておりませんが、それでも計13ページを費やした濃い内容です。
興味のある方は、是非http://dragonet.theshop.jpよりご覧ください。
ご記入いただいたアンケートを拝見しても、意外に『アノニマス礼讃2』の要望が多く驚きました。
 
また先立ちまして、茗荷谷の「学下珈琲」で行われている「珈琲と古楽」というシリーズにも出演させていただきました。
こちらはこの『アノニマス礼讃』の直前でしたが、ひとつも曲を共通させることなく即興をふんだんに取り入れたまさしく「ライブ!」でございました。