2014/11/05 12:38
プロジェクトを掲載して早1ヶ月、10日という異例の早さで目標金額を達成し、今もなお支援額が伸び続けているこの状況が本当に嬉しいです。
そして、いよいよ最終日を迎えました。実質あと12時間足らずです。

今回の活動報告では、私の素直な気持ちを述べたいと思います。

【感動体験をお届けしたい!!】
私は何度もお酒に救われましたし、お酒に怒られました。
どうしようもなくイライラしたとき、お酒に逃げたときもあります。とてつもない緊張に襲われた時、お酒の力を借りた事もあります。彼女にフラれたときもお酒に助けてもらいましたし、嬉しくて嬉しくてたまらないときは祝杯をあげたりもしました。みなさんもそんな経験ないでしょうか?
時には二日酔いというお叱りを受けたり、そっと眠りに誘ってくれるときもあります。楽しいときは楽しさが増幅するし、緊張のときは気持ちをほぐしてくれます。その都度お酒は付き合ってくれる、本当に「良いヤツ」です。

しかし、そのような場面で、今日飲まれている酒の多くは、残念ながら日本酒ではありません。日本が世界に誇るべき「良いヤツ」が陰を潜めてしまっています。
酒は密封されているため試飲なんてことはめったにできません。情報量の少なさに、お客様が商品選びに戸惑いを隠せなくなっていることも事実です。だから、結局テレビや雑誌などにでている、名の売れた有名銘柄や超大手のみに人気が集中してしまい、ここ数十年でものすごい数の蔵元が減ってしまいました。
それでも日本酒を造っている蔵が全国で1500社以上あります。飲んだ事も聞いた事も無い酒を買うのはとても勇気のいる事です。当然ハズレをひいてしまうことも多々あるでしょう。だからこそ本当に美味しい酒に出会ったときの感動があることのだと私は思います。
今回のプロジェクトは無名だけど美味しい酒が身近にある。つまり日本酒の魅力は、有名銘柄や大手だけではなく、更にその先に、もう一歩踏み込んで初めてわかる感動や素晴らしさが限りなくある!!ということを体感してほしいと思っております。

「食は文化である」という言葉があります。実際に昨年ユネスコの世界文化遺産に和食が登録されました。食が文化なら当然酒も文化です。他の国にはない日本だけの文化をこのまま放っておくべきではないと思っています。
そして日本は文化を重んじる国です。ですから日本酒がなくなる事は確実にありませんし、これから脚光を浴びるときが必ずきます。というか既に来ています。
日本人が自らの手で醸すこの酒は、米、気候、水、杜氏の腕によって毎年味が変わる。そんな酒だからこそ、飲み甲斐があるし造り甲斐もあります。この個性あふれる酒こそが世界一の酒であると信じていますし、その酒を造れる蔵元であることを誇りに思います。

「人の和を醸す」のが酒です。二才が醸した酒で一人でも多くの方々と和が醸されれば幸いです。
プロジェクト終了後、あらためて活動報告を行いますが、サクセスした状態で、最終日を迎えられることを嬉しく思います。ご支援、ご協力ありがとうございました!

引き続き、ご支援お待ちしています!