こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。
さて、今回は、検討している3Dプリンタのお話をしようと考えていたのですが、
奇しくも、同時期にCAMPFIREで3Dプリンタのプロジェクトが立ち上がっていますね。
同様の商品自体は既にamazonでも34,000円くらいで売られているのですが、
LCDの解像度(=造形の細かさ)がアップしている模様です。
これが37,000円なら、完全に「買い」と言えるでしょう。
ただし、試作および製品化までを視野に含めると、検討の余地があります。
いくつかの観点から比較をする必要があります。
例えば、
①造形精度
②造形速度
③造形体積
④コストパフォーマンス(本体価格)
今回は、クラウドファンディングに出ているSparkMakerFHDと、
現在検討しているANYCUBIC PHOTONを少し比較してみようと思います。
①造形精度:どれだけ精密な造形ができるか
今回は音階を表現しなければいけませんし、変形ギミックが複雑ですので、
精度が高い必要があります。
・SparkMaker:FHD(XY解像度57μm)
・PHOTON:2K(XY解像度47μm)
正直、どちらも「高精度」です。
SparkMakerFHDの解説だと「57μmと47μmは人間の目では解らない差」とあります。
②造形速度:プリントにかかる時間
光造形式のプリンタの場合、印刷物の「高さ」により印刷速度が変わります。
ですので、1時間に「何mm造形できるか」がカギになってきます。
・SparkMaker:25mm/時間
・PHOTON:20mm/時間
これはSparkMakerの方が早いですね。
③造形体積:一度にプリントできる大きさ
大きなものを作るのであれば、当然体積は重要ですが、小さなものを一度に
量産する場合にも重要です。沢山のデータを並べて、一度に沢山プリントできますから。
・SparkMaker:最大61.8 x 110 x 125 mm
・PHOTON:最大65.0 x 115 x 155 mm
これはPHOTONの方が大きいですね。特に、高さで3cmの差があるのは大きいです。
④本体価格
・SparkMaker:37,000円(早期割引)
・PHOTON:約60,000円(期間限定割引)
価格はSparkMakerの方がお得なようです。
ここまで比較してきましたが、SparkMakerもなかなかよさそうです。
今回、10万円を目標額としており、そのうちの7万円をプリンタ代金に充てる予定です。
まだどのプリンタを選ぶかは検討を続けておりますが、もし金額に余剰がでるようであれば、
・レジン(材料)費に充てる
・商品の商標取得代金に充てる(個人出願で2万円程度)
といった使い方をさせて頂ければと考えております。
引き続きよろしくお願い致します。