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プロ・アマ問わない大喜利大会! 「喜利の王 決定戦」 全国予選を開催したい

現在の支援総額

393,262

112%

目標金額は350,000円

支援者数

87

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2014/11/13に募集を開始し、 87人の支援により 393,262円の資金を集め、 2014/12/15に募集を終了しました

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プロ・アマ問わない大喜利大会! 「喜利の王 決定戦」 全国予選を開催したい

現在の支援総額

393,262

112%達成

終了

目標金額350,000

支援者数87

このプロジェクトは、2014/11/13に募集を開始し、 87人の支援により 393,262円の資金を集め、 2014/12/15に募集を終了しました

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みなさん、こんにちわ!
喜利の王決定戦実行委員会の星野です。

残り6日となりました。

先述の大会概要だけでは大会の様子はわからないかと思い、
参加者様よりいただいた前回大会のレポートを載せさせていただきます。

大会の雰囲気が伝われば幸いと思います。
残り6日間、よろしくお願い致します。


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8月2日。
この日は大喜利ルーム・喜利の箱主催の大規模大喜利大会『第1回喜利の王決定戦』が開催されることになっていました。
そのため、一人の“大喜利やってる勢”である私も参加者としてエントリーし、会場である板橋に向かいました。
板橋駅に到着すると、駅を出たすぐのところで知り合いを発見しました。
さらに駅付近を散策している間にも、大喜利での知り合いの方はもちろん、普段は交流があまり無いような大喜利の関係者さんをあちこちで見かけます。
改めてたくさんの人がこの大会にエントリーし、板橋に集まってきていることを実感するのでした。

会場に到着し、スタッフさんらエントリー料金を支払い、入場します。
キャパシティの広い会場で、否が応でも高まる緊張感……。

始まる前には、徐々に集まっていく出場者たちと、のんべんだらりと談笑をして過ごします。
大人数が集まるからこそ、普段はお会いできないような方にご挨拶したり、ご新規の方とも交流を深められるのが大規模大会の良さの一つだと感じました。
参加者の一人とコミケの話をしたりして、緊張感をほぐしていきます。



簡単に『第1回喜利の王決定戦』のルールを説明しておきますと、まず一日のうち昼に予選が行われ、そこを勝ち抜いた上位者のみが夜の本戦・そして決勝戦へと駒を進めていきます。
予選はAブロックからHブロックまで5〜6名ずつが割り振られており、それぞれのブロックで3分間2問答え放題で大喜利を行います。
審査は会場に集まった方々の中から1ブロックずつ有志で行われます。
1問5点満点で各自持ち点10点、審査員が10名なので、合計すると100点満点で審査が行われるという形になります。
そしてこの100点満点の審査の結果、ブロックを問わず高得点を獲得した上位30名だけが本戦に進めるという形になっています。

開幕戦のAブロックには、知り合い3人がトップバッターでいきなり出てくるという、いきなりワクワクするような展開。
そんな中、知り合いの一人はのっけからエンジン全開。一目見て『あ、これは通りますわ』と思うレベルで、大事なAブロックを盛り上げていました。

3分間2問というだけあってさくさくとテンポよく予選は進められていきます。
様々な大喜利のスタイルを持つ方が一堂に会している為、贅沢に大喜利を観て楽しめている感じがしました。

そして私の出番であるJブロック。
一問目は開始一発目でホームランをきちんと打てたのだけれど、後半伸び悩みました。
二問目の方は完全に苦手なタイプのお題だったため、うまく打ち返せず……。
一発ホームランを打てただけに、『ボーダーラインで受かってればいいけどなあ』という期待がちょっと持てる程度の出来ではありました。
そんな程度じゃ困るんだけどなあ。
全体から選別しての上位者が本戦に進めるというシステムだった為、同じブロックの他の方々のウケ具合はそこまで神経質に気にすることなく、自分のペースで大喜利をすることができたと思います。
あとなんにせよ、キャパシティの広い会場でやる大喜利なだけあって、回答をする際にマイクを使用する数少ない経験が出来たのはよかったですね。



さて、予選の激闘を終えた後は、集計のため会場を出ないといけないとのことでした。
そのため一旦会場を後にして、30分間の放浪。
知り合いと連れ立って、板橋の会場付近をぶらぶら。
途中、和菓子屋さんらしきお店を発見し、みんなでソフトクリームを食べながら小休憩。
店内のテレビで巨人対広島の野球中継をしていて、『内海今季2勝目なるか』とかテロップが入っていて、『もう8月だってのに内海どうなってんねん……』と思いました。
その後コンビニまで行ったところで、Uターン。会場に戻ってきました。
会場では他の参加者の方々と混じって、緊張しつつ談笑しつつで結果待ち。

……結果的には、私自身は予選落ちとなりました。同じブロックから3名が勝ち上がったのでお題のせいにもできず、まあまあ普通に実力不足で負けました。
で、後で運営の方に結果の詳細を問い合わせましたところ、34位58点(あと2点で本戦に行けてたくらい)だったそう。
あと1本ホームラン打ってたら行けてたな、と思うと非常に悔しい想いです。
ただ、以前参加した他の大規模大喜利大会よりは善戦した手応えがあったので、喜利の箱の『大喜利道場』とかで修行をした甲斐はあったのかなって。足りなかったわけですけれど。

そのあと1時間ほど本戦が始まるまでの間に時間があったため、知り合いと一緒にファミリーレストランへ(別の喜利の王参加者グループもいました。居酒屋へ行ったグループもいたようです)。
本戦は7時からであるため、我々は早めの夕飯タイムへ。
本戦進出者3名を擁している集団で行動していたはずなのに、そんな空気のまったく感じられない、良い意味で気の抜けた夕食会でした。
あとなんか、当日の予選の会場に居た人なら分かると思うんですけど、食べたくなってグラタン食べました。

本戦の時間が近づいてきましたら、ファミリーレストランを出て会場に戻ります。
すると、ちょうど運営の方が『本戦審査員は固定にしたいので、やりたい方はいませんか?』と募集をかけていたので、せっかくなのでと審査員席へ。
今日はもうこの喜利の王を十全に楽しんでいきたいと思ったのです。出場者として参加して、客として観て、審査してって……ほんと楽しんでます。



本戦は、予選の1〜6位通過者6名が第5ブロック、7〜12位通過者6名が第4ブロック、という形式で上位者から順に後ろのブロックに割り当てられます。

本戦第1ブロック。
本戦進出ラインながら会社からの呼び出しがあり決勝キャンセルとなった方がいらっしゃった為、繰り上がり進出となった方を含めて6名が登場。
カメラを抱えた女性スタッフ(この大会、スタッフも何名かが参加者として出場しているのです)やら、コスプレ参加者やら、席が分からずワタワタしている人たちにキレて怒鳴りつける方やら、個性のイロモノ感がすごいです。

本戦第3ブロックでは、なんとまさかのラノベお題(「ニート『俺、ライトノベル作家になる!』 正論くん『○○』」)が登場。
ライトノベル読み的に、これはちょっと審査に影響が……!?(いや、普通におもしろかったら点数つけるのは変わらないですけれど)
回答者のライトノベルへの詳しさ、あるいは知識の無さが吉凶それぞれ。
そんな中で、ある方の『いいと思うぞ。俺も40から哲学を始めて、今では「正論くん」と呼ばれるほどになっているからな』という回答は、ラノベの枠からうまく外して来て、しかもめちゃくちゃおもしろい回答で、観ていて感動してしまいました。

本戦第5ブロックレベルになってくると、全員が予選で上位の成績を収めた予選オールスターによるぶつかり合いです。
おもしろすぎて、5点4点をいっぱいつけざるを得なくなってきて、審査員としては嬉しい悲鳴です。

本戦終了後の集計時間は、同じく審査員を担当していた方々と談笑。
(当然話の内容は本戦の方にも及んでしまうのですが、なんとなく審査員間の結果が読めてしまっても嫌だったので、全体的にぼかした感じの協議にとどめておきました)



決勝戦。
決勝進出者は、本戦第1〜5ブロックを行った上での総合上位の6名。
巨人広島戦の試合を観に行くかどうか迷ったけどこっちに来て、辞退者が出たから本戦に上がれて、それでそのまま決勝戦まで駆け上がってきたような方もいました。
これで優勝したらシンデレラストーリーですね。
そういう、ギリギリのところで通過してきたような人でも、決勝戦まで上がってこられるというのは夢のあるシステムだと思いました。
予選で同じブロックだった方がここまで残っていたのも嬉しいし、『哲学くん』で素晴らしい回答を出していた方も残ってくれていて嬉しかった。
そして予選・本戦と続けて優秀な成績を維持し続けて来た3名、と……凄まじい緊張感の中始まった決勝戦。
気軽に審査員を請け負ったけど……凄い緊張感に飲まれそうです!

で。
ハイレベルな回答の飛び交う中、身内いじりで賛否両論の盛り上がりがあったりもしつつ……。
『この会場に妊婦が駆け込んできました。助けてください!』というお題に対する『(子供が生まれた後に、誰かが言ったんですけど)喜利の王の誕生だー!』という回答は、この大会を締めくくるにふさわしい、素晴らしすぎる回答だったと思います。
もう、あの回答が出た瞬間に、おそらくは全てが決まっていた……。



こうして、先ほどの『喜利の王の誕生だ!』の回答を出した方が、見事に第1回喜利の王となりました。
まさに、喜利の王の誕生の瞬間でした。
本当に優勝おめでとうございます!
誰も文句を言わない、圧倒的で決定的な優勝でした。みんなこの人のこと大好きすぎやろ、ってくらい、優勝が決まってから彼を祝福する声が止みませんでした。

1日がものすごい長く感じられた、とてもすばらしい1日でした。本当にありがとうございました。
……大喜利って、すばらっ、ですね!

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