▼はじめにご挨拶
はじめまして。十勝復興応援団です。私たちは北海道の十勝地方(全19市町村)で活動する地域おこし協力隊の有志のメンバーで構成されています。今年8月に十勝地方に甚大な被害をもたらした台風10号。
同じ十勝管内に存在する市町村の被害は他人事ではありませんでした。”私たちにできることはないだろうか”。メンバーのたった1人の一言から、このプロジェクトは始まりました。
<メンバー>神宮司亜沙美(大樹町地域おこし協力隊)/黒田知樹(池田町地域おこし協力隊)/三輪昌宏(新得町地域おこし協力隊)/亀井秀樹(元更別村地域おこし協力隊)/村上智哉(清水町地域おこし協力隊)/新名隆之介(清水町地域おこし協力隊)
▼”贈り物が支援になる”、十勝の復興支援のギフトを作りたい
台風10号の影響が特に大きかった芽室町・新得町・清水町の3町。(株)地元カンパニーが展開する「地元のギフト」という仕組みを活用し、この3つの町の地域の産品を集めたカタログギフトを制作します。
地元のギフトは、それぞれの町の産品が10〜15商品はいって、一冊3,838円(税抜き)で販売するカタログギフトです。町に存在する様々な商品や人を知ってもらいながらも、一部あたり約400円が町に寄付され、かつ商品が選ばれた生産者には商品代金が支払われます。
地元のギフトとは⇒ http://gift.jimo.co.jp
▼私たちが十勝の復興応援ギフトを作る理由
①町をPRすることで支援する
台風10号襲来以降、JRの線路は大打撃を受け、町の間を結ぶ道路も一部が崩壊。風評被害も相まって、町に訪れる人は激減。夏の最も観光客が多い時期に、止まってしまった人の流れ。
被害を受け、商品が出荷できない人もいましたが、町には幸いにも被害を逃れ通常営業しているお店や企業もたくさんあります。
<被害が大きかった町・清水町にある十勝スロウフードのカレー>
十勝は食の宝庫。可能な限り地元産の食材を使って、昔から地元の人に愛されてきたお店や、新しい商品開発に果敢にチャレンジする企業の存在があります。
"町にある魅力をPRし、町のファンになってもらうきっかけを作る"
それがこのプロジェクトで考える、支援の一つです。
②町に縁のある人が、気軽に支援できる仕組みを作る
被災後、十勝の外に住む多くの知人から寄せられたのは「何か私たちにできることはないだろうか」という声でした。
寄付金を送るという行為は一過性で終わってしまいます。記憶に新しいうちは寄付は集まりますが、これから何年、何十年と復興への道を歩む町と、復興への道のりを共に歩む支援の仕組みがあったら・・・
十勝の復興応援ギフトは、”贈り物が、支援になる”カタログギフト。
季節のご挨拶に、出産の内祝いに。町に住む人や、町に縁のある人が、気軽に、そして普段の生活の中になじむ形で支援を続けることができる仕組みです。
▼このプロジェクトでやりたいこと
このプロジェクトで作るのは次の4つのギフトです。
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①芽室町のギフト(芽室町の地域の産品を集めたカタログギフト)
②新得町のギフト(新得町の地域の産品を集めたカタログギフト)
③清水町のギフト(清水町の地域の産品を集めたカタログギフト)
④十勝のギフト(上記3町村に加え、別途製作中の更別村のギフトから好きな商品カードが選べるカタログギフト)
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1つのカタログギフトの販売価格は3,838円(税抜)。そのうち、商品が選ばれた生産者に商品代が支払われる他、一部あたり約400円が災害義援金として各市町村に寄付されます。
--- カタログギフトについて(写真は他地域のものです)
このカタログギフトは本ではなくカード式。一箱につき10〜15程度、地元の品物が入っており、もらった人はこの中から好きな商品を一つ選んで、ハガキに書いて送ると自宅に商品が届く仕組みです。
<カタログギフトの内容>
1.カード(10枚前後 ※各ギフトによって異なります)
2.商品申込ハガキ(※切手不要)
3.カードケース(パッケージ)
4.メッセージカード(※オプション)
5は配送用の箱になります。
<カード表面のデザイン>
商品と、その商品に関わる人達が笑顔で登場するデザイン。親子だったり、社長と従業員だったり、師匠と弟子だったりと、パターンは様々。商品を選びながらそんな人達の関係性を想像するのも、また楽しいひと時。
<カード裏面のデザイン>
商品の思い出を語る2人の、方言交じりの会話文を掲載しています。どんな人たちが、どんな思いでつくっているのか。つくり手の人となりや風土が、会話を通して伝わればいいなと思います。
▼このプロジェクトをやろうと思った理由
今年8月に十勝地方に甚大な被害をもたらした台風10号。テレビや新聞で連日報道される、浸水した家屋、流された畑、そして死亡した方のこと。
(清水町: 崩壊した道路)
(清水町:流された橋と家屋)
■誰も予想していなかった十勝の災害
日高山脈が雲を遮ってくれるおかげで、”十勝晴れ”と言われるほど晴れの日が多い十勝に、台風による大雨でこれほど被害がでるとは、誰も予想していませんでした。
十勝の食料自給率はカロリーベースで1100%。十勝ブランドは日本全国に知れ渡るほどに、日本の食料倉庫として存在しております。その背景には、何十年にわたって、先人たちが土作りをしてきた畑の存在があります。そして、世代を超えて、それを受け継ぎ守ってきた農家のみなさんの存在も。
■流され、浸水した畑の回復には十数年。離農を考える人も。
浸水した畑には泥が流れ込み、収穫間際だった作物も全滅。収穫できない作物は畑に返すことしかできませんが、必要以上に養分を蓄えた畑は来年以降の作物にも影響を与えてしまいます。これまで長い年月をかけて作られた土。たった1度の台風の被害は、今後また何年、何十年とその禍根を残し続けるのです。
この先のことが考えられないと、畑を流された農家の方が言葉に詰まるインタビューの様子を見て、胸が張り裂ける思いでした。
■家屋の浸水、橋や道路の復旧は町の財政を圧迫。
被害は畑だけに留まりません。台風10号によって、橋は流され、家屋は浸水。海には大量の流木が流れ、漁にも大きな影響がでています。町が背負う復興にかかる費用は、いまだに全貌がつかめていないほどです。
(芽室町:浸水した家屋から運び出されたものたち)
■交通網の被害と風評被害で観光客も激減
今回の災害で十勝の交通網は大打撃を受けています。北海道を東西に横断するJRの線路が崩壊し、今なお復旧しておりません。車で十勝に来ることはできても、風評被害も相まって客足は激減。かろうじて難を逃れ、通常営業している施設やお店はたくさんあるにも関わらず、十勝全体の経済に大きな影響がでています。
町に住む人達が、町に縁のある人達が、このギフトを贈ることを通して、町のファンを増やしていくこと。
災害支援には様々な形がありますが、これが、私たちが行う支援の形です。
▼資金の使い道
・カタログギフトの印刷、製本費
・取材スタッフの交通、宿泊費
・カタログギフトのPR費
▼リターンについて
【Thanksレター】
十勝復興応援より、お礼の手紙をお送りさせていただきます。
※こちらはすべてのリターンについています
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【トムラウシ温泉無料入浴券】
10月1日より営業を再会した新得町にあるトムラウシ温泉。トムラウシの登山口そばにある秘湯の宿で、源泉温度は93℃で毎分200リットルと湯量も豊富。四季折々の渓流風景が楽しめる露天風呂も人気です。
★3,000円のリターンについています
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【道産牛スネ肉がゴロッと入ったコクと旨みのスープカリー】
清水町に本社を構える(有)十勝スロウフードのスープカリー。牛スネ肉は牛とろで使用しているボーンフリーファーム産なのはもちろん、タマネギ、豆3種も十勝産というこだわり。カレーには欠かせないタマネギは十勝帯広市の中村農場のものを使い、さらにアクセントで地元十勝清水町の森田ファーム(A-netファーム)の小豆、大豆、黒大豆を入れた十勝満載のスープカレーとなっております。
★5,000円のリターンについています
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【幻のじゃがいもマチルダと牛肉リブロース サーロイン 十勝めむろコロッケ】
「十勝めむろ」でしか栽培されていない、じゃがいも品種「マチルダ」を使用しています。だいじに収穫し、じっくり越冬したマチルダは甘み、ホクホク感ともに申し分ないじゃがいもです。そのマチルダを粗く砕き北海道産牛肉リブロース・サーロインの角切りを贅沢に使用し塩コショウで味付け、北海道産の生パン粉でくるみました。(1袋5個入)
★5,000円のリターンについています
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【芽室町のギフト】
完成した「芽室町のギフト」をお渡しさせていただきます。(注文も可能です)
★10,000円以上のリターンについています
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【新得町のギフト】
完成した「新得町のギフト」をお渡しさせていただきます。(注文も可能です)
★10,000円以上のリターンについています
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【清水町のギフト】
完成した「清水町のギフト」をお渡しさせていただきます。(注文も可能です)
★10,000円以上のリターンについています
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【十勝のギフト】
完成した「十勝のギフト」をお渡しさせていただきます。芽室町・新得町・清水町・更別村のギフトから応援団が選んだ商品をチョイスした、スペシャルセットです。(注文も可能です)
※商品ラインナップは選べません
※名称は変更になる可能性があります
★10,000円以上のリターンについています
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【HPに名前掲載】
これから制作する十勝の復興支援ギフトのホームページ上に、支援いただいた方として名前を掲載させていただきます。
★30,000円以上のリターンについています
▼最後に
十勝で暮らす人、十勝を応援したい人が手を取り合って、復興に向けて歩んでいけますように。
頑張れ!十勝!!
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディングの返礼品について
2017/04/07 09:38【返礼品に関するお知らせです】 本プロジェクトにご支援いただきました皆様へのお礼の品は、 4月末に一斉にお届け予定です。 お届け予定の時期が遅くなった商品もあり、大変申し訳ございません。 返礼品到着まで、もう少々お時間いただけますようお願い申し上げます。 今後とも、十勝の復興支援ギフトをよろしくお願いいたします。 ーーー 十勝復興応援団 神宮司 もっと見る
十勝の復興支援ギフトの発売が開始しました!
2017/04/07 09:25みなさまのご支援のおかげで、無事に十勝の復興支援ギフトを発売することができました! 4月1日より、発売元の地元カンパニーさんのウェブサイトで購入できます。 ■芽室町のギフトhttps://gift.jimo.co.jp/contents/okuru/hokkaido-memuro/ ■清水町のギフトhttps://gift.jimo.co.jp/contents/okuru/hokkaido-shimizu/ ■新得町のギフトhttps://gift.jimo.co.jp/contents/okuru/hokkaido-shintoku/ ■4地域から選べる十勝のギフトhttps://gift.jimo.co.jp/contents/myselect/tokachi-select/ 発売開始のご連絡をした出品者の方からは 「本取組みが、町を元気にするきっかけになれば良いと思っております。」 というお声がけもいただきました。 ニュースでは報道されなくなりましたが、町が受けた畑の被害、町の人の心の痛みの復興はまだまだかかります。 より多くの方に、このギフトの存在を知っていただけるように、これからもPR活動などを頑張っていきたいと思います。 今回ご支援をいただいた皆様、本当に心から感謝いたします。 皆様の支援がなければ、このギフトを完成させることはできませんでした。 今後とも一緒にこのギフトを盛り上げていけたらと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
十勝の復興支援ギフト、もうすぐ校了です!
2017/03/09 11:04長らく活動報告ができておらず、皆様にはご心配をおかけしております。 出品者さまへの取材を完了し、順調にカード制作は進んでおります。 芽室町 11出品者 新得町 12出品者 清水町 10出品者 総勢33出品者分の商品カードづくり。もうすぐ校了という段階までやってきました。 多くの方のご協力によりここまでやってきた、十勝の復興支援ギフト。 出品してくださる生産者さんの想いを、間違いのないように伝えたい・・・。 自然とチェックが入念になります。 制作していただいている地元カンパニーさんにも、とても頑張っていただいております。 4月には発売を開始できるよう、メンバー一同気合をいれて頑張ります! 正式リリースまで、今しばらくお待ちください。 十勝復興応援団 神宮司 もっと見る
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