あとはわずかな木工と左官作業、そして大掃除などを残すのみとなったガウディハウス。
塗装屋さんにお願いしていたお風呂とトイレがこんな感じに出来上がりつつあります!
ご存知のように坂の町尾道はほとんど下水が通っていないので、今なお汲み取り式が当たり前です。
で、未だに元祖ポットン形式のトイレもありますが、若い人やお年寄りの住む家では、簡易水洗の洋式便器に変えているところが多く、ガウディハウスも、オリジナルを残しつつ、便器だけは洋式に変えさせてもらいました。
で、簡易水洗用の便器は、全国で必要な人が限られるからか、本当に選べる種類が少なく、狭いスペースでは、タンク無しのこのひとつくらいしか種類がないのが現状デス!
で、多分この先も種類は増えないと思いますが、ありきたりのではつまらないので、どこまでもガウディハウスらしさを求めて、知り合いの塗装屋さんに無理を言うて、便座と付属品を黒く塗装してもらいました〜
そこまでやるか⁈という感じですが、10年越しの再生なので、細部までトコトンこだわっていくつもりです!
これで一気にトイレも和洋折衷感が増しました。
お風呂も憧れの猫脚のもの。日本では真っ白なしか見当たらなかったので、外側だけ黒く塗装してもらいました。
元々ガウディハウスは別邸なので、風呂もガスも無かったのですが、洋館部分の腐った一階の納屋のあった部屋に風呂場を新設しています。
洋風文化が庶民まで浸透してきた昭和8年1933年という時代に風呂場を作ったらどういうデザインになるのだろう…トコトン考え抜いてデザインしていっています。
尾道の現代の職人さんの力を集結して、この建物を建てた棟梁さんに恥ずかしくないものに仕上がるよう時間と手間をかけて再生しています。
贅沢な再生かもしれませんが、一生かけてペイするので、妥協はしたく無いです。
引き続きのご支援、よろしくお願いします!