2019/04/02 12:43

以前バースデードネーションでsoarに寄付をしていただき、いつも温かく応援してくださっている最所あさみさんよりクラウドファンディングへの応援メッセージをいただきました!

はじめまして。soarサポーターの最所(サイショ)です。

今回は、病気や障害、特殊なバックグラウンドなどいわゆる「マイノリティ」に属しているわけではない私がなぜsoarを応援しているのかをお話ししたいと思います。

soarは社会的マイノリティの人々を取りあげるメディアなので、病気も障害もない自分には関係ない、と感じる人も少なくないかもしれません。私もはじめてsoarを知った時はなかなか身近なものとして捉えることはできませんでした。

でもsoarと継続的に付き合う中で、価値観の多様化によって誰もがマイノリティたりうる時代に、社会的マイノリティの生き方と無縁な人はいないのだと感じるようになりました。

例えば一昨年の誕生日、新しい家族のかたちや社会全体で子供たちを養育していくことについて、soarを通してもっと知りたいし自分でも何かやってみたいと思い立ち、バースデードネーションという仕組みでsoarへの寄付を募ったことがあります。

▼最所さんのバースデードネーション
自分の生まれた日だからこそ、改めて「家族」を考える機会を作りたい

私はわかりやすいマイノリティステータスを持っているわけではないけれど、私と同じように価値観が「普通」とは少しずれていることで生きづらさを感じる人はこれからもっと増えていくのではないかと思います。

そんなときにsoarの記事を読むと、人の数だけ「自分にとっての普通」があって、それを受容して生きる美しさをいつも感じるのです。

soarと出会うまで、私は「弱さは克服しなければならないもの」だと思っていました。できないこと、足りないものは自分の努力でカバーして、みんなに迷惑をかけず役に立つ人間にならなければならないのだと。

でもsoarに登場する人たちは、一見弱さに見える病気や障害、人と違う価値観を弱みではなくひとつの個性として捉え、受容しながら周りと支え合っています。

以前編集長の工藤さんにこんな言葉を教えたもらったことがあります。

「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい」

これはアルコール依存症克服のプログラムなどでよく使われる祈りの言葉の一節なのだそうで、soarに出てくる人たちはそれぞれの葛藤の末にこの力を手に入れた人たちが多いからこそ、強く美しく見えるのかもしれないと思いました。

ほとんどの人は特別な障害や病気もなく自分は普通だと思っていて、だからこそ努力によってすべて克服できるし自己変革できないのは自分のがんばりが足りないせいだと思い込んで、がんばりすぎた結果生きづらさを感じてしまう。

だからこそ私は、自分はマジョリティであると思っている人、恵まれているからこそ頑張らなければと思い込んでいる人にこそsoarの発信に触れてほしいなと思っています。

今回のクラウドファンディングを通してsoarが挑戦しようとしているリニューアルは単にマイノリティの人たちにだけに届けるのではなく、私たちひとりひとりの中にある人と違うマイノリティ性に光を当てることだと思っています。

寄付というとややハードル高く感じる人もいるかもしれませんが、以前バースデードネーションした際にも書いた通り、私は寄付を「未来への投資」だと思っています。いいことをしようとか社会的意義がとか難しく考えすぎず、同じ未来を見たい人たちと仲間になるくらいの感覚で寄付という行為がもっと広がっていけばいいなとも思っています。

これからもsoarの発信がたくさんの人に届き、1人でも多くの人の可能性が広がる瞬間につながっていきますように。これからも応援しています。

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最所さん、応援コメントをありがとうございます!

4/2(火)21:00より、代表工藤と副代表モリによるLIVE配信を行います!

みなさんのあたたかいご支援への感謝を込めて、クラウドファンディングを行おうと思った理由やここまでを振り返っての想いを語ります!

詳細はこちら

現在の支援者数は420名、支援金額は439万円、800万円まであと【361万円】です!

温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます!

引き続き、ご支援をどうぞよろしくお願いします!