各界で女性活躍にリーダーシップを発揮されている人の1人にmiraco代表の天野妙が選ばれ、『働く女性の意見を聞く会』に出席。片山さつき内閣府特命担当大臣を囲んでお話してきました。(写真左から3人目が天野)
天野からは「女性が活躍できる社会の実現に向け政治ができること」として、以下を提案しました。今後も、日本が「子育てしやすい国」に近づけるよう、政治家との直接対話を行って参ります。
『保育所および学童の待機児童ゼロと安心・安全の確保』
・待機児童問題によって復職や再就職が妨げられている。生き方を自由に選択できるようになるためにも、希望する人が就労に関係なく保育園・学童へ入れる社会を実現してもらいたい。
・学童保育の基準の参酌化(事実上の撤廃)で、自治体主導の運営になることによる不安を取り除いてももらいたい。
→無条件に参酌化するのではなく、バーターとなる条件の設定の必要性について、大臣も理解を示しました。
・子どもを狙った性犯罪を防ぐため、犯罪歴のある人が子育ての現場に再就職できない仕組み「DBS」を整備してほしい。
『男の産休義務化とゼロコミット男子の撲滅』
・女性の社会進出のために必要な男性の家庭進出を進めてほしい。約半数の男性が「育休を取りたかったが取れなかった」と答える現状を改善するためにも、男性の家庭進出のきっかけを作る目的として、「男の産休」10日間の義務化(必須化)をしてほしい。
→1週間でどうか?との大臣の質問に対して、10日+土日による2週間の根拠と、給与補償の予算規模をお伝えしたところ、大臣も納得のご様子でした。
・家事育児を全くしない男性=ゼロコミット男子をなくすために、産院での父子研修の必修化を検討してほしい。
その他にも、以下の点について意見交換を行いました。
『女性活躍推進法/行動計画策定の難易度評価/クオータ制の導入』
・達成できる目標しか立てないケースや、目標を立てるだけで終わっている企業が多く、行動計画が形骸化している点を指摘。達成・進捗状況を分析し、難易度を見える化・評価する必要があることを説明。
・特定分野におけるクオータ制の導入を検討してほしい。