みらい子育て全国ネットワーク(miraco)代表の天野妙です!
今日はこどもの日。
そして長かったクラウドファンディングのキャンペーン80日間の今日は最終日です。
今日は、私がなぜmiracoの活動を始めたのかお話ししたいと思います。
私には兄3人がいて、男尊女卑思考の強い父は、家の壁に教育勅語を飾るような人でした。小学校4年の頃、兄弟4人でテレビを見ていると、母から「妙、ご飯よそって」といわれたので、「なぜ私なの?」と聞くと、「だって女子でしょ。」と言われました。
何故女は家事をし、男はテレビを見続けることができるのか?私にとっては理解できませんでした。でも私が大人になる頃は、誰かがこの理不尽を解決してくれているだろうと思っていました。
大人になり、男女が平等だという会社で男性と同化して働いていましたが、年齢が上がるにつれて評価されなくなりました。自分に実力が足りないからだと思い、男性以上に長時間働いて補おうとしていました。一方で男性と同化して働くことで、男性の性別役割の悩みも共有させてもらいました。
そんな私が出産し、10年前保育園に落ちました。理不尽で整理のつかない思いを抱えていた上に、復職3日前に総合職から一般職に転換させられ「辞めますか?」「復職しますか?」と突き付けられたのです。
その時、私の中で何かがはじける音がしました。
「あ、これって性別のせいだ」と。すべてが腑に落ちたのです。
それから、ジェンダーについて勉強し、起業して、待機児童の解消を訴える行動に移すまで8年掛かりました。現状、私の子供は第一希望の認可保育園に入ることができています。なので、自分が直面していないという意味で、待機児童問題は他人事です。私の夫が育児休業を取ることも恐らくこの先ありません。私がこのままこの問題から逃げてしまうこともできます。
しかし、もう気が付かないふりをするのは辞めることにしました。
誰かが勝手に変えてくれると思っていた理想の社会。性別にとらわれず自由に選択できる社会は、やってこない。
気が付いている誰が言わないと、世の中は変わらない。私たちの子どもに私と同じ思いをさせたくない。そんな思いでこのmiracoの活動を始めました。
これまで多くの皆さんがご支援くださったことが、私たちの原動力となり、イベントや、交流会、勉強会などを通じ、物事の決定権を持っている人たちへの働きかけが少しずつですができるようになりました。
しかし、まだまだ道半ばです。
皆さんのお力なくして、この先の険しい道を乗り越えることはできないと思います。是非これからも皆様のご声援とご支援を頂き、性別に関わらず当たり前に子育てをしながら、当たり前に働ける。そんな社会を皆さんと共に実現していきたいと思っています。
160万の目標達成まであと一歩。
どうぞご支援や、情報のシェアを、よろしくお願いいたします!
▶ miracoのクラウドファンディングページ(本日23:59まで)
miraco代表 天野妙 & miracoメンバー一同