2019/03/15 10:06

石黒 伸 医師
認知症・神経難病患者の外来、在宅医療に取り組むと共に、患者自体を減らす「予防医学」を推進する次世代ドクター。食事指導やストレスケアなど、患者の生活に寄り添った医療に力を入れている。


「ダイエット」とというのは米国では「食べ物」という意味です。僕が考える「ダイエット」とは、「健康になる食べ物を食べる」を意味します。

面白いことに、あなたのカラダにぴったりな食べ物へと日々最適化していくと、体重は勝手に自動調節されます。太り過ぎな人は痩せていき、痩せすぎている人は太り始めます。

その人のカラダにとって最適な体重に導く食事のことを僕は「オプティマルダイエット」と言ってます。

オプティマルダイエット(English)

日本人は食物繊維を利用するのがとっても上手な人種であることは間違いありません。特に海藻の消化についてはどの民族よりも長けてます。

なんとなく「減量する=食べない」という日本人の悪しき固定観念がありますが、肥満者向けの「オプティマルダイエット」の特徴は「食べると痩せる」です。るいそう者の「オプティマルダイエット」は「食べると太る」です。そして、ただ食事に注目するだけでなく、「腸内細菌を最適化する」ことが、いわゆる「リバウンド」を防ぐ最も最良な方法であることがわかってきたのです。