先日、練習のために滋賀一周ラウンドトレイルの最終ステージを完走しました。
「うっしゃー!」と僕は言っていた記憶がある。今回は絶対に完走したいと思っていた。距離としては大したことがなかったんだけど、ゴールの時は雄叫びを上げる。自然とそうなった。ゴールの琵琶湖を目の前にしてとにかく嬉しかった。
去年の10月、アタカマ砂漠マラソンの最終ステージ以来、ずっと練習のために参加していた大会で完走した経験がなかった。いつもリタイア。なんとなくだが、3ヶ月ぐらい前から左半身に痺れがあり、首も痛くなってきたのでその不安感がついていて「これはリタイアした方がいいかも」みたいな判断が多くなっていた。その体の不調に「なんだろう」といつも思っていた。
そして、日常的にも寝るときに痺れがあったりもしたため、GWが始まった4月27日にMRI検査をしてもらった。すると、診断で椎間板ヘルニアと言われた。
「ついかんばんへるにあ?」とあまり聞き慣れない言葉に最初は驚き、説明をされた。
「椎間板ヘルニアとは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます(ヘルニア=何かが飛びだすこと)。 このとき、飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こします。」
と説明された内容を思い出せないから検索で出したけど笑
僕の場合は首のところの神経が圧迫されているらしく、それで左の腕、肩に痺れや痛みが走っていたらしい。
「それで、先生、僕ランニングしているんですが、大会とかは出れますか?」
と話したところ、ドクターストップはかからなかった。
「リハビリをする必要はありますが、走ることをやめなくて大丈夫ですよ」とのこと。
ふー、よかった。と思った。僕は、まだまだ砂漠を走るみたいなアホな挑戦を続けたかったからだ。なんとなく印象的にヘルニアだと走れないみたいなことがあるのかなと思ったんだけど、そうではないらしい。
どうやら僕はかなり姿勢が悪いらしい。リハビリを昨日からはじめてみてわかったのだが、これまで新幹線での移動の寝る体制などひどかったりしていたし、もともと右手が聞き上でパソコンなど作業しているときに下を向くような姿勢で仕事をしていたため、首に負担がかかっているらしかった。なので、そのあたりをすべて改善する必要が出てきている。
今になってこんな痛み、痺れがでてきて寝るときも最近大変だった。だけど、体に向き合えということなのだろう。
今回大会前に逆に判明してよかったと思っている。なぜこんなに痺れているのか不安だったことが明確化したため、対処法がわかってきたからだ。明確化されない不安というのは心に影響する。リタイアした方がいいかも、という心の片隅にある一言は大会には大きく影響する。でも、何が問題なのかわかることで、改善方法がわかってきたので、未来が見えてきた。
今回の滋賀一周ラウンドトレイルでもヘルニアだとわかったおかげで走れたと思っている。
この状態、僕にとっては新たな挑戦だ。
アホな挑戦だといつも言われている。
でも、チャリティーでこれだけ砂漠を挑戦している日本人は僕ぐらいしかいないだろう。
そして、これからもまだまだ続ける。僕が接している10代の子たちのためにも、僕は諦めずに走り続ける。
未来はわからない。だが、今を生きて生きて挑戦し続けて子どもたちに今よりも良い社会を残す。これからもそうしていきます。
残り21日、目標達成まであと約898万円です。まだまだ応援よろしくお願いします!
今井 紀明