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暴力を受けた女性のための宿泊所と職業訓練のための店舗をアフリカに作りたい

現在、西アフリカのベナン共和国に、暴力を受けた女性のための無料宿泊所と、困難な状況にいる子どもへの職業訓練のための施設を建設しています。施設には賃貸アパートを併設し、その収益を活動に使います。運営を海外援助に依存しない、新しい形の支援を作っていきたい。

現在の支援総額

1,166,000

116%

目標金額は1,000,000円

支援者数

118

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/05/22に募集を開始し、 118人の支援により 1,166,000円の資金を集め、 2017/06/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,166,000

116%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数118

このプロジェクトは、2017/05/22に募集を開始し、 118人の支援により 1,166,000円の資金を集め、 2017/06/29に募集を終了しました

現在、西アフリカのベナン共和国に、暴力を受けた女性のための無料宿泊所と、困難な状況にいる子どもへの職業訓練のための施設を建設しています。施設には賃貸アパートを併設し、その収益を活動に使います。運営を海外援助に依存しない、新しい形の支援を作っていきたい。

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秋が深まる中、皆様いかがおすごしでしょうか。ソコニイルカです。 「暴力を受けた女性のための宿泊所と職業訓練のための店舗をアフリカに作りたい」プロジェクトへのご支援ありがとうございました。 皆様にご支援いただいたおかげさまで建物が完成し、10月2日に職業訓練所となる「アトリエ」をオープンすることができましたので報告させていただきます。 【写真:建物全景。手前の二つの扉が「アトリエ」左が髪結い、右が仕立て屋です】 【写真:正面の門から入ると住居スペースがあります】  前方部分に2つの職業訓練所となるアトリエ部分、門を入った後方部分に9部屋の生活できる部屋があります。この内、一部を暴力を受けた女性のための宿泊所として確保し、その他をNGOの運営資金のために賃貸します。   【写真:アトリエ開きの様子。髪結い協会、仕立て屋協会からの人たちや、主人の友人・知人などで賑わいました】 ■アトリエって何?  日本語でアトリエというと、芸術制作の場所が思い浮かびますが、ベナンでは「アトリエ」は、仕立て屋や髪結い、機械修理工や家具屋などの職人が働く「店舗」のことをさします。彼らはアトリエで仕事を営む一方で、「見習い生」を受け入れ訓練します。ベナンでは、約3年程度の見習いを経て、初めて資格を取得できることになっています。資格を取得すれば、自分でアトリエを開くことができます。   見習い生となるためには、最初にまとまったお金(日本円で5万円程度)をアトリエの主人に払う必要があります。これは多くのベナンの家族たちにとって簡単に払えるお金ではありません。特に家族のサポートが受けにくい孤児や障がいを持った子どもについては、職業訓練を受けることはハードルの高いことです。   そこで、私たちのNGOでは、アトリエ開設のための設備を準備し、家賃を無料で貸し出す代わりに、アトリエの主人は無料で見習い生を受け入れるという仕組みを作ろうと考えました。それによって、経済的に難しい状況にいる子どもが無料で職業訓練を受けることができるようになります。この建物のアトリエには、人々の需要が安定していて、且つ女性の職業として人気の高い職業である「髪結い」と「仕立て屋」にすることにしました。   【写真:仕立て屋のアトリエの中。ミシン5台、アイロン、はさみなど、開業準備は全て整っています】 ■現状は?  アトリエの主人は、NGOの活動に理解がある人でないといけません。私たちは、技術力と人柄をアトリエの主人が保証し、NGOの活動にも共感を示す女性を二人見つけることができました。   また、アトリエ開きの後、一人目の少女を見習い生として早速受け入れています。彼女は、両親を亡くして親族に引き取られていましたが、お金と引きかえに他の家に使用人として住み込みで働くことになりました。そこでひどい仕打ちを受け、逃げてきたところを、保護された少女です。職業訓練を通して彼女がどのようにスキルを身につけ、生きていく力を養っていくのか、私たちは支援しながら見守っていきたいと考えています。 【仕立て屋の看板。NGO「Midofi」の名前が店舗名です。(NGOはフランス語でONGと綴ります】 ■運営資金は?  後方の賃貸部分の部屋は、NGOの運営資金を捻出するためのビジネス目的のものです。ここに賃貸したいという人がどれほどいるのかが、NGO運営の根幹に関わってくる部分でした。幸い、建物の建築途中から「いつ貸し出すのか」という問い合わせが次々と入り、現在貸し出し予定だった部屋は全て、賃貸として貸し出すことができました。 ■今後は?  10月半ばには、ソコニイルカのメンバーもベナンに渡航予定です。建物のプレート貼り付けなど、残っている仕事をすると同時に、今後の運営についての議論を重ねる予定です。  建物は完成しましたが、活動はまだ始まったばかりです。職業訓練部分「アトリエ」も、住居部分に確保している「暴力を受けた女性の宿泊所」の運営も、運営していく中でいろいろな課題も出てくると思います。それらを一つ一つ解決していきながら、皆さんの支援で完成したこの建物を、一人でも生きづらい状況にいる人びとの居場所として機能するように尽力していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。 ソコニイルカ メンバー一同


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皆様のご支援で、昨日夜目標であった100万円を達成することができました。 本当にありがとうございます。 誰にも気持ちが届かなかったら悲しいねと、一同不安に思いながらはじめた クラウドファンディングですが、多くの方のご支援をいただき、 大変励まされました。 今後、目標額を超えてご支援いただいた分は、 活動開始後の運営費に利用させていただきます。 具体的には、暴力を受けた女性のための治療費用、 職業訓練を受ける子どもたちの昼食費用などになる予定です。 例えば、3000円のトートバッグのリターンプランのご支援で、 昼食を1人に約50日分の昼食を出すことが可能になります。 メンバーの渡航費などに使わず、ぎりぎりまで現地の人支援のために利用させていただきます。 残り3日、短い間ではありますが、引き続き ご協力いただければ嬉しいです。 よろしくお願い致します。 国際協力団体ソコニイルカメンバー一同


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  こんにちは。皆さん、プロジェクトへのご支援、ありがとうございます。おかげさまで80%を達成致しました。クラウドファンディングも残るところ後4日です。6月29日23:59分までに100%達成できるように引き続きご支援よろしくお願い致します。  私たちの団体の名前は「ソコニイルカ」。少し変わった名前ですが、これはベナンで話されているフォン語の挨拶言葉に由来しています。アフリカの多くの国で、挨拶はとても大切です。朝、人と会うと「起きた?」「起きたよ」「夫はどう?」「両親は?」「子どもは?」「家は?」「仕事は?」・・・などと、長々と続くのが普通です。働いている人を見れば、「よく働いているね」、座っている人を見たら、「よく座っているね」と声をかけます。そして、何もせず一緒にいるときも、時々「そこにいるか?」と声をかけるのです。   ここにいるのは、相手にだってわかっているのです。だって、さっきからずっと横に座っているのだから。けれど、それでも声をかけます。それは、相手が自分と一緒にここにいることを確認し、それが大切であることを告げているのだと思います。相手が何をするではなくても、存在していること自体が大事だと考えているといえるかもしれません。  ベナンで設立したNGOの名前は「ミドフィ」。「私たちはここにいるよ」、という意味です。これは「そこにいるか」と言う挨拶に応える言葉です。生活の空間は違っても、お互いの存在を起点に声をかけあえるような関係を作っていきたいという思いで、私たちはこの名前を団体名に選びました。   ↑建築予定地のアラダ市の駅  ベナンでNGO活動を始めるのは、簡単にはいきませんでした。まず、土地を購入する時に問題になったのは、「外国人が土地を買えるか」という問題でした。   土地の購入の際には、まだベナンの現地NGOミドフィの設立手続きが終わっていなかったので、メンバーの個人名で登記する必要がありました。市役所を訪ねると市長に確認して欲しいといわれたので、市長宅に行きました。私たちが訪ねると、市長は裁判官に電話し、外国人であっても問題ないと答えました。そこで、無事土地を購入することができました。しかし、その後、売買取引の証明証書に市長にサインをしてもらう必要があるので再び会いにいくと、市長が対応を変え、「サインはできない」と言うのです。「法律上問題がある」と。 ↑NGOミドフィ職員ロジェ。元小学校職員。NGOの活動を軌道に乗せるため現在奮闘中。  そのとき、日本人メンバーは帰国していたので、ベナンのスタッフのロジェは、驚いて市役所に行きました。そこで市役所の法律担当の職員と一緒に問題がない旨を再度説明し、さらに、市長が自らサインすると言ったことを伝えました。しかし、市長は渋るばかり・・。市長自身が裁判官に確認をとったというのに、一体どういうことなのか・・・。  いろいろ事情を聞いていると、どうも、市長と副市長が政治的に対立し、「市長降ろし」の動きがあったようです。NGOの書類を見た副市長が、「外国人が土地は買えない」と主張しはじめ、市長がサインするなら法律違反で訴えるようなことを仄めかしたらしいのです。  それで、市長が保守的になり、法律的な問題とは関係なく、とにかくトラブルを避けるためにサインはしないということにしたようです。契約書がサインされないままであると、リスクを抱えることになります。何とかサインをしてもらおうと、NGOミドフィの職員ロジェが、市役所に毎日訪れ、なぜ地域のためにこの土地が必要なのか説得したり、副市長と仲の良い知人をたてて話をしてもらったりもしましたが、政治問題に巻き込まれてしまった当時、なかなかコトは進みませんでした・・・。  膠着した状態のまま、半年経った頃、事態が急展開しました。「市長降ろし」が実現されたのです。選挙を経て、以前の副市長が市長になりました。しかし、新市長は、サインをすることを阻んでいた当本人です・・・。だから私たちは「どうせサインはもらえないだろう」とがっかりしました。  しかし、職員が法律的に問題ない旨を書いた資料と一緒にサインを依頼すると、なんとあっさりサインがもらえました。要は自分が市長になった今、何の問題もないということなのでした・・・。 ↑ちゃんと登記まで辿りつきました!  少し呆れる事態ですが、現地でNGOの活動をするということは、このようなアフリカの現実に対応していくことでもあります。今回のように、その時々の状況に左右されるし、政治の道具として巻き込まれる可能性もあります。「現地の人のために」と思って活動しても、阻まれることもあります。  国際協力というと、「人に喜んでもらえる」、「ありがとうといってもらえる」イメージがあります。しかし実際は、人の私利私欲が見えたり、争いの種になったり、がっかりするようなことがいっぱいあります。人々のそういう面が見えると、気落ちして、投げ出したくなることも度々です。  そのような現実と関わってがっかりもしながら、それでもちょっとは人の役に立てるように、しぶとく諦めずに取り組むことが国際協力にとって必要だと思っています。とにかく市長のサインも無事に得たので、改めてメンバーが挨拶しに行くと、「活動が素晴らしいから応援している」と、何とも現金な市長に励まされたのは一歩前進です。最初に書いたように挨拶が重要な文化ですから、今後のNGO活動がスムーズに進むように、市長だけではなく、警察署長や裁判所にも、既にこの活動についての挨拶に行っています。  一筋縄にいかないベナンの現実に揉まれながらも、今後もしぶとく諦めず、活動していきたいと思っています。  残り少ない日数ですが、達成に向けてご支援&シェアいただけると嬉しいです。


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  こんにちは。皆さん、プロジェクトへのご支援、ありがとうございます。  おかげさまでもうすぐ70%を達成しそうです。引き続きご支援よろしくお願い致します。  今回は、現在建築中の建物の着工の前に実施した、建物のレンガの改良実験についてご報告致します。  工事をまさに始めようとしていたときです。折角、新しい建物を建てるので、ベナンの技術に一工夫加えることによって、何か改善ができないかと考えました。ベナンの建物の問題は、昼間とにかく暑いこと・・・。また、建築費用も多くの人にとっては高いのも問題です。  そこで、建築費用を少しでも安く、そして建物を少しでも涼しくために、建物の表面積の多くの部分を占めるレンガに注目しました。  ベナン南部では、建物は主に2種類のレンガを使います。購入してきた白い砂にセメントを混ぜて作るセメントブロックと、トイレのために掘った時に出た土などに、少しだけセメントを混ぜて作る土レンガです。土レンガは、そこにある土を使うのでほとんど無料ですが、セメントブロックは砂を買うのでお金がかかります。しかし、セメントブロックの方が頑丈だという理由で、ベナンの人びとは高くてもセメントブロックを好む傾向があります。   ↑土レンガ ↑セメントブロック  しかし、土レンガは熱の伝導率が小さいので断熱効果がセメントブロックより優れています。そこで、土レンガを現地の材料で強化することを考えました。現在使われている土レンガは、土とセメントだけで、つなぎになるものが入っていません。ベナンにある素材を混ぜ込むだけで、強化ブロックを作ることができるなら、現地の土と素材で作れるので安くつくれるため、人々の建築コストを減らし、快適な家を作ることに役立つのではないでしょうか。  折角家を建てる機会なので、実験してみようと思いましたが、私自身は、建築に詳しいわけではないので困ってしまいました。そこで、日本政府の支援でベナンに病院を建てるために現地に駐在中の、日本の建築会社の方に相談しました。すると、お休みの日を利用して協力してくださるとのこと。さっそく、アドバイスをいただきながら材料を探し、実験をしてみました。   まず、材料探しです。道端に、ジュースを飲んだ後のやしの実が捨てられていました。 やしの実の中の繊維が使えそうです。 或いは、アブラヤシの枝から抜き取った繊維。 さて、いくつかの繊維を集めたところで、実験開始です。 実験には、建築会社の皆さんが、アドバイザーとして参加してくださいました。 繊維を混ぜ込んだものと、混ぜ込まないもので、レンガを作ってみます。繊維を入れたレンガには、通常入れるセメントの量を減らしました。繊維を入れることで、費用の高いセメントを減らすことをできるかの確認のためです。 それを乾かせて・・・・ 2週間後に高いところから落として、割れるかの実験をしてもらいました。 割れない!  セメントの量を減らしても、つなぎの繊維を入れておけば、レンガに強度が出ることがわかりました。一方、セメントを全くいれずに、繊維だけを入れてレンガを作ると、レンガは割れてしまったので、セメントは一定量は必要です。  すなわち、土レンガに植物の繊維を入れれば、セメントを使う量を減らすことができ、強度もあるので、セメントレンガに代るものとして使うことが可能そうです。  しかし、今回、実験をしてみてわかったのが、思うほど繊維を調達することが簡単でないこと、また、土に細かくした繊維を混ぜ込む手間がかかることでした。やしの実の繊維が大量にとれるのは海岸沿いに限られており、アブラヤシの繊維は抜き取るのに手間がかかります。つまり、繊維を調達するのが無料にはならないということです。そうすると、セメントを減らすことができるという費用面でのメリットが出にくくなりそうです。  ですので、実験結果がすぐにベナンの建築技術を改良するために役立つ、ということにはならなかったのですが、少なくとも繊維が豊富な地域であれば部分的に実施していくことは可能そうです。すぐに結果にはつながりませんでしたが、今後も、諦めずにトライ&エラーで、いろいろな実験をしながらすすめていければと思います。  ご支援よろしくお願い致します。    ソコニイルカ一同