中村俊英(保護者役 写真左)「いじめ」をテーマにした演劇「親の顔が見たい」を、ぜひとも、小・中・高生のみなさんに、たったひとりでも、友だち同志でも、親御さんとでもいいので、観ていただきたいと思います。小・中・高生に観ていただきたい理由は、子どもたちがこの演劇と出合ったことで、クラスメイトへの思い、先生への思い、ご自身の親への思いに、希望が生まれますように。この演劇と出合ったことで、子どもたちに、笑顔が増えますように。魂をこめて演じたいと思います。子どもたちの限られたお小遣いをけずることなく、子どもたちがこの演劇と出合えますように、どうか、クラウドファンディングのご協力を、よろしくお願いいたします。久保田直子(保護者役 写真中)小学校の教員をしています。よく、子ども達に読み聞かせをする柴田愛子さんの絵本「けんかのきもち」に、こんな言葉が載っています。けんかは 素手でやる。けんかは 1対1でやる。けんかは どちらかがやめたくなったら やめる。これが けんかのやくそく。けんかすると、まえより もっと なかよくなる。これが、1対2だったり、どちらかがやめたくなっても続いたり、仲直りできなかったりすると、いじめになるのかなと思っています。だからこそ、小さいうちにいっぱい遊んで、けんかして、仲直りして、そんな経験を積んでおかないと・・・。今回、このお芝居を通して、自分の目の前にいる子ども達が、この先、いじめの被害者にも加害者にもなりうるということを痛感しました。今の自分に何ができるのか。このお芝居を観てくださる方々と、一緒に考えたいと思います。蔵重智(教師役 写真右)この台本に取り組むのは2回目です。前回は親の立場ですが、今回は教師側の立場です。私は実生活では、親も教師も経験は無いですが役者として、観客の皆様が納得できる役であるために書物で調べたり、実際に経験者の方々にいろいろ話を聞いています。いつもなら、自分の経験に無いものを役を通じて、知ったり、疑似経験するのは楽しい事です。自分以外の人生を経験できる。これは役者だからこそできることです。でも今回は「いじめ」の話。台本を読んだり、稽古をするたびに、心がざらついていきます。そして、気付きます。役者は稽古や本番が終わったら、その経験から離れることはできる。しかし、実際に経験した人、そして、これから経験するかもしれない人たちはずっとこのざらつきと付き合わなければなりません。だから、無知ゆえの偏見や、一般論で片付けず、まさに「一人の人間」としてこのお芝居の「言葉」や「シーン」に真摯に向かおうと思います。そういう決意を持たせてくれる台本です。




