制作現場から・・・
このようなタイトルでしばらく活動報告を書きます。
このプロジェクトは1月14日にスタートしましたが
本はまだ出来上がっていません。
あたりまえですよね。
原稿は95%完成しました。
絵のほうは82%くらいでしょうか?
印刷会社に入稿するのは1月末。
印刷・製本が終わり書店に本が並ぶのは
3月の終わりごろではないかと思っています。
それまでのあいだ制作現場を舞台にして
文と絵が1冊の絵本に仕上がるさまを
なるべく丁寧に報告していくつもりです。
このプロジェクトで作る絵本のタイトルは
「本から生まれるものは愛」といいます。
文を担当する私は木田拓雄です。
絵を描いていただくのは
イラストレータ藤井一士さんです。
「制作現場から」と言っても
私たちは一緒の場所で
作業をしているわけではありません。
私は兵庫県の淡路島で海を見ながら
藤井さんは同じく兵庫県の伊丹で
それぞれ仕事をしています。
伊丹は空港のある場所として有名ですよね。
さて制作現場で
今いちばんホットな話題といえば
表紙のデザインについてです。
制作手順から言えば
どんな表紙にするか意見を交換し
イメージを出し合って藤井さんにラフ画描いてもらい
それが表紙にふさわしいか検討を加え
決まらなければゼロに戻り
別のデザインを探す。
こんなことを1ヶ月くらいかけて行なっていきます。
表紙作りは実のところ大変な作業なのです。
「人は見た目が9割」とか言います。
表紙もまったく同じです。
表紙を見れば魅力的な本の中身が推察でき
その上お金を払ってもどうしても買いたい
と思わせるようなデザインが求められるのです。
さて次回以降は
どのような過程をへて
本はそれにふさわしい表紙にたどり着くのか
表紙の写真もまじえ
そんなことをさらに詳しく報告することにしましょう。
どうぞご期待ください。
木田拓雄