先日告知しましたように
25日の日曜日
十三のシアターセブンで
映画会とトークイベントがありました。
観客数は目標としていた100名に
かなり届きませんでしたが、
とても暖かく有意義な会合になりました。
福島から映画の製作者の関さんが来てくださり
自作の詩の朗読がありました。
関さんの詩は原発事故を経験したあとの
福島の日常をうたった生活詩であり
平易で素朴な言葉づかいで
福島の日々を淡々とうたいながら
福島の厳しさ、そこで生きる悲しみ喜びが
聞くものの胸に迫ってくる力のある詩でした。
興味深かったのは
関さんの詩に即興で音楽をつけた
だるま森+えりこさんの演奏です。
ふたりは才能に満ち溢れた
総合工作芸術家です。
いずれも自作のハープ・笛・数種の太鼓・鈴などを駆使し
詩の雰囲気を見事に演出していたのです。
「本から生まれるものでは愛」では
文と絵を使って表現をします。
私たちの基本的な約束事は
絵が本の内容の解説や説明とならないように
しようというものです。
絵は文の説明をしようと思えば可能です。
しかし音楽の場合はどうするのでしょう?
こんど知り合いであるだるま森さんに聞いてみます。
絵本の中で絵と文の関係はこんな風です。
文は祈りについて書いてありますが
絵は抽象化されているために
ここから直接「いのり」に結びつくものを探すのは
かなり困難ではないでしょうか?