SHIDO:002のFW ver1.11とDSP ver0.19を公開いたします。
お手数ですが、以下のリンク先をご参照いただき、SHIDO:002のファームウェア更新をお願いいたします。
リンク: ファームウェアアップデートツール ← クリックをしてください。新しいタブでダウンロードページが開きます。
本件に関するお問い合わせは以下のフォームまでお願いいたします。
リンク: サポート窓口 ← クリックをしてください。新しいタブでお問い合わせフォームが開きます。
今回は2つのファームウェアアップデートツールをお届け致します。
- 1.SHIDO:002 MCU ファームウェアアップデートツール
- 2.SHIDO:002 DSP ファームウェアアップデートツール
- 今回 アップデートの対象となりますのは、USBモードの保存機能(MCU側)とバーチャル7.1(DSP側)になります。サポートページにそれぞれの手順書を添付しておりますので、ご覧いただき、アップデートをよろしくお願いいたします。
SHIDO:002は全体の制御を行っているMCUの他に独立したDSPチップを搭載しています。そのためバーチャル7.1の効果を更新させるためには、DSP独自のFWアップデートを行わなければなりません。ファームウェアアップデートツールが2個に分かれてしまい、大変お手間をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
SHIDO:002は右上のvirtual7.1のボタンには以下2つの機能があります。
短く押す:バーチャル7.1サラウンドのOn/Offを行う
長く押す:USBモード2ch/7.1chモードの切り替え
USB7.1chモードでバーチャル7.1ONという一見矛盾した組み合わせが存在します。
バーチャル7.1はサラウンドの音場を疑似的に作りだす機能になります。一方、USBモードはPCから得られるデータを2chとして受け取るか、7.1ch(8ch)の情報をそのまま受け取るかというモードの切り替えになります。最終的にはヘッドセットに音が送られる際に2chの音声にダウンミックスされますが、DSPが受け取る音声データをどの段階で2chにダウンミックスするかによって定位感に差が出ています。コンソール機の場合は仕様としてUSBからマルチチャンネルの音声は出ていないため、2chモードのみ使用できます。
◆USBモード7.1ch/2chの最後の状態を保存(メインチップ FW)
本体右上のVirtual7.1ボタンの長押しで切り替えを行うUSBモードですが、これまでは切り替えたモードの情報を再起動時にデフォルトの2chに必ず戻すという仕様でした。今回のアップデートより再起動前の最後の状態を記憶するように変更しております。これまでは、PCでUSB7.1chモードで運用する場合、起動後USBモードの切り替えを毎回行って頂いておりましたが、Ver1.11以降は状態の保存が可能になりますので、より便利にご使用いただけるかと思います。
これまで7.1ch/2chモードを再起動時にデフォルトの2chに必ず戻すという仕様にしておりましたのは、コンソール機がUSBからマルチチャンネル情報を出力しないため、PCでUSB7.1chモードに切り替え、その後に同じ状態のままでコンソール機に接続した場合、音が出ない状態に陥ってしまうためです。
しかしながら、USBモードは、7.1chモードでもヘッドフォンに3.5㎜で出力する際に2chに最終的にダウンミックスを行いますが、お客様のお声から7.1chモードの方が定位が良いということも多く頂き、PCでの使用時には7.1chモードをより便利に使えるべきと考えました。
※初期出荷状態では2chモードになります。コンソール機器のみでの仕様の場合は、USBモードの2ch←7.1chに切り替えをしていただくことで音が正常に出なくなります。ご注意ください。
※USBモードの長押し切り替え時に、ボタン中央のLEDが点滅するようになりました。
※7.1chで保存し、再起動を行うとSHIDO:002起動時に一旦2chモードで認識されますが、その後一旦接続を解除して7chで自動で接続を切り替わります。
◆バーチャル7.1の残響の除去と定位感の調整(DSP FW)
Ver1.11以前のバーチャル7.1は残響音が強く、風呂場サラウンドとまで言われてしまう状態でした。ソリューション提供元と改めて協議を行い、残響を取り除いた上で音の定位を残しながら立体感と広がりを確保できるパラメータへ修正致しました。PCの場合はGame&Chat MIXノブにてゲーム音声とボイスチャットアプリの音声を個別にアサインすることでバーチャル7.1の効果をゲーム音だけに付加し、ボイスチャット音声をクリアに保つことが可能です。しかし、ゲーム内のキャラクター音声などには効果が乗ってしまうため、効果を体感できるギリギリまで残響を取り除いています。この状態でSHIDO:002のバーチャル7.1は、EQの効果をさらに付加することが可能です。
最後にこれまでのSHIDO:002アップデート内容を記載いたします。
◆マイク感度の調整:
◆バーチャル7.1の切り替えノイズ低減
◆再起動にSHIDO:002を認識しない問題の修正
◆バーチャル7.1サラウンド効果の調整 ←NEW
◆USBモード7.1ch/2chの状態保存機能追加 ←NEW