先ほどSlack(プロジェクトの中で情報を共有するSNS)に「新スキャナに火が入りました」という書き込みがありました。続いて「モノ作りの中で、最初に火が入る瞬間は特別な瞬間です」
とても嬉しい書き込みですよね。Panasonicの齋藤さんからの書き込みです。
1年前に見せてもらったスキャナは現在も東品川にあります。それを体験させてもらって「NO BORDER」の原型ができて、あっという間に1年が過ぎてあのスキャナの進化型がこの公演のために作られて大阪市門真市の研究所(小さな工場?)でスキャナに灯りがついたということです。僕らでいうと新番組の初ロケが始まった感じでしょうか?でも間違いなくワクワクしてくれていることがわかります。
「今ないもの」プロジェクトは至る所でワクワクします。
音楽「NO BORDER」の骨組みは作られました。作ってくれたのは森大輔さんです。とても素敵な曲です。これの肉付けをまさに今やってくれています。森さんもワクワクしてくれていると思います。大阪にやってきた世界中の人がこの曲を一緒に歌い踊っている姿を感じながら作っているからです。
振り付けはDA PUMPのTOMOさん、KENZOさんです。色んな振り付けをこれまでもしてきたと思います。でも今回は特別でしょう。だってそのダンスを赤ちゃんを抱いたママや80歳のおじいさんやおばあさん、そしてもちろん世界中の人が踊るんですから。もちろんもちろんDA PUMPのファンの人も!そんな振り付けは世界でやった人は誰もいないのですから。
CGチームもそうですし、制作チームも、美術チームも、「NO BORDER」に巻き込まれた人たちは誰も歩いたことのない道を歩いています。それってどうしたってワクワクするでしょう?
多分最初は「迷惑な顔」してたような気がします。だって今まで積み重ねてきたノウハウが通用しない場面が出てきますから。「めんどくセー」ですよ。でもそれが面白くなってくる。多分みんな。
そしてそれはこの公演の初回が始まって終わってお客さんがロビーに出てきたときに「面白かったね」「こんなの初めてだね」という声で完成すると思うのです。
(それとも初回の細かい直しにみんなもうかかっているかもしれませんけど)
「なぜ今ないものを作りたいと思うんですか?」と聞かれたことがあります。
「それは今ない幸せが生まれるからです」と答えました。
もう一つ付け加えます。
ワクワクするからです。