昨日もたくさんのご支援ありがとうございました!残り9日、現在68%とまだまだ厳しい状況ですが、最後まで引き続きよろしくお願いいたします!
本日の活動報告は、伝所鳩の内装リノベーションを行ってくれた大工の青島さんのこと。
伝所鳩は、一人の大工さんにお願いをしました。以前より交流があった大工の青島さんは、工務店に務めた後、独立。今でも様々な現場で作業されています。
大正時代につくられたと言われている「伝所鳩」の長屋は、おそらく長年ここにあり続けたであろう木材が残っていることは、素人目で見ても分かりました。だからこそ、「ただ綺麗にリノベーションをしたいだけじゃなく、ここの良さを残しながら直してもらいたい」そう考えて、青島さんにお願いをしました。
青島さんの大工仕事の活動の一つに「お直し」というものがあります。もともとの良さをもう一度見せながら直す、そんな活動だと個人的に感じていて、きっと彼ならここの建物に残る木材を活かし、そしてこれからも使い続けられるように直してくれるだろうと思い、今回依頼をしました。
そして、だんだんとでき上がるにつれ、木と建物が大好きな青島さんのスパイスがところどころに散りばめられていく姿に、ぼくらもとてもワクワクしました。
例えば、ライティングレールには、解体の時に出てきた木材を使ったものになっています。水平線の曲線をイメージした物、クサビのように組み合わされた物。
ある日、本業の仕事が終わり、現場へ進行状況を見に行った時のことです。
伝所鳩の真ん中には大きな梁(はり)があるのですが、以前よりもすごく発色していたのに気がつきました。思わず「何か塗ったの?」と聞くと「水拭きをして磨いただけですよ」と。
その時に、ほんとに彼にお願いしてよかったと思いました。
大工の世界では当たり前のことなのかもしれませんが、昔から生きてきた建物や木への愛情と敬意を感じました。
そんな「伝所鳩」は、青島さんの手を離れ、最終の仕上げをぼくらでやっていて、もうすぐで完成です。建物の良さをできるだけ壊さないように慎重に作業しています。
毎日、汗と土埃で泥まみれになりながら必死に頑張ってくれた青島さん。他にも電気屋さんやペンキ屋さんなど多くの方が協力して少しずつできてきた伝所鳩。関わってくださった方々の想いに応えるためにもなんとかクラウドファンディングを達成して、みんなでこの場所を盛り上げていきたいです。
どうかご支援の程よろしくお願いいたします!