ペットワークスの八谷です。本年もよろしくおねがいいたします。
年末年始も、幸喜さんのほうで開発を進めておりましたが、今日は昨年いくつか皆さんにご質問いただいたことにお答えしていきたいと思います。
(質問は、少しアレンジしてあります)
Q パトロンのステップアップは可能でしょうか?
A パトロンのステップアップは、キャンプファイヤーの仕様や仕組みの関係で難しい部分もあるとは思います。ただ、要望が多かったりした場合は、別の形でなんとか出来ないかな?とかは思っています。
Q 体験会は、東京だけですか?
A β1版の体験会は、現在4月末に東京で予定していますが、そのあと夏くらいに関西や九州とかでもなんとか体験会できたらな〜、とか考えておりまして、今はクラウドファンディングとは別に、スポンサーや場所をもっていらっしゃる企業さんに当たっているところだったりします。このへんの情報も、決まり次第パトロンの皆さんにはお知らせしていきますね。
Q ペットデータの移植に関して、「過去のV3のデータ」というのがありますが、それは具体的にどういうものなのでしょうか?
A 2002年にリリースされた「PostPetV3」では、ペットのデータはpp3という拡張子のデータとして、PC、Mac内に保存されています。
例えば、Macだと、ユーザー>ライブラリ>PostPetV3>default.pp3
がペットのデータにあたるものです。小さなファイルですが、これが実はペットデータそのものだったりしまして、これをコピーさせていただき、PostPetVRが動くマシンに入れてユーザーさんのペットをPostPetVRの中で再生しようというのが、今回の目標でもあります。
Q 目標金額の内訳を教えてください。コンピュータ関係なのだから、凄くお金は掛かるのではないかとは思いますが・・・PCやスマホで遊べる日を楽しみにしています。
A 確かに費用の内訳気になりますよね。ざくっとした話になりますが、目標金額は
・HTCViveなどHMDや開発用PC、ソフトウェアなど開発機材購入費が約80万円、
・イベント関係の会場費やリターン制作費、郵送費などで約30万円
・チーフエンジニアの幸喜さんは、現在はペットワークスではなく、別の会社「株式会社ナディア」に勤務しています。そういうこともありまして、ここを開発拠点にする点や他にプログラマを入れた場合の人件費で230万円、CAMPFIREに払う手数料などが約20万円、合計でおおよそ360万円、という感じです。
幸喜さんの作業環境はこちら。今はここで開発しています。(現在は予算規模がまだわからないので、幸喜さん一人で開発しています)
<(株)ナディアでガシガシ開発作業中の幸喜さん>
<VRなので、開発にある程度スペースが必要だったりします>
ですので、仮に満額になっても、ペットワークスの利益は全くありませんし、満額集まらなかったとしても、なんとかやれる範囲でベストを尽くしますが、それはそれとして、ポストペットの20周年はなるべく盛り上げたいですし、20周年に新しいソフトウェアがないのも寂しいのでぜひがんばりたいと思っています。
なお今は開発達成度20%くらいですが、それでも試作で遊んでいると、なんかくるものがあって手応えは感じています。
Q イベントの時期と場所について、現時点で決まっていることがありましたら教えてください。
今のところ、こんな感じで時期を予定しています。
「ドクターコース」α1版の体験会:こちらは、人数が少なそうなので、特に場所は借りず、上記の幸喜さんの作業場にご支援していただいた方をご案内して開催したいと考えています。
時期は2月中旬〜下旬くらいを予定しています。
「ナースコース」α2版の体験会:こちらは、3月11日(土曜日)の午後〜夜にかけて、都内(蒲田のあたり)を予定しています。こちらは、近いうちにもう少し詳しいご案内をしますね。
「β版体験会」β1版体験会:こちらに関しては、4月の下旬を予定しており、現在開催場所などを検討しているところです。こちらも決まり次第ご案内しますね。
Q ポストペットをVRで復活させてくれるそうですが、ひみつメカは登場するのでしょうか?
A ひみつメカを愛していただいて、ありがとうございます。
実際、PostPetの開発の初期には楳図かずおさんの「わたしは真悟」をかなり参考にしていたのですが「わたしは真悟」にもっとも近いモチーフのキャラクターがひみつメカで(だからデフォルトの名前がシンゴなのですが)、私にとっても、ひみつメカはとても思い入れの深いキャラクターです。
さて、ご質問の「ひみつメカが登場するかどうか」ですが、現時点ではなんともお約束できないのが現状です。今、開発をすすめているのですが、開発の手順としては、最初はモモ・コモモについて、まずまともに動くようにし、その後撫でられるようにし、抱っこできるようにし、おやつをあげられるようにし、洗ったりメッセージを運んだりひみつ日記を書けるようにして・・・というように、やらなければいけないことが満載で、キャラクターを追加するのはかなり後の工程になります。そして、そもそもつぎのステップにすすめるか、主に予算的な関門があります。今回のクラウドファンディングは、そこを突破するためのひとつの試みですが、僕ら自身、PostPetの20周年をなるべく実りの多い、そして、なるべく多くの人に喜んでもらえるようなアプリケーションを作るチャンスにしたいと思っていますので、制作課程などを見守っていただければ、ありがたい限りです。
Q スマホアプリ、プレステでの開発が進めばうれしいなと思います。そちらについてもβ版があれば、参加したいです。
A スマホ版PostPetはですね、本当はずっと企画立てたり試作したりしているのですが、予算他の諸事情ありましてずっと頓挫しているので、今回なんとかできればと持っています。ただ、もし作った場合、通信できるスマホ版を作るのはサーバや運営など含め、かなり大掛かりなものにならざるをえないので、実際やるとなるとかなり大変でして・・それが難航していた理由でもあるのですが。ただ、当然のことながら現在VRのゴーグルを持っているのはまだごく一部の方だけですので「スマホで遊べるPostPetの何か」については僕らも今考えていることがあります。こちらについて、近いうちにまたお知らせできると思いますので続報を少々お待ち下さい。