はじめまして。狭山茶農家「ささら屋」の石尾 祥馬(いしお しょうま)と申します。
ささら屋は江戸時代より続くお茶農家で、日本三大銘茶の1つである「狭山茶」を育てています。古くから日本で愛されてきた日本茶。狭山茶はその中でも味がよく、お茶特有の旨味成分として知られるアミノ酸「テアニン」の成分量が豊富と言われています。
今回、我々ささら屋では、お茶葉の持つ健康・美容、そしてリラクゼーションの効果に着目し、「飲む」以外の新しい方法で、もっと多くの方に「緑茶葉の魅力」を知ってもらいたい、という想いから「緑茶風呂入浴剤」を商品化しました。
お茶葉の持つ、「心と体を落ち着かせる癒しの力を、日々の生活に取り入れてほしい」「頑張る皆さんのストレスを少しでも和らげ、笑顔を増やしたい」そんな思いから商品化しています。少しでも共感していただけたら、ご支援頂けますと幸いです。
今回、日本茶の魅力やお茶葉の持つ力を生かし、頑張る皆さんを支えるための第一弾の商品として、狭山茶を使った緑茶風呂入浴剤「お茶農家さんの入浴剤」を開発しました。
この「お茶農家さんの入浴剤」には、5つの特徴があります。
『お茶農家さんの入浴剤』に入っている茶葉はすべて、ささら屋で栽培した狭山茶の二番茶※を使用しております。
狭山はお茶が産業として成り立つ北限地域の1つと言われ、そんな寒冷地の冬を越えた茶葉はたくさんの栄養・旨みを凝縮させます。
飲料用では一番茶よりも劣るとされる二番茶ですが、実は健康成分である茶カテキンの量は一番茶よりも豊富に含まれています。
もともと成分量が多いとされる狭山茶、その中でも健康成分の多い二番茶葉をふんだんに使用しているため、『お茶農家さんの入浴剤』はお肌に嬉しい成分たっぷりの入浴剤となっております。
※2番茶とは?:狭山地域では、4月末から5月上旬で一番茶の収穫を行います。その後、6月にかけてお茶の樹はまた新芽を伸ばすのですが、6月に再度摘み取りを行うそのお茶が二番茶です。
緑茶風呂は出がらしや古くなった茶葉を使って一般のご家庭でもお楽しみいただけます。
その効能は、特に女性の皆さんにうれしいものばかりです。
<お茶に含まれる有効な成分>
・茶カテキン
強い抗酸化作用により肌細胞の活性化が期待できる。また、殺菌作用もあるため肌荒れの改善にも。
・ビタミンC
美肌の効果が高いとされる。お湯の塩素を中和する効果も。
・フラボノイド
消臭効果があるため、体臭の緩和に。
・テアニン
1日の疲れを癒し、リラクゼーション効果が得られる。
『お茶農家さんの入浴剤』は、そんな茶葉に保湿効果や成分のお肌への吸着効果をアップする天然由来の温泉成分を加え、より効果的に緑茶風呂の効能を体感できる商品になっています。
「お茶農家さんの入浴剤」は、“農家が手掛ける”入浴剤です。
お肌に直接ふれるものである以上、食品と同様に添加物や着色料は少ない方が良いことは言うまでもありません。食という形で皆さまの健康に関わる農家として、出来る限り安心・安全に寄り添いたいと考えております。
そのため『お茶農家さんの入浴剤』は、余計なものはいっさい加えず、お茶葉以外の成分も全て自然のめぐみにこだわった、心と体に優しい入浴剤となっております。
※内容物:狭山茶、炭酸水素ナトリウム(重曹)、コーン油、ケイ酸カリウム:全て天然由来物
入浴剤開発はご縁もあって、40年以上にわたって独自の入浴剤開発を手掛ける製薬会社 松田医薬品の岡崎様にお力を借りています。
岡崎様は漢方薬を使った入浴剤を中心に「使う人の心と体を真に癒すことができる商品」を手掛けるべく、長年にわたって入浴剤業界のパイオニアとして松田医薬品の入浴剤事業を支えてきた方です。
『お茶農家さんの入浴剤』は、そんな心強い援軍に支えられ、入浴剤として真に使って下さる皆さんの心と体を癒すことができるような入浴剤となっております。
入浴剤と言えば、パウダー状のものやバスソルト、固形バスボムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
『お茶農家さんの入浴剤』は、そうしたイメージとはちがう“揉みだしタイプ”の入浴剤になっています。
粉砕された茶葉の入った大きなティーバッグのような入浴剤をお風呂に入れ、『ぎゅっ、ぎゅっ』と何度か揉むことで、その色や成分がお風呂にふわっと広がります。
余計なものを加えずに緑茶の成分をしっかりと残し、そして、お茶葉をつかった入浴剤であることを実感していただくために、他とは一味違う形状を採用しました。
今回、緑茶風呂入浴剤の商品化を目指したささら屋には、お茶農家として『守る』ということに対しての3つの想いがあります。
今を生きる多くの人が、忙しい毎日に追われ、ホッと一息をついてリラックスできる時間が少なくなっているのではないでしょうか。お茶といえば、「お茶にする」という言葉のように、仕事の合間などに一息入れることを連想される方もいらっしゃると思います。実際、日本茶のテアニンやその香りには人の精神を落ち着ける働きがあります。そして、厳しい冬を越える狭山茶葉は一般的な日本茶よりも多くの成分・エネルギーを蓄えています。そんな日本茶のリラックス効果を「飲む」とは違った新しい方法で、日々頑張る皆さまに届けたいと考え、緑茶風呂の入浴剤を開発しました。
緑茶やほうじ茶などお茶関連のペットボトル飲料が増え、黒烏龍茶のブームなども起こり、茶系飲料全体の生産量は平成5年から29年で約3倍まで拡大しています。一方、急須を持たない世帯が増え、茶葉から入れるお茶の購入量は、平成5年から29年で約35%も低下しています。
<参考:茶ガイド(全国茶生産団体連合会、全国茶主産府県農協連絡会)
多くの人がお茶を気軽に楽しめるようになって嬉しく思う一方、普段からお茶に関わるお茶農家としては茶葉から淹れて飲むことによって感じられる『日本茶』の個性豊かさや奥深さが失われつつあるようで悲しくも思います。
日本茶は、お茶の樹の種類はもちろん、育つ地域・環境、農園、更には加工の仕方から淹れ方に至るまで、どれか1つが違うだけでその味・色・香りが大きく変わります。そして、その真髄は茶葉から淹れる事ではじめて体験できると考えています。
しかし、価値観やニーズは時代によっても変わってくるものです。日本茶の魅力や奥深さを伝え、多様性を守るためには、私たちお茶農家自身も時代に合わせた日本茶の楽しみ方を提案していかなければならないと考えております。
今回の狭山茶を使った緑茶風呂入浴剤の商品化は、個性豊かな日本茶の未来に灯をともすための挑戦で、そのための第一歩なのです。『お茶農家さんの入浴剤」をきっかけに、他の様々な産地・農家の個性豊かな日本茶にも興味を持っていただけば、それ以上嬉しいことはありません。
狭山茶と言えば、京都の宇治、静岡と並ぶ日本三大銘茶の一つで、市場において高値で取引される高級茶葉として知られています。
しかし、ペットボトル茶の原料として安価な茶葉が求められる上、農家への配分が低く抑えられるケースなどもあり、狭山茶の生産農家でさえ、茶業だけでの生活は難しい農家もいます。
さらに後継者不足もあり、先祖代々続く茶畑を大切にしたくても大切にできないことに胸を痛める人も少なくありません。
江戸時代から続く長い歴史を持ち、狭山の地で茶農家を営む「ささら屋」としては、今回のような新しい取組みに挑戦し、うまくいった取組みを地域に展開、そして将来的にはより広範囲に展開していき、狭山茶生産農家はもちろん、日本の茶農家が希望を持ち、日本茶業界全体がよりよくなることを心から望んでいます。
「正しい価値を持つものが正しく評価され、正しいお金を頂いてきちんと生活ができる未来のために。」
まだまだスタートしたばかりで、小さな取り組みですが、一歩一歩形にしていきたいと思います。
今回の取組みはそんな3つの想いにのっとり、伝統ある狭山茶の魅力を新たな角度から多くの皆さんに楽しんで頂くとともに、茶葉から楽しむ日本茶に触れるきっかけを作っていきたいと考えてのものとなります。
お茶を知り尽くした生産農家である私たちが作るからこそ手掛けられる、ほかにはない入浴剤となったと自負しておりますので、この機会にぜひお試しいただけると嬉しいです。
市場や価値観は、時とともに変わっていくものです。私たちはその変化を嘆くのではなく、その変化に合わせて変わっていく必要があります。
江戸時代から続くお茶農家として長い歴史を持ち、日本三大銘茶の一つ狭山茶を育てる私たちささら屋の挑戦する姿が、広く日本の生産茶農家の皆さんの1つの刺激になれば、これ以上嬉しいことはありません。
…などと、偉そうに大層なことを言っていますが、実際は我々も小規模なお茶農家からようやく動きだしたばかりで、足りないことや課題だらけで、まだ何も成し遂げられていません。でも、どんなことでもまずは一歩踏み出してみるしかない。
まだまだ駆け出しのささら屋ですが、もし私たちの想いや考えに少しでも共感いただけたのであれば、ご支援いただけますと幸いです。
皆さんにご支援いただいたお気持ちは、今後より多くの人に『お茶農家さんの入浴剤』を届けるための製造費・販促費、そして、この想いを少しでも実現につなげるための活動費として使わせていただきます。どうか、宜しくお願い致します。
<3,000円リターン>
<5000円リターン>
<10,000円リターン>
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
<15,000円リターン>
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
<20,000円リターン>
<30,000円リターン>
※2019年度の新茶を使った商品をお届けします。
最新の活動報告
もっと見る皆さまのお陰で、目標を達成することが出来ました!
2019/05/28 06:56こちらでの御礼の報告が遅くなってしまったのですが、この「お茶農家さんが作った入浴剤」のクラウドファンディング、一昨日、無事に目標を達成することができました!!ご支援くださった皆さま、情報拡散にお力を貸してくださった皆さま、温かく見守ってくれた皆さまをはじめ、今回の件に少しでも関わってくれた全ての皆さまに、本当に本当に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。今回のクラウドファンディングを推進した担当としての個人的な話になってしまいますが、クラウドファンディングを始めた当初、この挑戦はもっと「苦しい」が勝るものと思っていました。しかしながら実際はその逆で、沢山の人たちのやさしさに触れ、自分が周りの人たちにどれだけ恵まれているのかを再認識することができ、人のやさしさ、あたたかさに何度か泣きそうにもなるような経験でした。今後、頂いたご支援を絶対に無駄にせず、関わってくれるすべての人へ何かのかたちで必ず還元していけるよう、いっそう頑張りたいと思います。口先だけにならないように、自分のところだけでは決してなく関わってくれる一人でも多くの人のプラスになれるように努めて参りますので、今後ともどうか、宜しくお願いします。■追伸5月最終日までクラウドファンディングそのものは継続されます。『お茶農家さんが作った入浴剤』が販売されている事実はひとりでも多くの方に知っていただきたく思っておりますので、もし宜しければもう一声、SNS等での情報の拡散にお力を借りられましたら嬉しい限りです。 もっと見る
紅茶用茶葉の収穫作業
2019/05/26 07:56クラウドファンディングも佳境ですが、昨日は紅茶の原料とする『おくれ芽』の収穫作業を行いました。『おくれ芽』は、一番茶の摘採時にはまだ十分に伸びきっておらず、収穫から漏れてしまっていた新芽のこと。この少し遅い時期になって、十分な長さまで伸びてくる言わば寝坊助な新芽です。寝坊助とはいっても立派な春先の新芽。十二分に上質なお茶になってくれるのに、収穫しない場合は二番茶の前に整枝作業(樹の形を整えて芽の密度をたかめつつ、収穫作業もやりやすくなるようにする作業)で刈り落とされて肥料になってしまいます。今回の紅茶作りは、このクラウドファンディングと同様「今まで廃棄されていた『おくれ芽』を使って新しい商品を考える」というささら屋の挑戦の1つなのです。そして、これを読んでくださっている方の中には「えっ、紅茶って葉っぱが違うんじゃないの!?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。お茶葉摘み取った瞬間から自らの持つ酵素で発酵し始めるのですが、緑茶、紅茶、ウーロン茶は実はその発酵の程度が異なるだけで、茶葉は同じものでも作ることができるのです(もちろん、それぞれの種類ごとに適した種類、というのはあります)。近年では日本茶・緑茶に適した茶葉を使った『和紅茶』がひそかなブームを迎えているということで、一つささら屋でも挑戦してみたというわけです。初めての紅茶作り、果たしてどのような味になるのか。私たちもワクワクと不安の入り混じった気持ちですが、何事にもチャレンジしていきたいと思います。このクラウドファンディングにご支援くださった皆さまには返礼品とともに御礼を兼ねて少しサンプルをお送りさせて頂きたいなぁとも考えておりますので、ぜひ一度お試しください◎ もっと見る
いよいよ残りは一週間!
2019/05/24 19:08「お茶農家さんが作った入浴剤」のクラウドファンディングも、いよいよ残り一週間となりました!ここまでにご支援くださった皆さまのおかげで、現時点での達成率は87%!本当に、ここまで来られたのはご支援くださった皆さまのやさしさのお陰以外のなにものでもありません。ご支援くださった皆さま、情報の拡散に力を貸してくださった皆さま、温かく見守ってくれている皆さまに、心の底から感謝しております!そしてしつこいようですが、クラウドファンディングで個々の方の情報が開示されるのは全てが終わったあととなるため、おひとりおひとりに御礼をお伝えするのが遅くて本当に申し訳ありません。。結果がどうなったとしても、必ずお一人お一人に御礼のご連絡を差し上げますので!そして、いよいよ残りは一週間。一人でも多くの方にこの緑茶風呂入浴剤に込めた想いやストーリー、その特徴を伝えられるよう、最後までこの挑戦の話をしっかりと発信していきたいと思います。この挑戦をゴールではなくスタートラインにするため。口先だけではなく、きちんと地域やお茶の世界に還元していくため。結果にもこだわってやりきりたいと思いますので、情報のさらなる拡散へのお力添えなど、最後までお付き合いのほど、どうか宜しくお願いします! もっと見る
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