【プロジェクトの進捗のご報告】
12月も残すところあと数日となりました。
現在、皆さまから1,553,000円もの温かいご寄付をいただいております(進捗率62%)。また、この他にも現金等でご寄付をお預かりしており、総額では2,328,996円ものご支援をいただいています。この度、ご支援をいただいた皆様には改めて深くお礼申し上げます。
プロジェクト終了まであと2週間。目標金額の250万円まであと17万円のご寄付が必要です。引き続き、一人でも多くの子どもたちが希望の春を迎えられるよう、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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【大学生ボランティアからの活動のご報告】
(チャンス・フォー・チルドレンの活動の重要な役割を担っているのが、定期的に子どもたちの学習や進路相談にのっている大学生ボランティア「ブラザー・シスター」です。本日は、とある大学生ボランティアから子どもたちの様子をご報告します。)
◆クーポンで夢を取り戻した女の子
今日は、私が担当している高校2年生の女の子についてお話しします。部活や生徒会活動も勉強と同じくらい頑張っている子です。
クーポンは塾で、苦手な数学を克服するために使っています。そして「クーポンのおかげで、諦めかけていた夢を追うことができて嬉しい」と言っています。その夢とは、一級建築士になることです。
彼女は高校の国際コミュニケーションコースに通っているので、当初、私はてっきり将来英語に関わる仕事に就きたいのだと思っていました。しかし、実は、彼女は子どものころから工作好きで、牛乳パックで家の模型を作ったりしていたそうです。一級建築士になって、大好きなおばあちゃんのために、家を作ることが彼女の目標です。
しかし、建築士になるためには理系でなければなりません。文系の彼女は数学が苦手ですが、以前は塾に行く余裕もなく、一度は建築士という夢を諦めかけたと言っていました。
そんな時、お父さんに勧められてチャンス・フォー・チルドレンに応募。応募書類には米粒ほどの小さな文字をぎっしり並べ自分の思いを綴ったそうです。クーポンを手にして、彼女は再び一級建築士の夢を追い始めています。
◆塾に行き始めて・・・子どもに起きた変化
「塾に行き始めて変わったんです、私」。
それが前回の電話面談で出た言葉でした。彼女の通う塾には、生徒が自由に使える学習室があります。先生に教わるだけではなく、自学自習に励む仲間の姿を目にして、「自分も負けていられない」と思ったそうです。
ひとりで勉強していた頃は注意散漫になることもよくあったそうですが、周囲に刺激を受けて、今は集中して勉強できるようになったと教えてくれました。
苦手な数学の克服だけでなく、得意な英語力を磨くことにも余念がありません。いつかはアメリカ留学してみたいとも言っています。建築と英語。2つの武器を身に付けて世界に羽ばたく彼女を見る日が来るかもしれない。私はそう信じています。