【プロジェクトの進捗のご報告】 プロジェクト開始から1週間が経過しました。現在、皆さまから382,000円もの温かいご寄付をいただいております(進捗率15%)。また、この他にも現金等でご寄付をお預かりしており、総額では580,140円ものご支援をいただいています。この度、ご支援をいただいた皆様には改めて深くお礼申し上げます。 引き続き、一人でも多くの子どもたちが希望の春を迎えられるよう、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆ 「子ども支援は未来への『投資』」 私は子どもと会うたびに、CFCクーポンは「恵まれない子どもに施しを与える行為」ではなく、「投資」であるという思いを強くします。 先日、関西でCFCクーポンを利用している高校生、保護者と面談をする機会がありました。一人の高校生は、「クーポンを利用できたおかげで、みんなが僕のことを見てくれるようになった」と話してくれました。 クーポンを通信学習の教材に利用している彼は、わからない問題を学校の先生に積極的に聞きにいくようになったそうです。すると、先生が彼を上級生の補習の授業に混ぜてくれたり、他のクラスの先生も勉強を教えてくれるようになったそうです。 一生懸命に頑張る彼が、とても頼もしく見えました。彼の家庭は生活保護受給世帯ですが、この調子で頑張れば、近い将来、経済的に自立することができると信じています。 仮に20代から生活保護を受け続けた場合、国と自治体の損失額を合わせると、1人当たり最大で1億5000万円に上ります。1人の子どもが将来生活保護から脱することで、これだけの社会保障費が削減されることになります。また日本財団からは「子どもの貧困で経済損失2.9兆円」という推計も発表されています。長期的な視点で考えると、子どもや若者の教育に対して資金を投入することは、まさに「投資」だといえます。 社会全体がもっともっと子どもや若者に対して「投資(=寄付)」をするようになれば、日本の子どもや若者に関する多くの課題が解決すると思います。私にとって、日本の教育に対する社会投資を増やすことは、活動の裏テーマでもあります。 だからこそ、私たちは日本中のどの団体よりも寄付者や支援者に対して誠実な団体でありたいと思っています。「寄付が何に使われるかわからない」「活動がどんな成果を生んだかがわからない」という不安感が寄付を妨げる要因になっていると感じます。 寄付金の使途をクリアにすること、活動の成果と課題を報告すること、そして活動の成果を高めるための工夫や努力をし続けることを、これからも大切にしていきたいと思います。 文責:今井悠介(CFC代表)