●はじめのご挨拶
初めまして!KADOMA勉強会の髙井海星と申します!
2019年度より大阪府立大学を休学し、教育業界で新たな価値を創り出すことを目標として
KADOMA勉強会の代表を務めることになりました。
KADOMA中学生勉強会では
大阪府下でも進学率の低さや相対的貧困率の高さに問題を抱える門真市で
問題解決に向けて中学生を対象に無料で学習支援・居場所提供の活動を行っております!
● 門真市の中学生を 多様な機会に恵まれる人間へと成長させたい!!
これは一例ですが、門真市には大学がありません。
それ故に大学に進学をするという選択肢を持つ人が多くないというのが事実です。
何も大学に進むことが偉いと言っているわけではありません。
社会で生き抜くための前提条件ですが、勉強が全てだとも考えてはいません。
ただ進学や就職の正しい選択を怠って若年出産し、
安定した収入もないまま生活費がかかり
十分な教育環境を与えられない子どもたちは親を見て育つ。
その子たちも親と同じように大人になり似た行動を起こす。当然だと思います。
十分な教育環境がないから選択肢も少ないです。これは貧困の連鎖にも繋がります。
そこでぼくたちが十分な教育環境を与えてあげることできっと選択肢が拡がり
元々持つ子どものポテンシャルが開花される可能性が大きく拡がると考えています!
子どもの持つポテンシャルは皆限りなく持ち合わせていると思います。
しかし環境によってそれは左右されることが多いです。
裕福・貧困にかかわらず、生まれ・環境のせいで選択肢が少なく、夢や目標が見いだせないのは不平等ですよね⁉
先程も述べたように大学進学が全てではありません。
ただ選択肢なくそれをしないというのは良い判断だとは言えません。
門真市の中学生たちには多くの選択肢を持ったうえでの
進路の判断ができるように成長させたいと思っています!!
また周りの環境に左右されず広い視野で多様な価値観を持ち
ワクワクしながら物事に対して夢中になれるような子どもたちが増えることを望んでいます。
● 学校・習い事では成し得ない非日常で刺激的な勉強会に!!
KADOMA中学生勉強会は
“有名な○○高校の合格者がでた!!”や“偏差値が○○上昇した!”などが
最もピックアップされるような勉強会ではありません。
もちろんそのような実績は非常に喜ばしいことなので
全力で褒めちぎりますしアピールポイントとすることもあります。
しかし必要なのは、家・学校という環境を日常的とすることが大半の子どもたちにとって
“KADO勉が非日常空間でないといけない!”と考えます。
普段勉強しない環境にいる子どもたちが勉強のできる環境にいることも非日常ですし、
普段関わることのない大学生とお話しすることも非日常です。
その非日常空間でこれまでに経験しなかったような多くの刺激を受けて
多様な価値観を学び、好きなことを見つけてほしいと願っています。
また多感な時期なので慣れない環境で緊張することもあるとは思いますが、
子どもたちが安心できるような居場所作りを目指しています。
● 門真市は大阪府下でも進学率が低い。学習機会の増加により進学率の上昇を!!
先ほど勉強・進学がすべてではないと述べましたが、
社会で生き抜くための前提条件だと説明しました。
勉強は必要です!もちろん進学・就職も必要です!
大阪府の平成30年度統計によると中学卒業後全日制高校の進学率は
大阪府全体で93.7%、その他門真市隣接地域では大半が9割を超えていますが
毎年門真市は他地域よりも低水準で推移しています。
大阪府HP H.30統計データ
(http://www.pref.osaka.lg.jp/toukei/gakkou_k/gakkou-ex30.html)より抜粋
この状況を改善しないといけないのは事実です。
全日制高校卒生徒が定時制高校卒生徒に比べて大学進学率、就職率が高いということを
考えても全日制高校進学率上昇というのは門真市の現状で
最も重要なことの一つでもあります。
● 対象の中学生には全て無料!!現役大学生によるボランティア事業!!
対象生徒は現状門真市の第三中学校・はすはな中学校の2校の生徒で
全学年20-30人の受け入れを行っております。
対象の中学生への学習指導、お菓子・ジュースなどの飲食提供などは全て無料で行っています。
またお手伝いいただくサポーターに対しても交通費のみのお渡しで無償活動を行っていただいています。
無料の学習指導なので学力向上に寄与できるのかという意見もありますが、
あくまで塾ではなく勉強のやり方・きっかけ作りとしての機能、
経済的な事情で塾に行けず学習環境が整わない生徒への居場所提供としての役割を
果たしていると考えています。
また昨年度の保護者アンケートでの意見より大半の方々から
“現役大学生”から学べるということに価値を感じている
というような声を多数頂きました。
● 支援していただいた資金の使い道
交通費:お手伝いいただくサポーターの方々には謝礼などはなく
無償で活動していただいていますが神戸や京都など遠方からお越しいただいている場合もあるので、
サポーター全員に交通費をお渡ししています。
通信代:団体用の電話と個人用の電話は分けているので毎月の電話代として
おおよその料金を試算しています。
印刷代:生徒・保護者・その他地域住民の方々やサポーターへ配布すべき連絡事項や
現場で必要となる用紙代として印刷代の予算計上をしています。
備品購入代:ファイル・筆記用具や必要に応じて
教科書・本などを購入する資金として予算計上しています。
飲食代:当日生徒に対する軽食として菓子類やジュースなどを無料提供しています。
家庭の事情でしっかりとした食事ができずにお腹を空かせて来る生徒もいます。
そういったことの解決策の一つとして必要になる費用です。
イベント代:お月見やクリスマス会など学習指導以外の
イベントを行うことで勉強会が楽しい居場所であるということの役割を担っています。
手数料:上記円グラフに加え、支援金限度超え100,000円にかかる手数料17,000円
※ご支援いただいた資金は全て適正に活動資金として使用させていただきます。
尚、公認会計士・税理士協力の下で収支予算書・決算書は作成しています。
● 2018年度の活動実績!!
2018年10月10日に大阪府立大学と大阪経済法科大学に通う学生2人が
KADOMA中学生勉強会をスタートさせました!
まずは1日の活動内容をご覧ください。
~18:00
生徒たちが、会場にやってきます。
中には部活のユニホームや制服のまま来る生徒も。
18:00~19:30
「勉強会」がスタート!(2018年度は文化会館で開催)
大学生1名に中学生2、3名を対応
勉強だけでなく、大学の話やバイトの話、中学校、部活の話、TVドラマの話など様々な会話が飛び交っています。中学生の出席率は95%を超え、大学生も毎回平均で11名が参加しています。
※2018年度は中学生30名程度が参加しています
18:40~18:55は休憩時間
ジュースやお菓子を食べながら、大学生と談笑。
休憩時間には、お菓子を求めて生徒たちの行列ができています(写真左)
※勉強会以外にも12月に「クリスマス会」や2月には「節分・恵方巻会」などイベントも開催。(2018年度)
地域の方々や多方面にご理解・認識いただくために
メディアにも多数掲載していただきました!
①2018年10月22日放送
J:COM北河内~デイリーニュース北河内~
②2018年12月1日掲載
月刊AGORA12月号 2面
③2018年12月14日放送
FM-HANAKO「もりかど探偵団」
④2018年12月26日 産経新聞掲載夕刊9面
⑤2019年1月29日放送
ラジオ大阪「青木和雄の昼までええやん!」
⑥2019年4月9日 産経新聞掲載(上:元代表 八上、下:現代表 髙井)
⑦2019年5月6日生放送出演予定
ラジオ大阪「鉄瓶のホンネの時間。」 19:00-
初回開始前の応募時点で当初予定の1.5倍もの応募があり
大学生サポーターの数も確保できるようになったことから
最終的には30名程度の中学生を受け入れることができ、中学生の出席率は毎回9割を超えていました。
大学生もこれまで延べ234名(登録35名)が参加する勉強会となりました。
活動前には各方面から批判や否定的な意見も多々ありましたが、
紆余曲折を経て何とか多くの方のご理解・ご支援をいただき全21回完遂できました。
●2019年度の活動予定!!
今年度は全36回の開催予定です。
今年度も学習指導がメインとなりますがその他に”お月見"、”クリスマスイベント”
又地域の方や企業の方などと交流いただけるような機会を設けるなどして
より社会の事象や多くの大人に触れ合うきっかけを作ることを予定しています!
現場以外の運営部分に関しても今年度は組織づくりを意識した活動をしていく予定です。
今後さらに活動していく上で、保護者・生徒からの期待もあり、
継続できることが大前提と考えています。
継続性を重視し、後継者・人材育成、NPOや社団法人への法人化も計画しています。
●今後の大きな目標
物的資源ではなく人材の、
持続可能な形で好循環を生み出せる循環型社会を門真市につくり、
他地域へ波及できるインパクトを与えられるようなモデル地域としての
成長を遂げさせることを目標としています。
門真市は平成初期を境に人口減少の一途をたどっています。
魅力ある都市にするためにも教育環境の変化により
子どもたちが住みよい街をつくっていくための一助になればと考えております。
また、現在生徒として通う子どもたちが大学生の立場となったときに
KADO勉を運営してくれるというような好循環が生まれることにも期待しています。
● 最後のお願い
今年度は6月5日から開催することが決定しています。
昨年度に参加いただいた中学生、保護者からは感謝のお言葉をたくさん頂戴し
今年度も継続を期待する意見など多数いただいております。
今年度も何とか子どもたちのために成し遂げたい!!
ただその一心で活動に取り組んでいきます!!
皆様からのご支援・ご協力をお願い致します。
●KADOMA中学生勉強会について
昨年度のKADOMA中学生勉強会の活動内容や詳細などは以下に記載しています↓
HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/kadoma1010
Twitter:https://twitter.com/KADOMA1010
FB:https://m.facebook.com/osakakadoma1010/
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る”KADOMA勉強会”がラジオ大阪に出演しました!
2019/05/17 13:066月5日からスタートなので現場での動きというのが伝えられないのですがスタートのまでの動きとして水面下での活動やメディアでの出演情報などをお伝えしていきます!!活動報告第一弾としてクラウドファンディング開始前の5月6日にラジオ大阪の”hanashikaの時間”番組内”鉄瓶のホンネの時間。”に代表の髙井と前代表の八上が生出演いたしました!!笑福亭鉄瓶さん、松本美香さんとの和やかな雰囲気の中でKADOMA中学生勉強会立ち上げの想いや今後の活動に関してお話しました。こういった形でメディアに多数取りあげられているのは昨年度積み上げてきた実績の証だと感じます。しかしそれだけの期待感と信頼がある分大きな責任を負うことにもなります。今年度も周りからの期待を背負い明るい門真の子どもたちのために尽力して参ります!! もっと見る
コメント
もっと見る