こんにちは!性教育トイレットペーパーを作る一般社団法人ソウレッジの鶴田七瀬です。
性教育トイレットペーパーの話をしたときにこのような質問をされました。「性教育トイレットペーパーで知識が行き渡ったとしても行動は変わらないんじゃない?」
たしかに、私も性教育トイレットペーパー「だけ」で社会が変えられるとは考えていません。でも、性教育トイレットペーパーは「社会を変える要因の1つ」になる、とは思っています。
↑性的同意のトイレットペーパーのこだわり紹介イラストby 副代表 山田玲
不足している要因は2つ
性に関する問題を抱えている人たちは2つの要因が不足していると私は考えています。
1、性知識がないこと
2、自分を大切だと思う気持ちがないこと
性知識不足と自己肯定感不足
例えば、
①性的同意という概念を知らず、意図せず性暴力の加害者になってしまった
②コンドームの正しい使い方を知らず、望まぬ妊娠をしてしまった
③性暴力にあった後に相談できるところを知らなかったり、性暴力について話をすることにタブー感があったりして適切な対処ができなかった
など、性知識を広めるとこのような問題を回避しやすくなります。
しかし、知識を持っていても行動が変わらない人がいることも事実です。コンドームをつけるべき状況だとわかっていても付けなかったり、性加害をしたくないのに加害してしまったり・・・つまり自分をコントロールできない状態にいる人です。
その原因の1つに、「自分や相手のことを大切に思うことができないくらい自己肯定感を育めない環境にいる」ということがあると考えています。
そこで私は、「性教育の知識を広げる」ソウレッジと「心の安全を感じられる居場所をつくる」全国の団体が協力することで、解決することができると考えました。
実際、「子供たちの安全を守りたい、性教育をしないといけないのはわかっているが自分が性教育を受けなかったのでどうやって性教育したらいいかわからない」という団体や教育機関はたくさんあり、私たちは子供たちと同時に子供たちのサポートをする側の人たちに性知識を届けることも必要だと考えています。
効果測定で性教育トイレットペーパーの設置&性教育の授業などをさせてもらう予定の団体
NPO法人ここ
PaKT
NPO法人CLACK
任意団体ATIC
認定NPO法人 D×P
社会問題解決は役割分担
「社会問題解決は役割分担」という話が私はすきです。1人ではできないことが、役割の違う仲間がいればできるかもしれない。
性の問題は私たちだけでは解決できないかもしれないけど、居場所作りをしている人たちと一緒になら問題解決できるかもしれない。だから私たちは性知識を届ける役割に徹します!!そういう感じです!!!
一般社団法人ソウレッジ代表 つるたななせ