現在、弊社ウェブストア (http://store.fruitliqueurfreaks.com/)で受け付けている、
アブサン開発サンプルについて、7日に出荷許可の申請を行いました。
酒造メーカーからお酒を持ち出すには許可が必要です。酒造メーカーに原料として売るか、商品として一般に売るかの2つしか認められず紙を出す必要があります。
申請書類は5枚セットで、申請者の住所などが書いてある表紙、ラベルの見本、アルコール度数その他の記載事項、記載事項のチェックシート。
本当は金曜日に届け出て月曜からの出荷の予定だったんですが、出せなかったので月曜の提出、火曜日からの出荷となりました。平日の9時5時なんですよね、お役所って。
(e-taxでも申請できるんですが、じつはe-taxは平日の9:00から24:00しか動かないのです。しかも12月は26日くらいから休みになります。コンピュータの分際で土日と正月休むんです。)
ラベルに何を書くか、書くときの文字の大きさなどが法律で決まっています(チェックシートはそれを一覧にしたものです)。
重要なのはアルコール度数ですね。
酒税はアルコール度数で決まるので少ないと脱税になります。
あと日本酒やワインなどは発酵の度合いでロットごとに1%くらい違うものですが、違った場合ラベルを修正して許可を取り直します。ラベルの印刷もやり直しで古いラベルは全部ムダになりますが、古いラベルを無理して使うと当局にバレた時に回収になるそうです。
アルコール度数の測定は1つ30分くらいかかります。ほとんど蒸留の時間です。
今回のように「ヨモギに柚子を混ぜる」場合はヨモギと柚子を計った後、混ぜたものも図ります。合計7回で3時間半、準備片付け入れて4時間くらいかかります。ガスを使うので測定の間は火のそばから離れられず他の作業がろくに出来ないのでわりと手間です。
ラベルはこんな感じです。これをカッターで切ってビンに貼ります。
久しぶりに動かしたプリンタが言う事を聞いてくれず、メンテナンスにずいぶん時間を取られました。先月もっと時間があればこういったトラブルが起きないようにできたんですが。面倒には利息がつくというやつですね。