2017/01/24 13:19

鎌仲ひとみさん (映像作家)

2015年、移住してまだ間もない頃、広島に「小さき声のカノン」という映画を観にいきました。その映画をつくったのが鎌仲ひとみ監督でした。直接お話をさせていただくと自主上映ができるということがわかり、ぜひ多くの人に観てほしいと思いました。それから実行委員を募り、募金を集め、クラウドファンディングをし、その年の10月に小さき声のカノンの自主上映と監督のトークイベントを行わせていただき、多くの方に来場いただきました。

そんな縁で繋がったかまさん(と呼んでいます)からこの度メッセージをいただきました。

 

以下、鎌仲監督からのメッセージです。

 

田舎には何もない、だからあこがれの都会へ、東京へ、と若者は出て行き帰ってこない。かくして日本の農村は今や消滅の危機に瀕しています。

これは「何もない」ではなく、農村にこそ新しい価値を作りたいと島根の田舎に移住した若者たちが地域の人々と恊働で始めたプロジェクトです。

有機農法で生産された安全で美味しい野菜やお米。

それに加えて、今回彼らが作ろうとしているのは多様な人々が集まり「文化」を受け取り発信する「場」です。

そこは単なる本屋でもなく、喫茶店でもなく、集う人によって変化する柔らかい容れ物です。

島根はご自分に縁がないと思っている方もぜひ、このプロジェクトを応援することでこの魅力的な地域の人々を繋がるご縁を作っていただきたいと思います。

「恩おくり」という言葉があるように、あなたの貢献がどんな風に変化をもたらすのか楽しみながらぜひ未来づくりにご参加下さい。