先日報告させていただいたすいかの畑は、東京都あきる野市に住んでいる橋本さんという女性が一人で管理しています。
橋本さんは、3年くらい前の夏のイベントで、Uraraの石けんに興味を持ってくれて、畑談義で盛り上がったのがきっかけて、お付き合いが始まりました。
「すいかで石けんって作れますか?沢山出来るんですけど、すぐに痛んでしまうし、食べるの追い付かなくて。捨てちゃうの可哀想なんです。」と。
橋本さんは、もともと出版関係のお仕事をされていた方。東日本大震災の時に、自分の生き方に疑問を抱き自分のライフスタイルを見直し、やりたかったことにチャレンジしたいと、仕事をやめ、畑やジビエをしながら自身の理想のライフスタイルを少しづつ実現していっています。彼女には、親分と呼んでいる畑とジビエの先生がいます。畑を美しく保つのは、親分の教えだとか。彼女の、畑やジビエに誠実なところや、自分の生き方と真剣に向き合う姿に、親分も自分の知識や技術を惜しみなく教えてくれるそうです。そんな彼女の夢は、畑やジビエでお世話になった方たちが気軽に立ち寄れるカフェを作ること。お世話になった人たちに囲まれて楽しく過ごす、そんなカフェを作りたい、と。お話すると、いつも元気をもらいます。
橋本さんからは、毎年、野菜や、すいか糖、トマトのジャムやケチャップなどたくさんの物が送られ来ます。どれも、おいしくて美しく、あの、畑のよう。そして、誠実で凛としていて美しい橋本さんの人柄そのまま。写真は、彼女の手作りのケチャップ。本当に美味しくて、市販のものが食べられなくなります。