世界の指導者が生徒を連れて訪れたい日本の柔道キャンプスポットのご紹介、今回は愛媛県四国中央市です。
四国中央市は、四国の中央にあって、四国の県庁所在地(松山市、高松市、徳島市、高知市)すべてにアクセスしやすい交通の要衝にあることから、将来道州制が導入されたとき、州都になるという構想を込めて名付けられたそうです。
紙おむつなどをつくるユニ・チャームや大王製紙の本社があり、製紙業が盛んな地域であり、紙製品の出荷額は日本一。
そんな四国中央市に海外の柔道少年少女が来た時にホストになってくださるのがユニバーサル柔道アカデミー(ゆにじゅ~)。
コーディネーターをしてくださるのは、ゆにじゅ~の長野先生です。
長野先生はjudo3.0のフォーラムやワークショップに何度も登壇いただいているのですが、長野先生が設立されたゆにじゅ~の特長は、発達障害があっても、なくても、みんなが楽しく柔道できる環境をつくろう、という目的で新しく立ち上げたクラブであること。
柔道をユニバーサルなものにしていこう、そうすることによって、年齢、性別、障害の有無にかかわらず、様々な人々が集い、助け合う環境をつくっていこうという取り組みを続けています。
柔道の体さばき楽しく(動画)
バランスを崩しあいを楽しむ稽古(動画)
投げるのが楽しい!を感じてもらう稽古(動画)
いま発達障害は大きな課題になっています。
そして運動が人の発達に有益だということが、脳の研究などが進むことにより、改めて明らかになりつつあります。
したがって、発達に凸凹があっても運動・柔道ができるという環境づくりは喫緊の課題なのですが、この課題に直接向かい合って取り組んでいるスポーツクラブは、見聞きする限り、ごく少数です。
ゆにじゅ~は、日本で最もイノベーティブにこの課題に取り組んでいるスポーツクラブの一つだと思います。
発達が気になる子が輝く柔道の指導法ワークショップ
なお、四国中央市に来て、ゆにじゅ~のプログラムに参加したらいろいろ学べるのですが、実際は難しいうえ、プログラムに参加するだけでは体系的に学べません。そこで、judo3.0では、昨年から、ゆにじゅ~の長野先生や発達障害と柔道指導に詳しい専門家によるワークショップ「発達が気になる子が輝く柔道・スポーツの指導法」を開催しています。
新潟での開催の様子(動画)
今年度は、
2019年11月16日(土)広島県広島市
2019年11月17日(日)兵庫県丹波篠山市・TOUYA(ただいま参加者募集中)
2019年11月24日(日)東京都・東京学芸大学(ただいま参加者募集中)
などで開催する予定です(上記のほか北海道、宮城でも調整中です)
私たちNPO法人jud03.0は、それぞれの地域にある柔道クラブが「グローバル」な教育機関に進化することを目指し、この「2020年日本各地の柔道クラブに世界の少年少女を招きたい!」というクラウドファンディングに挑戦させていただいております。
同時に、私たちは、それぞれの地域にある柔道クラブがインクルーシブなコミュニティになってほしい、高齢者でも、障害があっても、引きこもったり失業していても、誰しもが柔道アクセスできるようになってほしいと思い、上記のワークショップなどを開催しています。
グローバルでインクルーシブな柔道コミュニティづくり、ぜひご協力、ご参画いただけたら本当にありがたいです。
最後に
四国中央市にきたら、市内及び周辺地域の柔道クラブにもご協力いただいて稽古できることはもちろん、交通の要衝なので、松山市ほか、四国のどの地域にも出稽古にいくことができます。
さらに、四国中央市にきたら、インクルーシブな柔道クラブという点からすると、もっともイノベーティブな柔道クラブの一つである「ゆにじゅ~」の取り組みも見ることができます。
そんなユニークな魅力満点の四国中央市に世界の少年少女が集ってほしい。
2020年日本各地の柔道クラブに世界の少年少女を招きたい!クラウドファンディングへの応援、何卒よろしくお願いいたします!